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スペシャル あの一言
2024年03月29日(金)
最新TV速報
【あの一言】
[2024年03月] [2024年02月] [2024年01月] [2023年12月] 
時事通信社解説委員・軽部謙介
激突総選挙の争点・自民党vs希望の党の構図
今回の解散で解散権を制限をするべきだったという声が起きてくるのは当然だろう。もうひとつの視点は日本の場合、2000年代に入って首相の権限が強くなったが、日本の三権分立のチェックアンドバランスが機能しにくいということが言われている日本の統治のあり方の中で、首相の力だけが大きくなっていっている。そこにこうした解散権があっていいのか。
2017/09/30 BS-TBS[週刊報道 Bizストリート]

拓殖大学海外事情研究所教授・富坂聰
北朝鮮緊迫!米国・中国の戦略と思惑
中国は朝鮮半島が本当に混乱するような状況を作り出すつもりは全くない。中国は現状維持が一番いい。中国にとっては朝鮮半島が2つに分かれているのが一番都合がいい。ただ、中国は北朝鮮の核保有には反対。いつ自分たちに核ミサイルを向けてくるかもわからないという点や、北朝鮮が核を持つことで日本も韓国も核シェアリングで核を持ってしまうことにつながり、そのことで東アジアにおける中国の優位性が失われることにつながるからだ。
2017/09/30 BS朝日[激論!クロスファイア]

笹川平和財団特任研究員・渡部恒雄
北朝鮮緊迫!米国・中国の戦略と思惑
北朝鮮が核を持つことで核ドミノが心配。東南アジアや中東を含めると北朝鮮が核を持っていいのなら俺も持つという国がいっぱいある。核不拡散体制の崩壊は危ない人に核が渡るリスクが増えることにほかならない。
2017/09/30 BS朝日[激論!クロスファイア]

拓殖大学海外事情研究所教授・富坂聰
北朝鮮緊迫!米国・中国の戦略と思惑
中国の北朝鮮に対する影響力はそんなにない。92年から中国は韓国と国交を樹立し西側に寄っていき北朝鮮を捨てた。この時から北朝鮮は一気に核開発を推し進めていった。北朝鮮から見れば裏切り者第一号が中国。北朝鮮は中国をずっと「米国帝国主義の敗北者」と罵っている。
2017/09/30 BS朝日[激論!クロスファイア]

日経ビジネス編集委員・山川龍雄
<一刀論断>安倍VS小池・マーケットの反応は
日本国債の信用度数を測るCDSが早くも上昇し始めている。上昇していけばいくほど日本国債の信用度が低下していくことを表している。与党が勝った場合、使途変更はするが、消費増税は予定通りやる。借金返済に回る分が少なくなるのでその分、財政健全化が遠のくのではないかと言われていて、そのことからCDSがこうした動きを見せている可能性がある
2017/09/30 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

国際ジャーナリスト・歳川隆雄
<一刀論断>小池代表は出馬するのか
小池氏は出馬するだろう。小池氏という政治家はひとことで表現すると政治的に博打を打てる人。その目標は勝負に勝つことで、そのためにはなんでもあり。彼女の究極の野心、目標は女性初の日本国総理大臣になること。今回の総選挙が自分の究極の野心を実現するためのラストチャンスであると判断している。知事職を辞職して出馬することは都民を裏切ったとか、都政を放り出すのか、東京五輪に対する責任はどうなるのかといった大ブーイングが起きる。
2017/09/30 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

日本経済新聞論説委員・坂本英二
<一刀論断>小池代表は出馬するのか
小池氏が言っていた「今の国会が変わらない限りは」という部分には含蓄が込められている。「総理候補は誰なのだ」、「都政と国政でどっちが重要なのか」とかの世間の評価も見ながら、さらに実際の選挙でどのくらい希望の党がいくかも見ながら「出ない」と言い続けるだろう。最後の最後の局面で「これでいける」と思った時点で勝負に出る。
2017/09/30 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

ニッセイ基礎研究所・矢嶋康次
<一刀論断>小池代表は出馬するのか
女性層に対する訴求という意味で小池さんの存在を前面に出す以外勝てないだろう。小池さんは出馬するという選択しかないと思われる。
2017/09/30 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

希望の党・若狭勝前衆議院議員
希望・民進・事実上の合流・「背信行為」与野党から批判
民進党の政党交付金を希望の党が譲り受けることは絶対に無い。希望の党というのはそうした政治資金とか、政治と金の問題というのを極めてシビアにとらえている。それは私の特捜部の検事としての経験・考え方が根っこにある。その意味ではお金欲しさなどという思いはまったくない。そういうことになると希望の党として軸足をもってやってきていることが損なわれてしまう。あくまで個人負担という立て付けで考えている。
2017/09/30 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

国際政治学者・東京大学政策ビジョン研究センター講師・三浦瑠麗
激論!米朝緊迫!日本の役割とは?!
トランプ政権はオバマ政権を否定するあまり、イランとの素晴らしい核合意を捨て去ろうとしている。その裏で、オバマ政権が犯した最も大きな過ちの一つである“北朝鮮無視”を継続しようとしている。オバマ政権と同じく北朝鮮に対する国民への見え方を気にしている。制裁を頑張ってやりました「タカ派ですよ」とやりつつ、ほとんど何もせず北朝鮮に時間の利益を与えてICBMでも核でもどんどん開発のチャンスを与えるという政権になっている。
2017/09/30 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

ノンフィクション作家・河添恵子
激論!米朝緊迫!日本の役割とは?!
習近平のこの5年間を考えると北朝鮮に近い軍人、高級官僚をことごとく粛清している。習近平自身も2008年に金正恩と会ったのが最後で、それ以後会っていない。2015年に抗日戦争勝利70周年記念があった時にも横に置いたのはプーチン大統領と朴槿恵前大統領の写真だったが、それに金正恩が激怒した。その後の5月に金王朝は「中国は敵である」とまで言った。習近平が昨年、広州でG20をやった時も最終日にミサイルを撃ち、今年5月には一帯一路の国際フォーラムの初日にミサイルをドカンと撃った。BRICSの首脳会談でもミサイルを撃った。
2017/09/30 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

毎日新聞論説委員・福本容子
<ひるおびハテナ?>選挙の度に浮かんで消える?「新党」の栄枯盛衰とは…
ある程度安心して政権交代を任せられるような党がもうひとつないと、批判したいときにどこに入れていいかわからないということになる。そういうことをみなで考えて息の長い組織を準備し、資源を投入して制度的に育てていく必要がある。
2017/09/29 TBSテレビ[ひるおび!]

政治アナリスト・伊藤惇夫
<ひるおびハテナ?>選挙の度に浮かんで消える?「新党」の栄枯盛衰とは…
根を張っている自民党と張っていない新党なので、風が吹くと新党は吹き飛ばされる。自民党は多少枝葉がもげても根っこがあるのでまたすぐに元気になる。必ずしも政権交代は必要ではなく、時の政権に緊張感や警戒心を持って政権を運営させるような野党は存在するべき。今1強他弱でそれがない。それが変わるか変わらないかが今回の選挙のワンステップ。
2017/09/29 TBSテレビ[ひるおび!]

コリアレポート・辺真一編集長
北朝鮮が示唆「太平洋上での水爆実験」本気度は!?
今度、北朝鮮がやろうとしていることは水爆を積んだ2段式ミサイル火星14号をロフテッド軌道でなく通常軌道で飛ばす可能性。米国がこれを容認しないということになれば予防攻撃としてそれを叩く可能性もある。
2017/09/25 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

軍事アナリスト・小川和久
北朝鮮が示唆「太平洋上での水爆実験」本気度は!?
先日の水爆実験から類推すると500キログラム以内、あるいは400キログラム以内に小型化ができているとみなさなくてはいけない。それを太平洋上に持っていく能力が今の北朝鮮にはある。どのぐらいの規模の弾頭を爆発させるかにもよるが、ハワイおよびその周辺に電磁パルスの影響が多少あらわれるような形で、その威力を示すことになる。そのあたりを視野に入れておく必要がある。
2017/09/25 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

軍事アナリスト・小川和久
北朝鮮が警戒「B-1B爆撃機」・朝鮮半島沖合を最接近
米国はこれまでソウルで多くの犠牲者が出るので先制攻撃はしないと言われていたが、マティス国防長官はそれを回避できるやり方があると言っている。それはサイバー攻撃、電磁パルス攻撃で指揮通信系統を完全に無力化する方法。電磁パルス攻撃を正確にやる能力が米国にはある。これで分断したところに精密誘導兵器で叩くことで北朝鮮は多分潰れるだろう。
2017/09/25 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

政治ジャーナリスト・後藤謙次
<最新ニュース24h>国連の場でも罵詈雑言
日本政府は言葉の応酬がしばらく続くという見方をしている。北朝鮮への制裁が実際に効いてくるのは年末から年明けにかけてになるが、その時の北朝鮮の出方がまったく見えない。制裁が効いて核やミサイルを諦めるのか、逆に戦前の日本がABCD包囲網があって真珠湾攻撃に向かったような事態になることを非常に恐れている。
2017/09/24 テレビ朝日[サンデーステーション]

現代イスラム研究センター理事長・宮田律
世界に拡散するテロ・・・どうなる?
イスラム国に共鳴する勢力が世界各地でテロを起こす可能性がある。ヨーロッパではイスラム教徒が社会的に差別を受けており、イスラム教徒は社会に不満を持っている。混乱した地域にイスラム国が浸透し活動することが考えられる。今後は米国のパレスチナ和平政策、イラク政策に注目せざるを得ない。
2017/09/24 BS朝日[いま世界は]

ジャーナリスト・立命館大学客員教授・平井久志
いま東アジアは…緊迫!北朝鮮・米国でも高まる脅威論
北朝鮮は大きな錯覚に陥っている。米国に届く核ミサイルを持てば自分たちの体制が保障されると思っているが、それは大きな間違い。抑止力にはなるが、そんな危ない飛び道具を持つ国を国際社会が承認するわけがなく、そこを北朝鮮指導部は錯覚している。
2017/09/24 BS朝日[いま世界は]

寺島実郎
<風をよむ>衆議院の解散風
額に汗して働く国民目線から言えば7月8月と議員は2か月間休んだ。そこからまたさらに2か月、今度は選挙ゲームに国民を引きずりこもうとしている。議員は1人あたり間接、直接も合わせると約2億円の税金を使っている。そういう職業が他にあるのかといえばない。しかも8月の内閣改造で問題がある閣僚はさっと取り換えて見てくれのよい目くらましで選挙に突っ込もうとしている。代議制民主主義とか政治の価値を我々自身が考えないと、たえず政治付きの人、政治ジャーナリスト、政治で飯を食っている人達によって国民の貴重な時間が拡散されてしまうことが大問題。
2017/09/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
北朝鮮への圧力に軸足置く日米・対話による解決を求める国々も
相手は核をもって恫喝してくるわけで今の局面は国連制裁に沿って圧力を深めていくべき状況にある。あらゆる選択肢があるとしている米国に100%日本国民の運命を預託して、米国に100%ついていきますという姿勢で日本は構えているが、この局面で発言しておかねばならないこと、絶対に譲れない日本の温度差というのは核。広島・長崎の悲劇を想像力をもって考えろということと、核の使用について日本は敏感であるということを米国にも見せておかないといけない。北東アジアの非核化は日本が中心になって旗を振るべき。日本自身も北東アジアの非核化について発言しておかないといけない。
2017/09/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
“太平洋上で水爆実験”を示唆・エスカレートする米韓の対立
北朝鮮問題は新しい局面に入った。トランプ大統領は金委員長をロケットマンと呼び、侮りとか蔑みに近い形のメッセージを出している。米国の過去の戦争を分析していると、必ず開戦に踏み切る前に激しい言葉の応酬から戦争に発展している。夏の間にトランプ政権は重心を低くして、戦争内閣の形に体制を固めて北朝鮮への戦争計画の段取りを準備していた。国連の制裁決議が出て、新しい形の圧力で金融を抑え込もうとしている。人民銀行が取引停止というところまで踏み込んだが、もしこの金融制裁に中国が本気で協力すれば、北朝鮮に流れ込む金の9割ぐらいが締め上げるというよりもう一段新しい段階に入ってくる。もし何らかの形で軍事衝突すれば、体制転換するところまで米国はやらざるを得ないという決意だけは固めてきていることは間違いない。
2017/09/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]

早稲田大学名誉教授・北川正恭
速報・北朝鮮の反発必至・米軍・爆撃機が境界線越え
外交や防衛を利用するのは選挙では禁じ手。だからこそ国会で初信表明をして十分な打ち合わせをしている。国益なので与党も野党もなくやっていかないといけない。
2017/09/24 フジテレビ[新報道2001]

自民党・政調会長代理・山本一太
速報・北朝鮮の反発必至・米軍・爆撃機が境界線越え
心配なのは北朝鮮が太平洋上で核実験をやること。今、危険なチキンゲームが続いている。金委員長が米国の意図を読み違えると本当に軍事攻撃がある可能性がある。北朝鮮が本当に太平洋上で核爆発を起こせば米国は何かをやらざるを得なくなる。それはきわめて日本にとって深刻な事態がやってくるということ。
2017/09/24 フジテレビ[新報道2001]

笹川平和財団・小原凡司特任研究員(フリップ)
速報・北朝鮮の反発必至・米軍・爆撃機が境界線越え
(米国の戦闘機が北朝鮮東部の国際空域、南北非武装地帯の最も北朝鮮寄りを飛んだことは)国であれば先制攻撃に近い意味合いを持つ。米国は軍事的緊張を高めることをまったくいとわないという姿勢を強調し、北朝鮮は米国に対して何も出来ないことを証明したとしている。
2017/09/24 フジテレビ[新報道2001]

航空自衛隊・元空将・織田邦夫(VTR)
米軍の攻撃が現実に!?動き出した「退避作戦」
NEO(非戦闘員退避活動)は米国が北朝鮮を攻撃するかどうかのメルクマーク。攻撃する時には非戦闘員の退避作戦を必ずやる。それが派遣された時は軍事行動の可能性があるということ。(李容浩外相の発言で)グアムに水爆を載せたICBMが届くということが今回わかった。発射を用意した時に戦いが始まる。これから戦いの準備が始まるが、それは自衛権の行使になる。
2017/09/24 フジテレビ[新報道2001]

外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一
北朝鮮・米国と非難の応酬…核実験場付近で揺れも
超大国米国が中東への戦争に臨んだ結果、東アジアに戦略的な空白ができた。そのつけが今、きている。現実の米軍の配置を見るとトランプがすぐに武力行使を行うという兆候はない。そのことが北側に透けて見えてしまっている。
2017/09/24 日本テレビ[シューイチ]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫
小池都知事・代表就任か・新党は何議席獲得?
安倍政権の勝敗ラインは260議席。今の288から30近く減るが、260という数字は自民と公明と維新を足して3分の2にいくことがポイント。最近の情勢調査では260議席はなんとかいくだろうという結果が出たので安倍さんは解散に踏み切った。マイナス30がボトムライン。
2017/09/24 フジテレビ[新報道2001]

ノンフィクションライター・矢部宏治
戦後日本を支配!?地位協定の実像と“密約”
日米合同委員会、横田空域も日米安保条約を協議している時、朝鮮戦争の時にできた体制。その時には日本は米国に占領されていたわけで、戦争支援をやらされた。日本が独立するという全体のコンセプトの中からでてきたのが旧安保条約であり、労政協定であり、それを引き継いだ地位協定だった。普通の(一般的な)地位協定ではない。この地位協定は冷戦期には米国にとって都合がよかった。ただ日本の外務官僚はそういう歴史的事情を知ってコントロールできていない。密約というものをなかったということにしている。密約があってもそれを引き継がないという悪しき伝統ができてしまった。
2017/09/23 BS朝日[激論!クロスファイア]

笹川平和財団特任研究員・小原凡司
<ニュースの疑問>国連演説めぐり米朝・激しく応酬
考えるべきは金委員長の発言ではないということ。もちろん最高指導者が言ったことなのでやるとは思うがミサイルではなく、船で太平洋までもっていってやるだろう。これは実験ではなく単なる威嚇攻撃でしかない。
2017/09/23 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

軍事評論家・潮匡人
<ニュースの疑問>国連演説めぐり米朝・激しく応酬
本当に水爆実験ということになれば、広大な範囲にわたって甚大な被害の発生が予測される。ハワイやグアムの上空で爆発させれば、ハワイやグアムで壊滅的な被害が発生する。もしそうなれば自動的に戦争となるので、現実的に考えれば北朝鮮としてもそこははずすだろう。太平洋上と言ってもグアムとハワイの中間あたりにしか、もはや残されたポイントはない。日本の上空を水爆を搭載したミサイルが飛んでいけば日本にとっても重大な事態となる。
2017/09/23 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

軍事評論家・潮匡人
<ニュースの疑問>国連総会一般討論演説・トランプ大統領・北朝鮮へ「完全に破壊」警告・米朝の応酬・着地点は?
今、言葉の戦争と報じられているが、実際の戦争に至るリスクが高まっている非常に危ない状態。北朝鮮が太平洋上での水爆実験に言及したが、その方向に突き進んでいくということにでもなれば、今後は言葉に終わらず実際にミサイルなどが飛び交う、そういう重大な局面に差しかかっている。
2017/09/23 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

伊藤聡子
金委員長が異例の声明・外相“太平洋上で水爆”示唆
今回のトランプ大統領の演説だが、北朝鮮・金委員長にああした発言を言わせるように仕向けたのではないか。演説の中でトランプ大統領は北朝鮮の体制そのものに対し、このまま存続させては大変なことになるという言い方をしている。今までは核放棄さえすれば、体制は守ってあげようという言い方をしていたが、米国の態度が違ってきた。ある程度武力攻撃というのも念頭に置きながら、どうやったら国際社会でそれを可能にするのかということまで考えたという気がする。
2017/09/23 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

元国連安保理・北朝鮮制裁委・専門家パネル委員・古川勝久
金委員長が異例の声明・外相“太平洋上で水爆”示唆
今回の米国独自の制裁は経済制裁という次元を超えた経済封鎖を狙ったもの。特に銀行、中国にしても他の国々にしても北朝鮮との取引きに巻き込まれた銀行が、米国財務省の制裁対象になり、ドル建ての取引きは今後一切できなくなる。国際金融システムからはじかれるぐらいのかなり深刻なこと。国連制裁はあくまで核・ミサイル関連に絞ったものだったが、今回の米国による制裁は北朝鮮との取引きそのものをやめろというもので、極端な話、日本国内でも北朝鮮と関係のある団体や個人、企業に巻き込まれた日本の金融機関さえ米国財務省の制裁を受ける可能性がある。それぐらいの強烈な内容になっている。
2017/09/23 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

ジャーナリスト・平井久志
金正恩委員長・初の声明「史上最高の超強硬対応措置」
過去に金日成主席が70年代の板門店ポプラ事件の時に自分の名前で遺憾の意を表明したことはあるが、国連軍側に対する通知文のようなものだったので、北朝鮮のトップの声明は初めて。お互いが言葉の戦争のような状況になっていて、実際のアクションにつながらないか危険なところへ来ている。北朝鮮が新たな軍事挑発に出てくるのは間違いない。
2017/09/22 BSフジ[プライムニュース]

毎日新聞・鈴木琢磨部長委員
“太平洋上で水爆実験”言及・北の外相・きょう何語る
本国との連絡なしで李容浩外相のような発言はできるものではない。米国であれば太平洋上に核実験場があるが、北朝鮮にはそういう場所はない。結局ミサイルにつけて飛ばし太平洋上で水爆実験という大変恐ろしい話になる可能性がある。
2017/09/22 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

毎日新聞部長委員・鈴木琢磨
トランプ大統領の演説に反発・金委員長・初めての声明
金正恩委員長が声明を出すというのは異例中の異例。驚いたことにこの声明は1950年6月25日に朝鮮戦争が勃発した翌日に、全国に向けて金日成が行った歴史的な演説にそっくり。しかも「必ず」を2回も言いながら「火で制する」とまで言っている。これは単なる脅しではない。トランプの今回の国連演説を自分達への宣戦布告だというふうに完全に受け止めている。このメッセージを送った場所が朝鮮労働党の庁舎という公式的な場所であることからもそれがわかる。歴史の中に残る演説をするという非常に強い意思を感じる。
2017/09/22 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・後藤謙次
核兵器禁止条約の署名式・被爆者見守るも日本不参加
核兵器をどうやって国際的に禁止して、紛争をなくていくのかというのが国際的な趨勢だが、唯一の被爆国日本はその流れに逆行している。今回、安倍総理、河野外務大臣がそろってニューヨーク入りしながら署名式を無視してしまった。これは国際社会に対する日本の信頼を損ねかない誤った選択。安倍総理の演説はトランプの演説に呼応するかのように非常に荒っぽい表現を使った演説で米国の軍事オプションも排除しなかった。
2017/09/21 テレビ朝日[報道ステーション]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
安倍首相・国連演説“ほぼ北朝鮮批判”の真意
安倍総理の演説は北朝鮮に対し非常に強い危機感を持つ日本政府の考え方、立場を包括的に話したもの。今までは融和政策だったが、政策について考え方を変えないといけないという安倍総理の強い意思が感じられる。
2017/09/21 BSフジ[プライムニュース]

岡本行夫
ロヒンギャ問題・日本も緊急支援へ・スーチーは国籍付与検討
国際社会ももう少し積極的に関与すべき。国際社会は冷たい。ポルポトが国内で120万人殺した時もまったく何もしなかった。ルワンダの時も、2500人の調査団を国連が派遣したがベルギー部隊が殺されると撤収した。ユーゴスラビアの時は8000人のイスラムの人が殺された時NATOがすぐにセルビアを空爆した。自分達の身の回りのことには介入するが遠いところの話には冷淡。日本ももう少しロヒンギャの難民を受けいれるべき。
2017/09/20 フジテレビ[ユアタイム]

コリアレポート編集長・辺真一
生出演・岸田前外務大臣・緊迫の北朝鮮「武力衝突」どう回避?
国連安保理が全会一致で制裁決議。中国、ロシア、韓国、世界のすべての国々が北朝鮮の核保有を認めないというのが原則。核保有を認める前提の対話はありえない。北朝鮮も引き下がらないと言っていて、落としどころはどこなのかというと、残念ながら入口のところで水と油の状態になっている。
2017/09/20 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

コリアレポート編集長・辺真一
生出演・岸田前外務大臣「武力衝突」の可能性は
一番警戒すべきなのは相手に誤ったメッセージを与えること。米韓合同軍事演習というのはあくまで北朝鮮の挑発に備えるものであり、いわば抑止力で、北朝鮮を攻撃するという意図はない。しかし北朝鮮はこれらの訓練が北に対する先制攻撃を想定したものと考えている。おそらく今後、北朝鮮はいろいろな発射実験をやるが、それに対して米国は先制攻撃をやるかもわからない。それに備えた訓練と北朝鮮が受け止めた場合には、新たな挑発を誘発する危険性もある。局地戦争、全面戦争になる場合には韓国駐在の米国人退避訓練が必要になるといわれる中で、先週、その退避訓練の責任者であるペンタゴンの幹部2人がひそかに韓国入りしたという報道もある。
2017/09/20 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

コリアレポート編集長・辺真一
「最大限の圧力を・・・」安倍総理・米国紙へ寄稿の真意
中国・ロシアが対話のために北朝鮮がまず核を凍結し、米韓合同軍事演習を中止するということを前提に話し合いをやるべきだと主張していることについて安倍総理は、それでは意味がないとしている。すると選択は2つしかない。制裁と圧力をかけて北朝鮮を屈服させるか、あるいは軍事力を行使して潰すかという2択。それが今年になるのか、来年になるのかは北朝鮮の出方やトランプ大統領の対応にかかっている。
2017/09/19 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

香田洋二元自衛艦隊司令官
衆議院解散中に北朝鮮有事…その時どうなる?
選挙期間中に想定していなかった国民あるいは我が国の領土、財産に大きな損害を出してしまうようなことが実際に起こりうる。そこまで検証した上での解散であればよいが、そういう部分がしっかりと検証されていない疑問の残る解散。
2017/09/19 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

政治評論家・田崎史郎
衆議院解散中に北朝鮮有事…その時どうなる?
政権側の認識としては来年の方が軍事的なことが起きかねないと思っている。来年の12月には衆院議員の任期が切れてしまうため、その前にどこかの時点で解散しないといけない。北朝鮮をにらみながら今の方がまだ可能性が低いだろうという判断が今回の決断の裏にある。
2017/09/19 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
北朝鮮情勢・緊張ピーク・米国・トランプ大統領“国連デビュー”
国連の制裁にはその効果を見極める90日間のリードタイムというのがある。レビューをしてその後、国連としての新たな態度を決めるということになっている。おそらくトランプ大統領の演説は、この90日間ですべての加盟国に制裁を実施してもらうことを呼び掛ける内容になる。その間に軍事オプションということを公式に発言することは決してない。一方で日本の安倍総理も、この90日間ルールというのがあるのでその後に緊張がさらに高まるのなら今の内に解散しておくのがいいという形で、トランプ大統領にその意思を確認した。きわめて珍しいことだが、政局の内容をトランプ大統領に一番最初に話すというようなことにもなりかねない状況になってきている。
2017/09/18 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

コリアレポート・辺真一編集長
北朝鮮情勢・緊張ピーク・米国・トランプ大統領“国連デビュー”
今回の国連総会は北朝鮮核総会と言われている。全ての国々が北朝鮮問題について言及することになる。北朝鮮からは今回、外相が出席する。順番から言えば北朝鮮外相の演説は本来ならば早くて25日だが、急遽繰り上げてフランスの大統領や韓国のムン大統領と同じ日(22日)にする。それだけ北朝鮮問題というのが、非常に重要になってきている。トランプ大統領は初日に演説するが、はっきりと米国は北朝鮮問題は地球規模の問題だと言い始めていて、北朝鮮を脅威という前提で各国に呼びかけを行うだろう。国際社会が一致団結して制裁と圧力をかけて北朝鮮の核・ミサイル開発を阻止しようという演説をやる。もしそれがだめな場合は軍事攻撃を行うというメッセージを発信する場になる。これに北朝鮮が真っ向から反抗するような演説を行うだろう。21日には日米韓首脳会談が予定されているがここに向けて北朝鮮が新たな挑発を行う可能性がある。
2017/09/18 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

元国連北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員・古川勝久
<Big Stories>米朝対話の可能性は?
現実、北朝鮮が日本を見ていないのは残念な事実。しかし実務レベルでのコンタクトはあるので日本はトランプ大統領を通じて北朝鮮にアプローチするしかない。残された道は歴史的事例をみると制裁プラス外交、または制裁プラス軍事オプションしかない。
2017/09/17 BS朝日[いま世界は]

共同通信社編集委員・磐村和哉
<Big Stories>米朝対話の可能性は?
金正日総書記の時は拉致問題で日本との対話をしつつ、日本を利用して米国・ブッシュ大統領にアプローチする絵を描いていた。しかし金正恩委員長は第三者を仲介させることは考えておらず、ワシントン一直線。このため日本は拉致問題を解決できないジレンマを抱えることになる。安倍首相は世界各国首脳の中でトランプ大統領と最も緊密な関係にあるといわれているので、北朝鮮が安倍政権を“利用しようか”と思わせるような交渉のやり方を考えても良い。
2017/09/17 BS朝日[いま世界は]

元国連北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員・古川勝久
<Big Stories>間違いだらけの国連制裁?
国連の制裁の効果は確かにあった。そもそも制裁がなければ、今頃北朝鮮は米国まで届くICBMをとっくに作っていた。核兵器もプルトニウム型のものは数十個は作れていたはず。制裁の目的はそもそも開発を遅らせることにあり、その役割をこれまで国連は果たしてきた。問題は遅らせる時間というのがもうギリギリまできており、なくなってきたということ。ただし、北朝鮮が米国まで届くICBMを確立させたとしても、その戦力を最小限にするという意味では国連の制裁はこれからもずっと重要になる。
2017/09/17 BS朝日[いま世界は]

エコノミスト・伊藤洋一
<Big Stories>間違いだらけの国連制裁?
ロシア・プーチンは「彼らは草を食べても核とミサイルは開発する」と言っていたが、制裁があろうがなかろうが、北朝鮮は必要なものはどこからでも仕入れてくると言っている。北朝鮮の体制がなぜそこまでやらないといけないと思い込んでいるのか、そこをくじく必要がある。不思議に思うのはなぜピョンヤンにあれだけの高層ビルを建てられる富があるのかということ。
2017/09/17 BS朝日[いま世界は]

元国連北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員・古川勝久
<Big Stories>安保理決議・異例のスピード採決・なぜ?
完全に封鎖しないと禁輸物資を完全に止めることは不可能。国連として石油を禁輸にすればかなりの量が減ることは確かだが、北朝鮮は独裁国家なので国民の生活を犠牲にして中枢部に集中的に残った資源を投下する。実体問題として制裁だけで止めるのはかなり厳しい。
2017/09/17 BS朝日[いま世界は]

日本文学研究者・ロバートキャンベル
<Big Stories>安保理決議・異例のスピード採決・なぜ?
中国が禁輸に消極的。中国からの石油を止めたとしても、毎年石油製品をロシア、シンガポールのブローカーから譲ってもらっていると脱北者が証言している。見えない経済が裏ではたらいている。
2017/09/17 BS朝日[いま世界は]

BS-TBS・週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二
イラク南部で自爆テロ
アジアっていうのは我々これから気をつけたほうがいい。イスラム国はシリア、イラクで陣地を追われて、アジアの方に手を伸ばしてきている。今、フィリピンのドゥテルテ大統領はイスラム国との戦いに追われている。イスラム系の難民・ロヒンギャ問題というのにも、彼らの不満につけこんでイスラム国が手を伸ばすのでないかといわれている。
2017/09/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

法政大学総長・田中優子
北朝鮮ミサイルで安保理緊急会合・発射4日前に国連制裁決議
北朝鮮問題は世界レベルでみると核の問題。米国が今のレベルで核軍事をやっている限り、いくら核開発をやめろと言っても全然効果はないだろう。本気で核拡散を止めるのであれば米ロが核を縮小していくという道を考えるべきで、今、そういう流れになっていないこと自体が問題。このままいくと北朝鮮だけでなく他の国も核装備しようという話になってくる。
2017/09/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

BS-TBS・週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二
北朝鮮ミサイルで安保理緊急会合・発射4日前に国連制裁決議
日本を見ていると異次元の制裁とか、異次元の圧力とかいう言葉を使い、ある種、北朝鮮の言葉かと思うぐらい米国より強い口調で言い続けている。圧力一辺倒で本当に大丈夫なのか。米国が対話するように働きかけたり、地球儀俯瞰外交をやっているのであれば世界にいっぱい友人がいるはずでそうした国々にも働きかけて、対話の道を進むような働きかけを日本としてすべき。
2017/09/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

BS-TBS・週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二
韓国・直ちに弾道ミサイル演習・北朝鮮・再び核実験の兆候?
金正恩がグアムに撃つぞと脅した時、米国がものすごく反発した。あそこである種レッドラインを米国は作ってしまった。その後、北朝鮮はグアムを避けつつ核実験をし、好きなところにミサイルを撃つようになった。金正恩のペースを残念ながら作ってしまった。
2017/09/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

外交評論家・岡本行夫
韓国・直ちに弾道ミサイル演習・北朝鮮・再び核実験の兆候?
石油制裁を加えられてしまっては大変だということで、自分達が経済的に押し込まれる前に、核・ミサイルを完成させなければということで今のペースを速めている。あとは米国との交渉に核保有国として臨みたいと北朝鮮は考えている。そのためには国際社会への挑戦を続けるだろう。心配なのは2月9日から始まるピョンチャン五輪。北朝鮮が脅しをかけてくる可能性がある。
2017/09/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

龍谷大学教授・李相哲(VTR)
3700キロ飛行の先に・北ミサイルはハワイ標的に!?
今回の中距離弾道ミサイル発射は飛行距離より発射角度に意味があった。ずっと延ばすとちょうどハワイに行く方角になる。ハワイには米軍の太平洋統合司令本部があり、そこも自分達の射程内にあるという隠れたメッセージがある。先日はグアムで米国を強く刺激したが、今度はハワイまで狙っているという警告を米国に送った。
2017/09/17 フジテレビ[新報道2001]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫
萩生田×江田×若狭・永田町風雲急・解散の行方
自民党内には支持率がやや回復したという時点で早く解散した方がいいという声があった。ただ、安倍さんは3分の2を割れば憲法改正ができなくなるので嫌がっていた。ここにきて民進党の離党ドミノがあり、若狭新党も改憲勢力になりそうなので3分の2はとれるだろうということで解散に傾いている。9月28日解散というと11日後になり、あまりにも急だが、こうなってくると政治家も官僚もマスコミも解散に向けて動き出す。この流れを止めるのは難しい。
2017/09/17 フジテレビ[新報道2001]

自民党・石破茂
石破・前原・「日本の守りで」…
“核の傘”という実効性を高めておくということが重要。日本として核を使って攻撃すること、核拡散の引き金を引くことはありえない。作る能力はあるが、実験する場所はどこにもない。唯一の被爆国である日本が核拡散の引き金を引くことはあってはならない。もし日本が核兵器を持ってしまったら、米国やカナダ、フランスと結んでいる原子力協定を破棄されてしまう。するとNPT体制が即座に壊れ、エネルギー事情が持たなくなる。よって“持たず”と“作らず”は選択肢からは外していかなければならない。
2017/09/17 TBSテレビ[時事放談]

日本経済新聞・秋田浩之
<フカヨミ+>“北”の運命握る「大国」の思惑
注意しなければいけない点は、米国も中国もロシアも、北朝鮮が核兵器を所有することを望んでいないということ。北が核を持つことによって自分たちの特権がなくなってしまうと考えている。米中ロはこの点で一致しているのにも関わらず、なぜいがみ合うのかというと核を取り除いた後の地政学的な狙いが違うという部分が大きい。親米圏と中国勢力圏の行方を争う関ヶ原に相当するのが南シナ海と朝鮮半島。いまは38度線で拮抗しているが、北朝鮮が崩壊すると親米圏が自分たちの手前まで来てしまう。それを中国とロシアはなんとしても防ぎたい。
2017/09/15 BSジャパン[日経プラス10]

共同通信社編集委員・元平壌支局長・磐村和哉
言いたい事、聞きたい事
河野外相がアラブ諸国で北朝鮮の労働者派遣受け入れを見直すよう求めたのは北朝鮮にとって打撃が大きい。中東、アフリカ、東南アジアと北朝鮮との関係を切り崩される危機感を北朝鮮は持っている。
2017/09/15 BSフジ[プライムニュース]

共同通信社編集委員・元平壌支局長・磐村和哉
総力検証『北ミサイル発射』
スイスで話し合ってワシントンに持ち帰ってもトランプ大統領、ティラーソン国務長官は恐らく聞く耳を持たない。北朝鮮の希望は無条件の対話で、米国は非核化のための対話だと前提条件で揉めている。対話の性格という根本的な部分で平行線を辿っている。
2017/09/15 BSフジ[プライムニュース]

産経新聞ワシントン駐在客員特派員・古森義久
総力検証『北ミサイル発射』・“米朝衝突”シナリオ研究
米朝衝突の可能性はないとは言えない。ホワイトハウスのアジア担当高官によるとトランプ大統領からは出来るだけ平和的な方法で解決するように言われているが、軍事的オプションもあるということも常にトランプ大統領は言っているという。オバマ政権もいざという時の準備はしていたが口には出さず軍事的な衝突は避けたいとしていた。トランプ大統領はそういうことは全くない。
2017/09/15 BSフジ[プライムニュース]

産経新聞ワシントン駐在客員特派員・古森義久
総力検証『北ミサイル発射』・“米朝衝突”シナリオ研究
北朝鮮は自分達の核武装を認めてもらって対話したい。米国は北朝鮮が核開発をやめるということを行動で示してからでないと対話しないという姿勢。安倍首相にそれを変えるだけの力があるとは思えないし、北朝鮮もそうは思っていない。
2017/09/15 BSフジ[プライムニュース]

共同通信社編集委員・元平壌支局長・磐村和哉
総力検証『北ミサイル発射』・“米朝衝突”シナリオ研究
今、トランプ大統領といちばん意思疎通ができているのは安倍首相。トランプ大統領は戦略的に安倍首相を利用できないかと考えている。拉致問題でも日本を引き込めると考えている可能性がある。
2017/09/15 BSフジ[プライムニュース]

産経新聞ワシントン駐在客員特派員・古森義久
総力検証「北ミサイル発射」・“米朝衝突”シナリオ研究
米国側の見方は北朝鮮が必要な石油の9割~9割5分は中国から買っているので、全面的に石油が止まった場合には軍も含めて国家の根幹に関わるような支障が起きると見ている。
2017/09/15 BSフジ[プライムニュース]

共同通信社編集委員・元平壌支局長・磐村和哉
総力検証「北ミサイル発射」・“3700km”飛行の衝撃
8月29日に撃つ前の土曜日に250kmの短距離弾道ミサイルを撃っている。こちらの方は韓国にとっての脅威。250km、前回の2700km、今回の3700km、3つ合わせると北朝鮮からすると米国に対してだけでなく韓国も日本も人質だということで、これらはパッケージになっている。
2017/09/15 BSフジ[プライムニュース]

津田塾大学国際関係学科准教授・朴正鎮
総力検証「北ミサイル発射」・“3700km”飛行の衝撃
今回の国連決議に対する反応というより、北朝鮮は以前から準備していた工程通りに発射をしている。
2017/09/15 BSフジ[プライムニュース]

産経新聞ワシントン駐在客員特派員・古森義久
総力検証「北ミサイル発射」・“3700km”飛行の衝撃
問題はICBMが米国本土に届くかどうか。開発の度合いが米国が思っているより早い。
2017/09/15 BSフジ[プライムニュース]

コリアレポート編集長・辺真一
最新・北朝鮮・けさミサイル発射・次の一手…Xデーは?
核兵力完成に向けての最終段階に入った。競馬でいえばゴールに向けてムチを打っている段階。そのゴールが来年の9月9日の建国70周年。もしくは最短で来月10月10日の労働党創建記念日という話も、ちらほら聞こえる。おそらく来年1年間で核もミサイルも全て完成する。核実験は前回で打ち止めではなく、完成するまではミサイル・核実験を続けていく。対話・制裁をもってしても止めることは大変難しい。
2017/09/15 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

軍事研究家・矢野義昭
最新・北朝鮮・けさミサイル発射・次の一手…Xデーは?
今、Jアラートをかけているが、本来ならば核・化学攻撃に耐えられるようなきちっとした地下シェルターが小中学校や病院施設の地下に備えられているべき。他国では大体7割方そういうものは整備されている。日本は非常に遅れている。
2017/09/15 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

拓殖大学教授・富坂聰
南シナ海・日本の対応に注目が…
日本の考え方は、軍が出て行き対立をエスカレートさせるのではなく、衝突を避けるために海上でまず警察力を上手く使うという考え方。日本の海上保安庁を見習っていくという考え方は(世界に)広がっていくと思う。中国から見た時に圧倒的に大きな存在感を持っているのは米国。日本は米国との価値観の一体化、共有しているという状況をうまく作り出していくという知恵が今後大事になってくる。
2017/09/14 NHK総合[クローズアップ現代+]

拓殖大学教授・富坂聰
尖閣諸島「最前線」国境の海でいま何が
中国は尖閣諸島への領海侵入を常態化させることで、自分達がこの海域をきちんと管理しているということを見せつけたい。日本側には問題があることを認めさせた上で、最終的に話し合いの席につかせようとしている。海警の動きと連動しているかどうかは定かではないが、軍が尖閣周辺に南下してくるという27度線問題というのがあり、これが心配される。中国は日本はどこまでいったらどういう行動をとるのか見極めようとしていて、その一環としてドローンを飛ばすという新しい手口も行っている。
2017/09/14 NHK総合[クローズアップ現代+]

元陸将・元東部方面総監・渡部悦和
陸海空元将官×北朝鮮危機・米国武力行使の可能性
軍事専門家、マティス国防長官らが軍事的に合理的に攻撃は難しいと判断したとしても米国民が激怒するかもしれない。マティス国防長官がNOと言ってもトランプ大統領がYESという可能性もあり、これが最大の不安定要因。
2017/09/14 BSフジ[プライムニュース]

元空将・元航空支援集団司令官・織田邦男
陸海空元将官×北朝鮮危機・米国「武力行使」の可能性
米国が武力攻撃をする可能性は極めて低い。金正恩委員長は米国は攻撃しないだろうという読みで挑戦的なことをやっている。一番のネックは38度線に1万の火砲が南に向いて並んでいて、ソウルが火の海になるかもしれないという人質状態にあること。それを何とかしないと米国は介入できない。
2017/09/14 BSフジ[プライムニュース]

元海将・元自衛艦隊司令官・倉本憲一
陸海空元将官×北朝鮮危機・ミサイル防衛「その時何が」
日本には北朝鮮に対処できるイージス艦は4隻しかない。米国の第7艦隊が8隻なので計12隻。そのうち何隻がミッションに参加できるか。良い位置にポジショニングしないと撃てる範囲が狭くなる。ミサイル迎撃は何隻配置でき、どこに配置できるかが大きなポイントになる。
2017/09/14 BSフジ[プライムニュース]

元空将・元航空支援集団司令官・織田邦男
陸海空元将官×北朝鮮危機・ミサイル
今年7月末に米国国防情報局が「ICBMに載せる核弾頭としてはほぼ完成していて約60発持っている。多種多様な小型化、弾頭をいくらでもつくれる能力がある」と発表している。
2017/09/14 BSフジ[プライムニュース]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
緊迫の北朝鮮問題「軍事衝突」回避の重要局面とは?
先月10日に「環球時報」が14日に中国は北朝鮮がミサイルを発射し、米国領土内にミサイルが着弾し、米国が報復攻撃をするようなことになれば中国は北朝鮮の側に立たないとし、ロシアも北朝鮮の側に立たないという宣言をした。そこで金正恩は一歩引きさがるという非常に珍しいケースがあった。そのチャンスを米国は生かすべきだったのに、そこで深く考えず米国統合参謀本部長が習近平国家主席と会談し米韓合同軍事演習をすると発言してしまった。ここで米国は米韓合同軍事演習を1回休むべきだったが、これを休まなかったことで日本がどれだけのリスクにさらされたのか。
2017/09/13 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
北が反発「制裁決議」・原油の全面禁輸に中朝の思惑
休戦協定を実行するための予備会談に米国は出席していなかった。北朝鮮は早く平和協定に移行したいのに、それを米国が破っていると主張している。これが今日まで続いてきている。そのための交渉ということで米朝の水面下の交渉をやっているが、テーブルにつくのが前提なのか、核放棄が前提なのか出口が曖昧。
2017/09/13 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
猛反発北朝鮮・修正された「制裁決議」効果は?
制裁決議については米国の明らかな外交的敗北。しかも失敗し続けている。トランプ大統領は何度も全ての選択肢はテーブルの上にあると言いながら、なかなか軍事攻撃に踏み切れずトーンダウンした。原油は全面禁輸と言っておきながら、ほぼ現状レベルを維持する輸出制限で、結局、米国は何もできないと北朝鮮を増長させ、核ミサイル開発を爆発的な勢いで加速させることができる時間的ゆとりを北朝鮮に与えてしまった。
2017/09/13 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

元国連安保理「北朝鮮制裁委員会」専門家パネル委員・古川勝久
<ひるトク!>制裁受けて北朝鮮の次の行動は?専門家が読むXデーと核・ミサイル
国連の制裁で開発のペースを遅らせることはできても、それ以上のことを制裁に期待されても現実的ではない。
2017/09/12 TBSテレビ[ひるおび!]

コリアレポート編集長・辺真一
<ひるトク!>制裁受けて北朝鮮の次の行動は?専門家が読むXデーと核・ミサイル
北朝鮮は核とミサイルを完成させるというゴールを目の前にしており、はっきりとこのままゴールに突入すると言っている。今後、米国を震撼させるようなことをやってくる可能性がある。例えばハワイを飛び超えるICBM・2段式の火星14号を撃つ可能性がある。3段式の火星13号を使う可能性もある。それにどこまでトランプ大統領が我慢できるか。国連安保理決議は形骸化し、有名無実化している。トランプ大統領の忍耐には限界があるのではないか。おそらく米国は安保理に頼ることはもうなく、米朝の軍事衝突は避けられない。
2017/09/12 TBSテレビ[ひるおび!]

共同通信編集委員・磐村和哉
速報・北朝鮮の暴走止まる?“最強の制裁”決議の行方
妥協は仕方がない。9.11のテロの日に合わせた国土防衛の決意を示す米国の国内向けのパフォーマンスの意味もある。今回見送られた原油輸入全面禁止や、金正恩委員長の資産凍結等も視野に入れているぞということを北朝鮮に示す意味合いがそれなりにあった。繊維製品の輸出禁止はボデイブローのように効いてくる。今、石炭の輸出が禁止されていて、主力製品が繊維。年間で7億5000万ドル、これがなくなるというのは一定の打撃がある。臨検などは軍事衝突の可能性がある為、安全保障上、中国としても受け入れられなかった。
2017/09/12 フジテレビ[とくダネ!]

コリアレポート編集長・辺真一
北朝鮮の相次ぐ挑発に対話?制裁?日本はどうすべき?北朝鮮30年以上取材!辺真一が予想するXデー
戦後72年ぶりの危機。そうした認識が日本でも韓国でも欠けている。日本は平和ぼけ、韓国は危機ぼけ。今回制裁が採択となると1国に対して国連安保理が制裁カードを9枚出すことになるが、それは尋常なことではない。制裁と圧力をかけるのは結構だがその覚悟が日本にはあるのか。米国の軍事攻撃に北朝鮮が反撃した場合、一気に全面戦争に発展する可能性さえある。それは来年とか再来年の話ではなく、目の前に迫りつつある。
2017/09/11 テレビ朝日[橋下×羽鳥の番組]

民進党代表・前原誠司
北朝鮮の相次ぐ挑発に対話?制裁?日本はどうすべき?ミサイルの脅威から国民を守れる?
北朝鮮は核保有を認めない限り対話には応じないだろう。我々にとってそれは断じて認められないというところがベースにある。今の段階は圧力を強めて中国、ロシアにも本気になってもらい、北朝鮮を取り巻く国々との対話を行う中でいかに北朝鮮の首を真綿でしめていくか。石油禁輸などの制裁をしっかりとやっていくことが大事。
2017/09/11 テレビ朝日[橋下×羽鳥の番組]

橋下徹
北朝鮮の相次ぐ挑発に対話?制裁?日本はどうすべき?ミサイルの脅威から国民を守れる?
北朝鮮が本当に追い詰められて核放棄するのか疑問。戦前の日本と比較してみると天皇制・国体護持のために客観的にどう考えても勝てる見込みのない米国と開戦した。当時のメディアも国民も戦争指導者も戦争に踏み切っていった。その直接のきっかけは石油の禁輸だった。ABCD包囲網で世界各国から包囲されて最後は石油を止められて開戦に踏み切った。北朝鮮の金一族も国体護持を考えれば世界から圧力を受けようが、石油を止められようが屈しないだろう。日本は72年間やってきた防衛政策を大転換させるべき。
2017/09/11 テレビ朝日[橋下×羽鳥の番組]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
速報・北朝鮮「訪問」・アントニオ猪木議員・北京に到着
北朝鮮の建国記念日を祝う記念式典が日本の朝鮮会館で行われ、そこに行って取材をしてきたが、その席で議長がこれからも経済計画と核武装計画を併進路線で行うとはっきりと言っていた。日本は経済計画に協力してくれるのかとある意味かなり含みをもたせてもいる。米朝の関係が何らかの形で少しは進展していくかもしれないニュアンスもあり、アントニオ猪木氏にリスヨン朝鮮労働党副委員長が「最後の目標まで頑張ります」というメッセージとして伝えているのかなと思っている。
2017/09/11 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
池上×増田生解説・北朝鮮問題に名乗り「欧州の女帝」にトランプ大統領は
ドイツ・メルケル首相はある意味、北朝鮮の一番の交渉のキーウーマン。メルケル首相は元々東ドイツで学んでいて北朝鮮に東ドイツの大使館があった時から北朝鮮の情勢を非常によく知っている。ピョンヤンに行くと一番大きな大使館はロシア、次に中国、その次がドイツ。今の北朝鮮の問題でメルケル首相は毎年中国に行き首脳会談をやっている。ロシアに対しては5歳の時から東ドイツで義務教育となっていたロシア語を習い、プーチン大統領とは微妙な話はロシア語で行う。今や中国とロシアを説得できるのはメルケル首相をおいて他にはいないと言われている。
2017/09/11 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

政治ジャーナリスト・後藤謙次
<「もしもし後藤です」>前原民進はや正念場・便乗解散・現実味は
自民党最高幹部は山尾問題に関心はないと言いつつ、解散をやろうと思えばいつでもやれると強気だった。自信の根拠は自民党が頻繁に実施している情勢調査。これによるとそれほど負けないという結果が出た。一番早いタイミングは10月10日の告示の10月22日投票の3つの補欠選挙。ただそこまではあまりにも期間が短いということと、竹下総務会長が補欠選で3連勝したら年末もしくは年明けに総選挙を行いたいとしているが、これが最も常識的な見方。ただ北朝鮮情勢が流動的なので10月10日の朝鮮労働党の創建記念日が告示の日と重なるので補欠選に合わせた選挙はなかなか考えにくい。安倍総理 の支持率もまだ弱含み。
2017/09/10 テレビ朝日[サンデーステーション]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
北朝鮮・相次ぐ挑発・国際社会の包囲網は
対話のための前提条件をめぐる条件闘争というのが今後、熾烈化していく。米国としては北朝鮮の核保有を前提とした対話は完全にアウト。例えば直接、核ミサイルに至らなくても米国は北朝鮮に人質をとられているので、そういった人の解放をテコにスイスなど他の国に仲介を図ってもらう形で話を進めていくということがあり得る。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

共同通信・元ソウル支局長・平井久志(VTR)
韓国・ムン政権・自主防衛できる国を目指す・北朝鮮は敵だけど同胞
北朝鮮に対する防衛が韓国軍だけでは十分な働きができない。米国に一定程度頼らざるを得ないジレンマも抱えていて、韓国国民にとっては、北朝鮮は、敵であると同時に将来的には統一しなければいけないパートナーでもある。敵だけど同胞というジレンマを抱えている。ドイツの統一と比較して語られることが多いが、経済格差、情報の断絶、そういう意味でより朝鮮半島の統一の方が難しい問題を抱えている。
2017/09/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
韓国・ムン政権・自主防衛できる国を目指す・北朝鮮は敵だけど同胞
ムン政権は反日をテコに北との融和・接近に向かう問題意識をもって動く政権。仮に戦争というカードが発動されて動いた場合、核を持った統一朝鮮半島になっていく可能性も現実の話として見えてきた。日本は北東アジアの非核化について今の段階から語っておく必要がある。
2017/09/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・元外交官・宮家邦彦
北朝鮮・相次ぐ挑発・国際社会の包囲網は
1番気になるのはICBMの大気圏再突入技術の確立。今後、彼らは記念日、演習に関係なく軍事的開発をプログラムに従ってやってくるということを、我々は冷徹に見なければいけない。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

元海上自衛隊司令官・香田洋二
北朝鮮・相次ぐ挑発・国際社会の包囲網は
ICBMはロフテッド軌道しか撃っていない。米国としっかり向き合うためには軍事上の要求としては火星12、14、潜水艦発射、新型という4つのカードを持っていて、これはあると見た方がいい。核実験はやったばかりで分析に時間がかかるので、やるとしても時間を置いてという見方をした方がいい。いずれにしても日本上空を何らかのミサイルが飛んでいくことについては、この先も発射していくだろうと思う。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

東京国際大学教授・伊豆見元
北朝鮮・相次ぐ挑発・国際社会の包囲網は
(北朝鮮の軍事的挑発が続くかは)ミサイル発射は短距離、中距離、SLBM位まではやってくるだろう。核実験とICBMの発射は一段落した感じがある。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

元海上自衛隊司令官・香田洋二
北朝鮮・相次ぐ挑発・国際社会の包囲網は
石油が全面的輸出禁止になった場合、北朝鮮のミサイル開発や核開発に大きなダメージを与えるかと言えば、必ずしもそうは言えない。北朝鮮は少なくとも94年の時点では備蓄をし始めていたと思う。仮に全ての国が同意したとしても、北朝鮮の今の核ミサイル開発体制を一気に止めることは難しい。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

笹川平和財団特任研究員・小原凡司
北朝鮮・相次ぐ挑発・国際社会の包囲網は
中国が恐れるのは北朝鮮という緩衝材を失うことだったが、現在の中国はすでに国連制裁決議に強く反対する理由は失ってしまっている。ただ、中国にとっての北朝鮮問題は大国間のゲームという側面があり、米国がこの問題を使って中国に対する経済的な取り引きをしようとか、ロシアがこの地域における影響力を維持するために北朝鮮問題を使おうとしているといった、この辺のバランスを見ながら自分のできることをやっている。石油を止めることは北朝鮮に経済的とはいえ最後通告を突きつけるようなもので、いったん完全に止めてしまうとパイプライン自体使うことができなくなる可能性もあり、そう簡単にできない。北朝鮮が米国寄りになるのもロシア寄りになるのもどちらも中国としては嫌。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
北朝鮮・相次ぐ挑発・国際社会の包囲網は
米国は新たな制裁決議が、全て通るとは思っていない。ボールを高めに投げておき、落としどころが見つかればいいと考えている。中国とロシアが賛成はしなくても棄権位に留めてくれればいいという風に考えている。もう1つは米国が外交努力を惜しんでいないことを国際社会にアピールし、いざという時に軍事オプションを打ち出す時に、米国は十分努力をしてきたから仕方がないという雰囲気を打ち出す狙いもある。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

東京国際大学教授・伊豆見元
北朝鮮・相次ぐ挑発・国際社会の包囲網は
国連制裁案を中国がそのまま飲むことは100%考えられない。ある程度制裁の中身を緩めていく方針になる。どの位きつくなるかを北朝鮮は気を付けて見ている。今の北朝鮮にとって次は韓国。韓国との対話の時期、10月4日は南北共同宣言の10周年にあたる。文在寅政権も非常に関心が強いし、金正恩政権も同じ。南北が動くかどうかが1番注目される。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・元外交官・宮家邦彦
北朝鮮・相次ぐ挑発・国際社会の包囲網は
今回、米国が出してきた決議案を見ると、ようやく外堀から内堀、本丸に近づいてきた気もする。鍵はおそらく中国とロシアが握っている。ただ両者は微妙に立場が違う。中国にとっては中国の安全保障の問題に直結するので非常に重視している。ロシアはどちらかというと欧米のクリミア問題での経済制裁を解除することの方に関心がある。中露にもびみょうな溝があり、そこをうまく突けばいい。中国は党大会を目前に控え、簡単に米国の言う通りにやるわけにはいかず、なかなか難しい。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

小野寺五典防衛大臣
小野寺防衛相に問う・北朝鮮の脅威にどう向き合う
一部、米国の中で北朝鮮の核保有を認める方がいるのは大変残念。これはすでにある核保有を認める代わりに、ICBMを含めて今後の開発をやめろということ。日本や韓国にとっては飲める話ではない。現実に核の脅威は存在し、この段階でもし北朝鮮と妥協されてしまったら、すぐ近くの隣国に核がずっとあるということが国際社会として固定化されることになる。いわばこれから私たちはいつもこの問題で脅威を感じなければいけなくなるということ。これを私たちは許すべきではない。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

小野寺五典防衛大臣
小野寺防衛相に問う・北朝鮮の脅威にどう向き合う
今、ここまで北朝鮮を含めた日本の安全保障環境が厳しくなっている。おそらく戦後一番厳しい状況にある。だとすればそれに対応する予算、必要最小限のものは国民に提示させてもらって、国会で色んな議論を経た上で初めて成立する予算なので、丁寧に説明し国会対応をしていきたい。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

小野寺五典防衛大臣
小野寺防衛相に問う・北朝鮮の脅威にどう向き合う
今の迎撃体制は、北朝鮮のミサイルが飛んできたものを撃ち落とすという風にやっている。日本がやれるのは公海上に飛んだ高い所にあるミッドコースで撃ち落とすか、日本の領土に入ってきたタイミングで撃ち落とすかだが、実はこれがすごく撃ち落としにくい。1番撃ち落としやすいのは発射する前、撃って上がってくるブーストフェイズ。しかしこの段階では北朝鮮の領土・領空上にある。今まで日本はそこまで届くような装備は持たないという形できているので、1番防ぎやすい所で撃ち落とすことは必要ではないかというのが自民党の提言だったが、安倍首相は現在のところ、保有する計画はないと言っている。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

関西学院大学客員教授・大崎麻子
ロヒンギャ迫害・各地で抗議デモ・スーチーに批判「平和賞撤回を」
アウンサンスーチーの今の国内の政治的位置づけとか軍部とかの緊張関係を考えると彼女一人で何か動いたからといって解決できるという問題ではない。これには人道危機ととらえて国際社会が世論を束ねて当事者に働きかけるとか人道支援をしっかりと行っていくことが必要。特に気になるのは女性とか女の子に対する性暴力が組織的に大規模に行われているという報告があること。紛争とか過激主義の中で、女性たちに対する性暴力が組織的に行われていると言う現状があるので、今これが安全保障上の壁にもなっているが、こうしたことにも我々は目を向けていく必要がある。
2017/09/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
北朝鮮・最大威力の核実験・日本・韓国・米国はどう対応
北朝鮮の動きがどんどんエスカレートしてきているが、最近感ずるのが、7月、8月と夏を越したところで米国の戦争プランというものが、着実に具体的に動き始めているということ。トランプ政権が一段と軍事政権化してきていて、7月末に首席補佐官にジョンケリーという海兵隊の将軍だった人を登用し始めた。マティス国防長官やマクマスター安保担当補佐官のトライアングルで戦争に向かう計画を極めて具体的に段階的に見せ始めた。その前提として先制攻撃があればいつでも軍事攻撃できるぞという体制を盤石に整えながら石油の禁輸を前提に海上封鎖も考えている。海上封鎖をすれば必ず軍事的な摩擦が起こる可能性がある。
2017/09/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

コリアレポート編集長・辺真一
北朝鮮・最大威力の核実験・日本・韓国・米国はどう対応
過去8回、制裁決議が出た時には必ず対抗措置としてミサイルの発射や核実験をやってきたので今回、安保理の動きを見て対抗カードを切ろうとしている。国連安保理の制裁決議が出れば、北朝鮮は「米国にとって耐えがたき一度も例がない断固たる措置を取る」と言っている。グアムに向けての4発の火星12号のミサイル発射なのか、ひょっとするとグアムを飛び越えてくるとか米国本土に向けて火星13号、14号の発射を試みるのかの行動をとるかもしれない。このチキンレースを今本当に止めないと大変な状況に向かう恐れがある。
2017/09/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

内閣官房参与・飯島勲
山本一太×飯島勲×朱建栄「北朝鮮vs米中ロ」の発火点
ロシア、中国、日本、米国の共通項目が1つある。核を持っている北朝鮮、経済の韓国、これを1つにすることは絶対に避けたいはず。
2017/09/09 BSフジ[プライムニュースSUPER]

静岡県立大学特任教授・小川和久
<一刀論断>北朝鮮のさらなる“贈り物”とは
8月29日に撃ったのはICBMではなく、IRBM。日本国民の心胆を寒からしめるような撃ち方で、しかも米国に一定のメッセージを強く届けられる撃ち方で米国が軍事的に反撃をしないような撃ち方。特に東京の上を通るコースでグアムとハワイの間の太平洋にICBMを撃つ可能性があることは視野に入れておかなければならない。
2017/09/09 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

龍谷大学・李相哲教授
世界は止められなかった・北朝鮮核開発の歴史
朝鮮戦争はまだ終わっていない。朝鮮戦争を完全にやり遂げて、韓国を完全制覇するのが北朝鮮の目的で、それに向かって軍事を増強して今まで邁進してきた。なぜ米国をここまで敵視しているかといえば、米国がそれを邪魔しているからであり、米国を半島から手を引かせるためには米国を攻撃できる能力の証明が必要となり、それが今の状況になっている。この図に乗せられてはいけない。
2017/09/09 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

東洋学園大学教授・朱建栄
言いたい事、聞きたい事
北朝鮮に対する厳しい経済制裁もやむを得ない。北朝鮮を高度なミサイル技術を持つ事実上の核保有国にしてしまうと、まさにこの地域のパンドラの箱を開けてしまうことになる。結果的に地域の平和的な国がみんな被害を受ける。そういう意味で制裁が必要。海上の臨検も含めて厳しくなるので北朝鮮も今までのようにはいかなくなる。
2017/09/08 BSフジ[プライムニュース]

自民党参議院議員・山本一太
提言・日本は北朝鮮とどう向き合うべきか
流れを読み違えるべきではない。今の状況では北朝鮮に対し圧力を中心にやっていくしかないが、それだけで核放棄にもっていけるかといえばそれはできない。国際政治は動きが速いので突然、米朝会談みたいな流れになることがある。その時の流れを読み違えないことが肝要。総理がまさに米朝をつなぐ役割ができるように流れを見極めて、行動していくべき。
2017/09/08 BSフジ[プライムニュース]

東洋学園大学教授・朱建栄
山本一太×飯島勲×朱建栄・対北朝鮮「制裁強化」の効果
中国が北朝鮮の核保有を最も嫌がっている。北朝鮮が核を持てば中国に対する脅しに使わないという保証はない。中国内部に危機感があり、中国はなんとか関係諸国と協力して北朝鮮を止めたいと思っている。北朝鮮は事実上の容認論を期待しているが、中国も日本も韓国もそういうことを許してはならない。
2017/09/08 BSフジ[プライムニュース]

内閣官房参与・飯島勲
山本一太×飯島勲×朱建栄「北朝鮮vs米中ロ」の発火点
グアムまでは撃たないだろう、ICBMは既に完成したと見ている。米国と北朝鮮の大体の方向性の結論は年内と見ている。来週どこかの国と北朝鮮との秘密会議が行われ国連総会の終わりくらいまではある程度米朝の対話なのか攻撃なのか見えてくる。
2017/09/08 BSフジ[プライムニュース]

岩田明子解説委員
ウラジオストク・日ロ首脳会談・対北朝鮮で連携は
安倍総理はロシアを、シリアや北朝鮮など難しい国際社会の課題について建設的な議論をする相手と位置付けている。安倍総理はフォーラムの講演で日本は北東アジアの安全保障面でロシアと真剣に話し合う用意があると表明した。これはこれまでの日本、米国、韓国の連携強化一辺倒から一歩踏み出したということを意味する。
2017/09/08 NHK総合[時論公論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
森本敏×宮家邦彦・北朝鮮「国際包囲網」
中国はあまり強い決議を作る気はないし、党大会の最中ということもあり強い決議はできっこない。中国は国内で北朝鮮を含む朝鮮半島の将来をどうするか10年、20年議論していて結論が出ていない。議論が割れている限り北朝鮮を見捨てることはできない。
2017/09/07 BSフジ[プライムニュース]

防衛大臣政策参与・元防衛相・森本敏
森本敏×宮家邦彦・北朝鮮「国際包囲網」
現在の金正恩体制が行っている挑発活動に対し、中国は不快感を持っている。そもそも中国が厳しい状況に追い込まれている原因を作ったのは北朝鮮だと思っている。ミサイル開発がスローダウンするだけではなく、今すでに電車が止まっていると言われているように石油を何分の一止めただけでも、社会生活、産業に影響が出て国民が体制に不満を持ち、場合によっては中朝国境から脱北者が出てくる可能性もある。そうした混乱は国家の安全保障にかかわるため、中国にとって最も望ましくない。これ以上、北朝鮮に混乱をもたらすような安保理決議を通したくないと思っている。拒否権を発動するのは米国との関係もあり、政治的に難しいので、いかにして内容のない安保理決議にして参加にまわれるかということが中国にとっては重要となる。
2017/09/07 BSフジ[プライムニュース]

菅義偉官房長官(VTR)
非核三原則・石破が議論の必要性訴え・菅長官「これまでも今後もない」
政府としては非核三原則を政策上の方針として今日まで堅持している。非核三原則の見直しはこれまでも今後も議論することは考えていない。
2017/09/07 テレビ朝日[スーパーJチャンネル]

石破茂元防衛大臣
<そもそも総研>緊急特集・日本の核武装・核シェアリングとは?
今から50年以上前、当時のジョンソン大統領に佐藤栄作首相は日本は核を持つんだと言い、それについて米国は否定しなかった。その当時から日本はちゃんと議論をしてこなかった。5年、あるいは10年かかるかもしれないが早く議論にかからないと、いよいよ状況がまずくなり、突然核保有論が台頭してきた場合、原子力政策はどうなるのか。原子力協定は全部破棄になる。その場合どうやって日本のエネルギーをやっていくのか。NPT体制も崩壊するが、その引き金を日本が引いていいのか。こうした状況になる前に議論しておくべき。憲法上、日本が核を持てるということは歴代政権が申し上げてきた。
2017/09/07 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

石破茂元防衛大臣
<そもそも総研>緊急特集・日本の核武装・核シェアリングとは?
例えば日米で核のシェアリングをしたとしても、2キーシステムなので日本が核を撃つといっても米国が反対してできないということはありうる。どんな時に撃ち、どんな時に撃たないのかという意思の疎通を図る協議をNATOは政治レベルにおいても、実務者レベルにおいてもずっとやってきたが、そうしたものが必要になる。
2017/09/07 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

自民党元幹事長・石破茂
石破茂×前原誠司・北“脅威”への対応と備え
許されざる暴挙であることは間違いないが、金正恩体制という独裁政権が続くためにはこの道を走るしかない。米国、ロシア、中国の影響を受けないで朝鮮民族が自立した国家を作るという強烈な意思がそこにはあるが、国民の人権を認めず北朝鮮が核を持つことを容認すれば核ドミノが始まる可能性もある。
2017/09/06 BSフジ[プライムニュース]

外交ジャーナリスト・手嶋龍一
緊迫・“北”幹部が語る挑発の真相・強硬姿勢を続けるワケ
英国秘密諜報部が仲介をしてカダフィ大佐が核を放棄した時に、ブッシュ大統領は勝ち誇ったようにしていたが、(その後、カダフィは殺された)そういう状況を見ていて北朝鮮は核は手放せないと強く思っている。
2017/09/06 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

寺島実郎
北朝鮮危機・回避のシナリオは
北朝鮮は脅威をエスカレートさせているように見えるが、あくまでも金王朝の存続ということだけをアピールしているのであり、ワシントンや東京を征服したり体制を転換させる等のかつての革命の輸出のような意味での脅威ではないというところにこの問題の本質がある。米国は脅威の性格というものを正確に分析している。ただ、ICBMで万が一グアムや同盟国日本のどこかに着弾しようものなら、その時には戦争というカードが切られる。米国は準備しているシナリオを発動させるだろう。
2017/09/05 BS日テレ[深層NEWS]

コリアレポート編集長・辺真一
北朝鮮“核”挑発・米国「軍事オプション」の思惑
ティラーソン国務長官もマティス国防長官もいずれ限界があることに気が付き、北朝鮮が7回目の核実験だとか、ICBMを発射すれば米国がやりたくない限定攻撃や予防攻撃という方向に向かわざるを得ない。
2017/09/05 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

コリアレポート編集長・辺真一
緊迫!北朝鮮・米軍“爆撃機”朝鮮半島へ展開も…
軍事的に圧力をかけても、実際には手を出すことはできないと北朝鮮はトランプ政権をなめている。それを口実にして北朝鮮がミサイル発射であったり、核実験を行っている。仮に米韓が今回、F22やF35、B1などの戦略兵器を投入すれば待ってましたとばかりに次の手を打ってくるだろう。
2017/09/05 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

軍事アナリスト・西村金一
北朝鮮のミサイル・日本は防げるのか!?SP・今度どうなる!?北朝鮮ミサイル問題
北朝鮮との交渉は成り立たない。これまで2回、米朝は合意をしたが、北朝鮮は合意を守らずに弾道ミサイルも核も開発してきた。
2017/09/05 テレビ朝日[橋下×羽鳥の番組]

軍事アナリスト・西村金一
今だから知っておきたい日本の防衛力!ミサイルは直接当たらなければ助かる!?
北朝鮮のミサイルに化学兵器が載っていた場合、PAC3で撃ち落とした場合にはそのまま頭に落ちてくるので大変なことになる。大体200発のミサイルのうち3分の1は化学兵器が搭載されていると考えてよい。
2017/09/04 テレビ朝日[橋下×羽鳥の番組]

元海上自衛隊海将・伊藤俊幸
北朝鮮のミサイル・日本は防げるのか!?SP・有事の時は国民全員を守れるとは言い切れない
北朝鮮が(仮に)50発ミサイルを同時に撃ってきてそれを同時に迎撃しろと言われたら今の日本の態勢ではできない。米国が先制攻撃するとなれば、それは即ち有事で第二次朝鮮戦争ということになり、その時は国民全員を守れるわけではない。
2017/09/04 テレビ朝日[橋下×羽鳥の番組]

拓殖大学・海外事情研究所・富坂聰教授
さらなる挑発の可能性も・・・北朝鮮・次の一手は?
米朝が戦争しても何の利益もない。誰がその戦費を負担するのか。どういうメリットがあり誰が動くのかということを整理して見ていかないと(予測は)難しい。
2017/09/04 TBSテレビ[ひるおび!]

早稲田大学教授・中林美恵子
さらなる挑発の可能性も・・・北朝鮮・次の一手は?
トランプ政権にはアジアを担当するトップのポジションの人がいない。それを考えるとどこまでぎりぎりの駆け引きをやっていけるのかという不安がある。
2017/09/04 TBSテレビ[ひるおび!]

共同通信社編集委員・磐村和哉
北朝鮮・異例の“重大報道”・「水爆実験は完全に成功」
今後1日3回も4回も核実験をやってしまう、そういうことも想定しなといけないかもしれない。
2017/09/04 TBSテレビ[ひるおび!]

国際ジャーナリスト・春名幹男
6回目核実験「完全成功」・北の脅威“新たな段階”
中国とロシアは国連安保理で石油禁輸に前向きになる可能性が出てきた。武力攻撃はすべての手段がなくなった後になる。
2017/09/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

コリアレポート・辺真一編集長
6回目核実験「完全成功」・北の脅威“新たな段階”
制裁を強化しても北朝鮮は止められない。北朝鮮はおそらく反発して、太平洋に向けてのICBMの発射、あるいはグアムに向けての発射、火星12号の4発の発射を早いうちにやるだろう。限定空爆による武力行使の可能性が70%以上あるのではないか。結局、そういう方向に行かざるをえない。北朝鮮ミサイルの迎撃は失敗した場合に米国の防衛システムの恥さらしになるのでこの選択はない。北朝鮮を懲らしめる意味でミサイルを発射したその基地を一か所、限定して叩くのではないか。
2017/09/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

金沢工業大学虎ノ門大学院教授・伊藤俊幸
<Big Stories>核実験・北朝鮮はレッドラインを越えたのか?
ロフテッド軌道では燃えてしまうのは当然であり、再突入に関するデータは何も得られない。北朝鮮は通常に撃ってデータをとりたい。単品は少しずつ完成してきてはいるが、武器としてミサイルを見た場合はまだまだの状態。
2017/09/03 BS朝日[いま世界は]

安倍総理大臣声明
首相が声明発表“断じて容認できず”
我が国を含む国際社会は、北朝鮮に対し、これまで累次に渡り、関連の国連安保理決議の完全な遵守を求めるとともに、度重なる核実験や弾道ミサイルの発射等の挑発行動を非難し、核弾道ミサイルの放棄を求めてきた。こうした中、今回、北朝鮮が核実験を強行したことは、我が国として断じて容認できない。我が国の安全に対するより重大かつ差し迫った新たな段階の脅威である。地域および国際社会の平和と安全を著しく損なうものになっている。関連する国連安保理決議の重ねての明白な違反であり、国際的な軍縮・核不拡散体制に対する重大な挑戦である。我が国は北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い言葉で断固として非難する。
2017/09/03 NHK総合[NHKニュース]

東京国際大学・伊豆見元教授
北朝鮮国営メディア“ICBM搭載のための水爆実験に成功”
7月に国際社会は北朝鮮がICBMを持ったということを認めた。今回、大事なことは北朝鮮がICBMという米国を攻撃できる射程を持つミサイルを持って、その弾頭に水爆という大変な威力を持った核兵器を搭載できるようになったということを示したかった。この意味するところは、米国本土を強力な核兵器で攻撃できる能力を持ったということを米国にアピールしたかった。核兵器小型化の技術についてはすでに2013年から北朝鮮は十分に持っていた。後はそれをいかにより小型化、軽量化できるかということだったが、その時点から数えて既に3回核実験を北朝鮮はやっており、相当程度、核能力は進展していると見てよい。短期的に挑発を進めているが、こういう路線を一回やめて国際社会との協調を探る方向に北朝鮮は転換するのではないかと見ている。そのためには先に急いでやらなくてはいけないということでやっている。今回の実験でやろうといていたことのほとんどは終わった。核実験はおそらくもう必要はないという形になる。
2017/09/03 NHK総合[NHKニュース]

共同通信社・編集委員・磐村和哉(電話)
核開発・さらに進行か
北朝鮮はトランプ政権を対話に出て来させるためのだめ押し的な一撃を与えたつもりでいる。その対話は非核化の対話でなく、自分達を核保有国と認め、敵対的な政策を放棄せよという対話。とても米国がのめる内容ではないが、北朝鮮はレッドラインぎりぎりまで米国を追い込むつもり。米国はレッドラインを明らかにしていないが、北朝鮮はレッドラインを模索する意味でもこれからもミサイルの発射などを継続してやっていくと思う。
2017/09/03 TBSテレビ[特別報道番組「ご婚約へNスタSP!おめでとう!眞子さま小室会見・生中継」]

東京国際大学・伊豆見元教授(電話)
速報・“北朝鮮で人工的な揺れ”6回目の核実験の可能性
今回の核実験は北朝鮮が核能力というものを国際社会にアピールする目的が第一にあった。特にこれまでICBMを持ったということを国際社会に認定させたわけで、そこにちゃんとした核弾頭がつけられるかどうかということで、より軽量化、より小型化した核弾頭が作れるための核実験が必要になり、そのために行った。
2017/09/03 NHK総合[NHKニュース]

慶應義塾大学准教授・神保謙
弾道ミサイル・日本上空通過・専門家が読み解く
北朝鮮が国交を持っているのは160か国以上と世界に広がっている中で様々な交易がある。これらの国々が国連決議の制裁の履行に積極的でないという現実をしっかりおさえなければいけない。例えば北朝鮮労働者が外貨収入獲得のために労働していたり、部品や工作機械が民生品として流れていくルートをなんとか国際社会が協力して遮断しなければいけない。
2017/09/03 NHK総合[日曜討論]

早稲田大学教授・リージョンウォン
弾道ミサイル・日本上空通過・専門家が読み解く
石油の制裁案は中ロの反対で限定された。この状況が大きく変わるとは考えにくい。石油が1番打撃を与える最終手段になると思うがなかなかできない。軍事技術材料の流出、流入がないようにすることは大前提。その後、外貨収入を止める。総合的、現実的なアプローチの段階に来ている。
2017/09/03 NHK総合[日曜討論]

早稲田大学教授・リージョンウォン
弾道ミサイル・日本上空通過・専門家が読み解く
中国は近年、制裁で北朝鮮に対し、より踏み込んだこともやるようになってきている。制裁論議が高まると中国の中央政府を中心にプレッシャーを加えていくが、その後はタガが緩み、気がつくと中朝貿易が逆に増えていたりするというのが現実。制裁だけに頼っていては問題解決は難しい。
2017/09/03 NHK総合[日曜討論]

元海上自衛隊司令官・香田洋二
弾道ミサイル・日本上空通過・専門家が読み解く
(38度線付近の軍事的行動に繋がっていく可能性は)少ない。韓国軍、在韓米軍は朝鮮戦争の教訓から非常にディフェンシブにできている。特異なケースで北に行くこともオプションとして考えているが、基本的には38度線で守るスタンス。今までやってきていない手法、例えば今回、北朝鮮のミサイルは初めて英国・ドイツまで射程に入ったが、当事者として特に国交のあるドイツ・メルケル首相から北朝鮮に核開発をやめるよう言ってもらうということは一つの対話の手法として追求すべき。
2017/09/03 NHK総合[日曜討論]

元外務事務次官・立命館大学特別招聘教授・薮中三十二
弾道ミサイル・日本上空通過・専門家が読み解く
中国にとって非常に敏感な所は、北朝鮮の核を黙認することで、近隣諸国が核を持つようになること。これまでもブッシュ政権の時に「このまま行くと日本も韓国も持つかもしれない」と米国が中国に言うことで、中国が石油のパイプラインを止めたことがある。そのぐらい中国にとっては深刻な問題。
2017/09/03 NHK総合[日曜討論]

元海上自衛隊司令官・香田洋二
弾道ミサイル・日本上空通過・専門家が読み解く
おととしまでは旧ソ連の古い技術でやっていて限界を感じ、おそらくロシアあるいはウクライナから非合法手段でロケットエンジン技術を入れた。このことで1世代前の壁は乗り越えたと見るべきでこの先、火星12、14、新型ICBMはおそらく三段跳びのような感じで来るということは予測していく必要がある。
2017/09/03 NHK総合[日曜討論]

早稲田大学教授・中林美恵子
「北を核保有国と認めるべき」米国に対話論も・・・日本の道は
日米間で温度差があるのではないかということが指摘されている。日本でこれだけ北朝鮮問題が報道され危機感が高まっていて、避難訓練まで行われている状況でありながら、トランプ大統領は今、何をやっているのかという声が(米国では)よく聞かれる。ハリケーン・ハービーが米国を直撃したが、政権にとって今は大事な時期。トランプ大統領はハリケーンが来る1週間前ぐらいからホワイトハウスをハリケーン・ハービーに全力投球でいくことを決めていた。
2017/09/03 フジテレビ[新報道2001]

元自衛艦隊司令官・香田洋二
今後も日本上空へ発射?列島へ落下の危険性
今後も北朝鮮のミサイルは状態的に仙台から札幌の上ぐらいの日本の上空を飛んでいくだろう。燃焼初期の不具合などが原因で日本に向かって落ちてくる可能性も考えられる。破壊措置命令や民間人の避難は政府の措置として当然。それが我々のできる唯一のこと。
2017/09/03 フジテレビ[新報道2001]

ニューヨーク支局・平井裕子記者
米国8月雇用統計・低い伸び・9月以降の懸念材料は?
米国の現状は経済に関しては強いが、政治的には問題が山積している。注目は9月5日から再開する米国連邦議会の行方で、連邦政府の債務上限引き上げ問題が最大の懸案となっている。10月の期限までに法案が通らないと、米国政府はデフォルト・債務不履行に陥り、世界の金融市場が混乱する。さらに今、トランプ政権はハリケーン・ハービーへの対応の他、北朝鮮問題やロシアリスクも抱え、予断を許さない状況。 
2017/09/01 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]

ジャーナリスト・後藤謙次
米国・ハリケーンで被害12兆円・死者47人・100万人避難
米国社会でとりわけ東部、南部では竜巻とハリケーンに住民が非常に敏感で、対応を誤ると政治を動かす大きな要因になる。2005年のカトリーナの時は街に水があふれ、富裕層は逃げたが取り残された貧困層から多くの犠牲者が出た。ブッシュ元大統領の対応が悪く、翌年の中間選挙で敗北し、2008年大統領選挙ではオバマ民主党政権が誕生した。トランプ大統領も対応を誤れば人種差別発言に続き大きな失点になる。見事な対応をすればプアホワイト以外にも支持層が広がる可能性もある。トランプ大統領にとっては北朝鮮のミサイル問題以上に重要な正念場。
2017/09/01 テレビ朝日[報道ステーション]

国際開発センター研究顧問・畑中美樹
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>中東におけるロシアの存在感
オバマ政権の時に米国が中東から足を抜こうとした。それを見てロシアが出てきたという面がある。今や中東の政治の面、石油の面でもロシアの存在を抜きには語れない。
2017/09/01 BS11[報道ライブ INsideOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>中東におけるロシアの存在感
欧州は自動車を油ではなく、電気自動車のような方向に思いっきり舵を切っている流れを見せてきている。今までは油を持っている国が力を発揮する時代だったが、油が世界をリードしてきた時代は変わりつつある。中東協力会議の新しい目線も油に凝り固まったものの見方から、静かに変わるべき時に来ている。
2017/09/01 BS11[報道ライブ INsideOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>中東におけるロシアの存在感
ロシアの中東での影響力がものすごく高まっている。ロシアはイランに影響力を持っている上に険悪な関係だったはずのトルコのエルドアンもここのところロシア詣でをし、ロシアのベースキャンプがあるシリアはもちろんのことエジプト、イスラエルさえもロシアに接近している。ネタニエフはプーチンと4回も会っている。
2017/09/01 BS11[報道ライブ INsideOUT]

国際開発センター研究顧問・畑中美樹
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>トランプ政権の中東外交
米国はおそらくイラン1点に絞ってイランを封じ込める。再度、孤立化させることに焦点を当てている。ティラーソン国務長官と国務省は、イランの核合意を中心にしてイランを穏健化していって国際社会に引き戻す方が米国の外交上はプラスになるのではないかとのスタンス。
2017/09/01 BS11[報道ライブ INsideOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>トランプ政権の中東外交
政権の中東政策はとにかくイラン憎しで始まったが、イランが選んだ穏健派のロウハニ大統領がイランをまとめていく方が右派の大統領が出てきて反米思想でイランを引っ張っていくよりいいのではないかという見方がある。シーア派イランの強大化をどうコントロールするのかが米国にとっても悩みの種で、中東問題を考える上で日本にとっても大きなポイントとなる。
2017/09/01 [報道ライブ INsideOUT]

国際開発センター研究顧問・畑中美樹
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>カタール・国交断絶の背景
多分サウジアラビアにはカタールへの嫉妬と怒りがある。カタールは90年代の中ごろから天然ガスが開発され、急速にガスマネーがたまり金持ちになった。外交面においても態度が大きくなり、サウジアラビアやアラブ首長国連邦がやっている横で、彼らとは違う方向で別の外交政策を打ち出してきたのが鼻についた。カタールに出来たアルジャジーラという衛星放送がアラブの悪口を言い始めたことも気にくわない。
2017/09/01 BS11[報道ライブ INsideOUT]

元国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員・古川勝久
<ひるトク!>効果なし?北朝鮮制裁の実態・ミサイル開発続くワケ
石油禁輸は脅しで使っているうちはいいが、実際に使うとなると日本にとってもハイリスクなことが起きる。北朝鮮をなんとか外交に引きずりこむという交渉を始めるためのツールとして使うべき。
2017/09/01 TBSテレビ[ひるおび!]

元国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員・古川勝久
<ひるトク!>なぜ“石油”止められない?中国とロシアが手を引けないワケ
中国が北朝鮮への石油輸出を減らそうとしていて、一方でロシアは北朝鮮への石油輸出を増やそうとしている。お金になり、かつ安保理決議で禁じられてさえいなければ何をしてもいいというのがロシアのスタンス。ただ代金をドルで支払ってもらいたいということがある。この部分に関しては米国は規制をかけることができる。ロシアからの輸出は思ったほど増えない可能性がある。
2017/09/01 TBSテレビ[ひるおび!]

国際ジャーナリスト・春名幹男
米韓「B-1B爆撃機」も出撃・朝鮮半島上空に集結
人工衛星はこれまで非常に大きなものだったが、小型のリュックサックぐらいのレーダー衛星が開発された。これを使用すればブースト段階ないしは配備された段階で北朝鮮への先制攻撃ができる。日本ではあまり知られていないが、今年の年末からその人工衛星が打ち上げられることになった。ただ、この人工衛星が北朝鮮のミサイルの動きを全部カバーするには全部で36個必要になるので、2年ぐらいの計画で全部をそろえることになっている。北朝鮮側のICBMもそれまでにどこまで、できるかというところにあり、時間との戦いになっている。
2017/09/01 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

国際ジャーナリスト・春名幹男
北朝鮮に警戒!米軍ミサイル迎撃基地の実力
迎撃ミサイルの成功率60%は決して成功率が高いとは言えない。北朝鮮のミサイルは1発だけではなく、迎撃されることを前提に考えているので、おとりのミサイルも同時に発射する。さらに複数のミサイルが同時発射されることを考えると60%という数字はさらに下がることになる。
2017/09/01 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

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