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2024年04月24日(水)
最新TV速報
【あの一言】
[2024年04月] [2024年03月] [2024年02月] [2024年01月] 
中部大学特任教授・細川昌彦
<徹底解説・ニュースの焦点>激戦・日米貿易交渉
米国はすでにアキレス腱を持っていて、米国に他国がライトトラックを輸出する場合は25%の関税をかけていて守られている。関税交渉というのはギブアンドテイクなので、今後、農産物で日本が譲歩する、しないという時に今度は米国のやっていることについても日本は要求をしていくべき。日本は米国から要求されることばかりに焦点を持っていきがちだが、攻めることも考えパッケージで関税交渉というものを考えていくべき。TPPでも農産物の引き下げと乗用車の2.5%をパッケージで合意していることを忘れてはならない。
2018/09/30 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
<徹底解説・ニュースの焦点>激戦・日米貿易交渉
トランプ大統領は、はっきり言えば長期的政策とか何も考えていないし、わかっていない。そもそも安倍さんとトランプさんの関係はトランプさんが一方的に安倍さんを好きだという関係に基づいているので、その関係を壊さないためという意味で今回の会談はやってよかった。TPPに米国を戻すというのも本来の話ではなく、バーゲニングツールのひとつ。日本が米国抜きでTPP11を主導しているのもある意味で交渉ツール。日本もあまり原則にとらわれすぎるべきではない。
2018/09/30 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

みずほ総研・欧米調査部長・安井明彦
最新分析・北朝鮮・貿易問題の行方は
関税が大きく上がっていなくても、着実にじわじわと(貿易摩擦の)影響が出てきている。将来が不透明になってくるので、企業の投資行動などがだんだん萎縮している。米中に限らず幅広く影響が出てきつつある。グローバルにサプライチェーンは広がっているので、世界的に影響が広がっている。1番気をつけなければいけないのは、貿易摩擦の影響は経済の弱いところからまず出てくるということ。米国経済は好調なのですぐに悪い影響は出てこないかもしれないが、例えば中国経済は減速局面にある。中国に輸出しているアジアの国々、EUはどうなのか。新興国を中心に通貨不安なども出始めている。そういったところと貿易摩擦の影響がリンクした時に、複合的なショックになるリスクがある。
2018/09/30 NHK総合[日曜討論]

早稲田大学教授・中林美恵子
最新分析・北朝鮮・貿易問題の行方は
北東アジアの安全保障、米国の核の傘、こういった大きな図柄をある意味考えないまま、1国1国の利益で綱引きが始まってしまっている。文在寅政権においても南北の間を通す鉄道とか道路とか、そういうものを建設しようという話にまで先走っている。そうすると制裁が緩んだり南側の北に対する柔らかい態度などを含めて物事が先に進んでしまい北朝鮮に対する圧力が弱まるのは間違いない。限りなく金正恩委員長の思惑通りになる。金委員長の思惑というのは、トランプ大統領は1つのチャンスであると。トランプ大統領であれば何らかの形で色んなことを聞いてくれるし、リスクを取ってくれるのではないかと見込んでいる。ここが今の北東アジアの安全保障で気がかりな部分。
2018/09/30 NHK総合[日曜討論]

マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・岡本行夫
最新分析・北朝鮮・貿易問題の行方は
(緊張緩和は続いているが交渉は進んでいないという現状は)金正恩委員長の思惑通り。今、彼は嬉しくてしょうがないだろう。米国から攻撃される心配を何もすることなく、引き続き核兵器の開発を現在も進めている。技術的に未完成な部分を1年か2年くらいで完成させ、堂々たる本物の核武装国家として世界に登場することができる。その時に米国との交渉は性格が一変する。今は「核兵器開発をするな」という米国からの一方的な圧力だが、今度は核兵器削減交渉となる。彼らにしてみればインドやパキスタン、多分イスラエルも核を持っており国際法の枠外で違法に取得しているではないかということで、どうして我々だけ責めるのかという話になる。それが彼らの目指しているところ。核兵器がなかったら北朝鮮というのはアフリカ・ガボンや赤道ギニアと同じくらいの規模の国家になってしまう。それが今、世界に堂々たる政治家として米国の大統領と並んで君臨している。金正恩委員長がやすやすと核を手放すはずはない。
2018/09/30 NHK総合[日曜討論]

元中国大使・宮本アジア研究所代表・宮本雄二
最新分析・北朝鮮・貿易問題の行方は
米朝が話し合って朝鮮半島の状況を決められるというのは中国にとっては最悪。自分の発言権を確保し、なおかつ米中はこういう関係だから、その中でできるだけトランプ政権がやりにくいという方向に北に指示している。表面的には北朝鮮に対してプラスになることを言っているように見えるが、机の下で何を言っているかは別の問題。
2018/09/30 NHK総合[日曜討論]

東京大学大学院教授・久保文明
最新分析・北朝鮮・貿易問題の行方は
水爆実験までして他国を脅すようなことがなくなっているのは明らかな前進で、昨年の状況より米朝関係はいい状態になっている。他方で北朝鮮、米国双方にそれなりの過ちを犯す危険性もある。北朝鮮が駆け引きで強気に出てしまっているため、米国の政策がまた元の鷹派的なものに戻ってしまう可能性もある。本来はシンガポールの米朝首脳会談以降、もう少し協議が進んでいるべきだったが、あまり進んでいない。より大きな危険は、トランプ大統領の脇が甘い部分。成果を求めるあまりに必ずしも詰められていない案で妥協してしまう可能性がある。
2018/09/30 NHK総合[日曜討論]

元中国大使・宮本アジア研究所代表・宮本雄二
最新分析・北朝鮮・貿易問題の行方は
法の支配や、多国間主義、自由民主主義等を体現しているのが国連を中心とした戦後の国際システム。この中でグローバリズムは大きな発展をした。それを米国の大統領が否定することになると、我々としては驚く他ない。
2018/09/30 NHK総合[日曜討論]

マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・岡本行夫
最新分析・北朝鮮・貿易問題の行方は
国連総会で象徴的だったのは米国の大統領が「われわれはグローバリズムを拒絶する」と言ったこと。グローバリズムはいいこともたくさんあったが、格差を拡大し、国境を低めることによって大量の難民、移民の波を作り出して、それに反発する人々をポピュリズムの方向に押しやった。人々はグループ化して社会が分断状況にある。こういう背景が習近平国家主席、プーチン大統領、トランプ大統領のような人々に自由度を与えている。世界はグローバリズムの揺り戻しの中にあり、これからも世界は自由とか民主主義といった普遍的な価値や開かれた国際秩序といったものが弱まる方向に行く。
2018/09/30 NHK総合[日曜討論]

元外務事務次官・薮中三十二
国連総会・米国の孤立・北朝鮮の“非核化”は?
トランプ外交については、世界中で一番心配していない国が日本。学生に聞いても「60%ぐらいがまあまあうまくやっているのではないか」と答えている。こうした考えは日米関係、特に安倍・トランプがうまくやっているのではないかという見方をしていることからきている。ただ、我々が見ておかなくてはならないのは、トランプは戦後70数年間続いてきた世界の平和と繁栄の礎になってきたNATOなどの同盟関係と経済などの自由貿易主義という世界のシステムを壊そうとしているということ。上辺だけを見ていいんじゃないかと言っている日本にもいずれ跳ね返ってくる。
2018/09/30 TBSテレビ[サンデーモーニング]

福山大学客員教授・田中秀征
国連総会・米国の孤立・北朝鮮の“非核化”は?
2回目の米朝首脳会談を開くとトランプは言っているが何のために開くのかが今一つ理解できない。結局、トランプがひとりではしゃいでいるようにしか見えない。非核化の日程的なことについてもいくらでも融通がきくという発言をトランプはしている。一番肝心な存在している核兵器についてはお互いに言及すらしていない。しばらく様子を見るぐらいしかできない。
2018/09/30 TBSテレビ[サンデーモーニング]

ジャーナリスト・元共同通信ソウル特派員・青木理
国連総会・米国の孤立・北朝鮮の“非核化”は?
安倍政権を語る時に外交はそこそこ、うまくやっていると思っている人は多い。北朝鮮問題は安倍さんにとってライフワークのようなところがあったが、今は文大統領の動き、トランプ大統領の動きに完全に引きづられていて、かつての日朝首脳会談をやった時のような日本の主体性がなくなったと感じた。
2018/09/30 TBSテレビ[サンデーモーニング]

外交評論家・岡本行夫
「放送後に聞きました」・米中の覇権争いの行方
トランプ自身は外交でいいことがあればディールメイカーなので簡単に手を握ってしまう。トランプ政権の対中政策というのは短期的な要因で決められていく可能性もある。中国は2049年に建国100年を迎えこの時に経済的にも、軍事的にも米国よりも強大な国として国際社会に君臨したいと考えている。
2018/09/29 BSフジ[プライムニュースSUPER]

ニッセイ基礎研究所チーフエコノミスト・矢嶋康次
どう見る?WTO改革
日米共同声明の6項目目にWTO改革が入ったことについて、日本はよく頑張ったと評価する。孤立化を避けるにはWTOが機能できるかどうかにかかっている。日米欧で、できるだけ早く形になるものを見せないと米国も中国も孤立化が激しくなるので、ここが肝。
2018/09/29 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

早稲田大学教授・中林美恵子
どう見る?WTO改革
日本とヨーロッパは国際機関の改革が必要だと言っていたが、成功の鍵は米国が入るかどうかで、米国がどれくらいコミットするかどうか。今回の日米共同声明に入ったということは少なくともひとつ駒を進めたのは確か。トランプ大統領が暴れん坊なおかげで急に私たちはいろいろなことに気がついた、スピードが上がったという風に米国人は思っている。米国のメインストリームの議会の人達も20年以上前から国連やWTOなどの国際機関の問題をずっと言い続けている。こういうところには予算を出さないと言ってきた。長い間米国が不満に思っていたこと。
2018/09/29 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

ニッセイ基礎研究所チーフエコノミスト・矢嶋康次
今後の日米通商交渉・何が焦点?
はっきり言えば中間選挙でトランプ政権自体がどうなるかわからない。今回、時間を稼いだところというのが日本にとってもしかしたら不利になるかもしれず、様子見が必要。
2018/09/29 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

中部大学特任教授・細川昌彦
今後の日米通商交渉・何が焦点?
米国は日米関係だけをやっているわけではなく相対的にみればウェイトは小さい。NAFTA、EUのほうが大事。
2018/09/29 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

中部大学特任教授・細川昌彦
日米の通商交渉どちらが思惑通り?
トータルとしては日本も頑張った。今回の会談で日本が覚悟すべきことは、1.関税25%を回避すること、2.牛肉でTPP以上の譲歩をしないこと。3.自動車の数量規制を拒否すること。4.FTAと言わないことだった。1番目に関してはとりあえずしのいだ。2番目はピン止めできた。3番目に関しては依然としてリスクは残っている。4番目はFTAという言い方は逃れたものの、FTAでないとは言い難い。
2018/09/29 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

ニッセイ基礎研究所チーフエコノミスト・矢嶋康次
日米の通商交渉どちらが思惑通り?
TAG以外のところで日米の関係にプラスマイナスがある。日本ははっきり言って取られるものが多くTAGはやりたくなかった。ある意味で日本にはどれだけ負け方を少なくするかにかかっていたという交渉。この交渉をやった段階ですでに米国の勝ち。日本からすれば中間選挙もあり米国の政権がこれからどうなるかもわからない。時間を勝ち取ったという意味ではうまくやったといえる。
2018/09/29 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

早稲田大学・中林美恵子教授
激論!泥沼“米中貿易戦争”
トランプ大統領は今までの秩序をひっくり返していくということを公にしてしまっている。日本は米国と価値観を共有している部分が多いので、自動車関税をたてにされて二国間交渉で厳しい局面に立たされる可能性もあるが、今回中国を見て見るとトランプ大統領の習近平国家主席に対する態度がどんどん変わってきている。習主席に対し「最高の友達」と言っていたのが「もう友達でないかもしれない」とつい言ってしまった。その根拠として中国が共和党を負けさせるためにインターネットなどを使って選挙妨害をしていると国連という場で大勢を前に言ったが、実はCIAにしろFBIにしろ全てこれらの証拠を押さえている。
2018/09/29 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

自民党・山本一太議員
激論!泥沼“米中貿易戦争”
トランプ大統領にどう対応していくのかというのは、日本だけではなく、世界全体の課題。これから米国がTAGをFTAの方向に持っていくことや、数量規制とか、自動車に対する関税措置を阻んでいかなくてはいけない。日本は安全保障で米国に依存しているが、そういう中でも自由貿易の旗手を目指すのであればこういう領域についてはしっかりと米国にクレームをつけ、譲るべきではない。
2018/09/29 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

解説委員・今井純子
消費増税まで1年・今後の課題は?
増税のあと景気回復の流れを途切れさせることなく乗り切るには、官民ともに課題が残されている。まず新しく導入される軽減税率への対応。軽減税率で税収が減る分のうち、まだ6000億円分の財源が確保できていない。去年の税制改正で決めたたばこ税の増税や、年収の高いサラリーマンへの所得税の増税分を充てる案もあるが、それでも2700億円分が足りない。ほかの税を引き上げるのか、なんらかの予算をカットするのか、税制改正の大綱をまとめる年末までに決めなければならない。
2018/09/28 NHK総合[時論公論]

法政大学・法学部教授・下斗米伸夫
<寺島実郎の「未来先見塾」~週刊寺島文庫~>日本とロシアの経済関係
日本はここ2年ほど韓国に追い上げられて、韓国の方がロシアにとって格好なパートナーになっている。ロシアの極東開発も北極海に絡んでいるというのも大きい。領土問題は、いずれにせよ両国の内政に深く絡むだけでなく一番固い部分を刺激する。56年の交渉がカギであり、朝鮮半島問題と北方領土問題について、政治地図の書き換え、新しい決着の時期にきている。
2018/09/28 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の「未来先見塾」~週刊寺島文庫~>日本とロシアの経済関係
2013、14、15年ぐらいまでは日本の輸入に占めるロシアからの輸入は増えてきていた。ところが2014年にウクライナ危機というのがあり、G7のロシアに対する制裁というのがあった。そのタイミングでオバマ政権の終わりぐらいから米国はポリシーを変え原油の輸出を解禁し、シェールガス・シェールオイルを日本に対して売ってもよいことになった。LPGも含めた日本の液化ガスは今では10%以上が米国から来ている。ロシアからの数字を米国からの数字が上回っている。化石燃料の輸入に関して、日本というマーケットでロシアと米国が綱引きをしている状況にある。
2018/09/28 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

法政大学・法学部教授・下斗米伸夫
<寺島実郎の「未来先見塾」~週刊寺島文庫~>ロシア経済最新動向
依然としてロシアのエネルギー依存という体質は変わらないだろう。FIFAサッカーが終った後に出て来たのが年金問題。第4期が本格的に動くと同時にプーチンにとってもいよいよ本当の経済の正念場に入っている。
2018/09/28 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の「未来先見塾」~週刊寺島文庫~>ロシア経済最新動向
2014年にウクライナ危機があり、G7の制裁が効いて、2015年、2016年とロシアは、マイナス成長に苦しんでいたが、去年くらいから水面上に出て、今年はIMFが1.7とさらに良くなるのではないかと見ている。依然エネルギーに過剰依存しているという産業体質が、ロシアの1つの壁。
2018/09/28 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

吉永みち子
“新たな交渉”へ・自動車バトル・関税どうなる?
USTRによる自動車輸入の問題が安全保障上の問題かどうかの検証結果が来年に出る。もしこれが安全保障上のリスクということになれば、輸入関税とか輸入枠の制限がされる可能性もある。
2018/09/28 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

中部大学特任教授・細川昌彦
“新たな交渉”へ・自動車バトル・関税どうなる?
今米国の自動車メーカーも日本などからの部品がないと作れない状況なので、米国の自動車産業も25%の関税引き上げには反対している。産業界も望んでいないことを脅しだけの為にトランプが言っている。
2018/09/28 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

中部大学特任教授・細川昌彦
“新たな交渉”へ・自動車バトル・関税どうなる?
25%関税というのは脅し。EUも同じように交渉中は関税を上げないという確約を取り付けていた。交渉が妥結したらもうきまったのだから関税は上げないだろうというのが他国も行っている交渉のやり方。脅しを片手にやるやり方は本来はありえない。しかし対抗策はEU、カナダ、メキシコにしろどの国にもない。その中でメキシコや韓国のようにひどいことになった事実もあるのでそれをいかに避けるかが今後の勝負となる。
2018/09/28 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

中部大学特任教授・細川昌彦
新協定「TAG」とは?日本政府関係者も困惑
TAGはFTAのひとつ。“FTA”という言葉にアレルギーを持つ人が日本にいるため“TAG”という呼び方に変えた。概念としては昔からあるもので、それを引っ張り出してきただけ。
2018/09/28 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

ジャーナリスト・後藤謙次
貿易交渉入りで日米合意・FTAではなくTAG?
(TAGは)結論をとりあえず先送りする妥協の産物。日本側のメリットと言えば、時間稼ぎができることだけ。その間に何とかいろいろなことを考えようということ。長期的にみれば、米国が力に物を言わせてぐいぐいやってくると見ておいた方がよい。戦後の日米間の通商交渉を見ても最初に日米繊維交渉というのがあった。これにより多くの日本の繊維会社が打撃を受けた。牛肉・オレンジ交渉でもみかん農家が非常に追い詰められた。90年代の日米構造協議では日本全国の商店街がシャッター街になってしまった。TAGでは物に限る言いながらもサービスまでもその余地が広がるもの。トランプ大統領の手法というのは通商交渉だけでなく、安全保障も含めて使えるものは何でも使う。今回米国は定置網を仕掛けた。そこに日本は追い込まれて最終的には根こそぎ取られてしまうという懸念も消えない。
2018/09/27 テレビ朝日[報道ステーション]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
総力検証!日米首脳会談・対北朝鮮連携で拉致&非核化は
終戦宣言を2番目に望んでいるのは中国。相応の措置と言ったのは終戦宣言と言った途端にNOと言われるから、曖昧に出している。恐らく米国はトランプ大統領以外の人は全員反対だと思う。
2018/09/27 BSフジ[プライムニュース]

外交ジャーナリスト・手嶋龍一
トランプ大統領・国連演説・北朝鮮“非核化”への言及
東アジアの安全保障環境を見た時に自由・民主主義・開かれた市場というものの上に立つ日米安全保障条約は単に自分達の国を守るという私利私欲だけではなく、東アジア全体にどっしりと根付いている国際公共財となっている。今そのような形で日米安保条約が機能しているのかや、トランプ大統領が本当にこれを国際公共財と考えているのかどうかは、実は大変重要な問題だが、残念ながらトランプ大統領はそう考えてはいない。
2018/09/26 BSフジ[プライムニュース]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<ANNニュース>安倍総理・国連で演説「日米双方の利益になる関係を」
トランプ大統領は演説で国際協調主義というよりは、米国が世界の中でいかに被害を受けているか、米国の利益を第一に考え、米国一国主義を強調している。これに対し安倍総理の演説では国際協調に重点を置いており、お互いのWIN・WINの関係をとっている。グローバリズムを土台に置くか、置かないかで(日米に)溝が生まれている。北朝鮮に関して安倍総理はこれまで制裁一辺倒だったが、初めて金正恩委員長と向き合うことを表明し国際社会に向けて対話の姿勢を打ち出したこともこれまでと異なる。
2018/09/26 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

星浩キャスター
報復合戦いつまで?激化する米中貿易戦争
これまで米国の半導体を中国が買って、安い労働力でそれを組み立てて、それを米国に製品として輸出していたが、中国が自立できるようになり、自分で半導体も作り、パソコンも作り、スマートホンも作れるようになり、米国と明らかに対立関係になってきた。さらに南シナ海の問題や人権問題などもあり米国と中国の覇権争いという状況になってきたことが背景にある。
2018/09/25 TBSテレビ[NEWS23]

星浩キャスター
「遠くない時期」米朝首脳会談・非核化への道筋は?
北朝鮮は米国が要求している核施設の全容公開を未だにやっておらず、終戦宣言を先にやってほしいと言っている。核施設の全体を公表するにしても米朝関係が緊張関係に戻った場合には、米国が核やミサイルの場所をわかっていることになるので北朝鮮側が標的にされるリスクが高まる。それはいくらなんでも飲めないということで終戦宣言と体制の保証を求めている。
2018/09/25 TBSテレビ[NEWS23]

テレビ朝日外報部デスク・山下達也
貿易圧力続々・トランプ大統領強硬姿勢は・米国中間選挙対策か
牛肉など農産物がトランプ大統領の本丸。トランプ大統領はとにかくオバマ政権での合意をひっくり返したい。安倍総理もあまりTPPと言っても無理筋になる。いびつな形にはなるがTPPから離脱したまま最低でもTPPの水準のものが欲しい。今回ある程度の交渉スタートをぶちあげてトランプ大統領は11月にアピールできるけれども、詳細な協議には時間がかかるので日本政府は参院選挙の後に逃げ切るのではないか。
2018/09/25 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

中部大学特任教授・細川昌彦
貿易圧力続々・トランプ大統領強硬姿勢は・米国中間選挙対策か
トランプ大統領は25%の自動車関税を脅しにして自動車の数量規制を取りたい。もうひとつ同じ脅しで取りたいのが、牛肉の関税引き下げ。TPPから離脱した米国は貿易では相対的に不利になってしまっており、米国の中西部の畜産業界がものすごくトランプ大統領に対し不満を持っている。その不満を解消しないと中間選挙が厳しくなるので、その畜産業者対策として色よい返事が日本から欲しい。入口の段階でEUの時のように大豆を買わせたというような言い方ができるような仕立て方が大事。
2018/09/25 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

中部大学特任教授・細川昌彦
トランプ流貿易圧力・標的を次々“狙い撃ち”
トランプ政権はこれまでの通商交渉の常識が通用しない。閣僚レベルで合意しても後でちゃぶ台返しをされる。それでしくじったのは中国。逆にEUは前日まで閣僚同士が決裂していてもユンケル委員長が首脳レベルでトランプと合意できた。中国の失敗、欧州の成功例を見ておくことがポイント。
2018/09/25 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

テレビ朝日外報部デスク・山下達也
トランプ流貿易圧力・標的を次々“狙い撃ち”
EUの関係者は液化天然ガスの輸出を増やすとトランプ大統領は言っているが、ロシアと異なり、パイプラインがないので、インフラが整わないので無理だ等の理由でEU側はいくらでも引き延ばすことができる。かなり巧妙な合意。
2018/09/25 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<徹底解説・ニュースの焦点>南北首脳会談
中身がそれほど大きくないおみやげでもトランプ大統領自身がこれは大きなおみやげだというような形で拡大評価をして、中間選挙のための筋書きを作る可能性も十分ある。トランプ大統領自身自分の側近がこれだけ離れていき、中間選挙までに、もしかするとかなりピンチに追い込まれる可能性もある。その兼ね合いが北朝鮮カードをどうやって見ていくのかの分岐点になる。
2018/09/23 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社客員論説委員・平井久志
<徹底解説・ニュースの焦点>南北首脳会談
非核化へのプロセスをちゃんとやるとすれば2年4か月でやるのは無理。過去にこれをやった南アフリカだとかリビアも2年以上かかっているが、交渉しながらではなく米国に委ねてやったケースでももっと時間がかかった。北朝鮮はポンペオ長官が北朝鮮に行った後に北朝鮮は声明を出したが、CVIDとか申告だとかを頭ごなしに否定している。通常の非核化のプロセスを経るとどう考えても時間が足りないので、申告と査察を省略し、実際にある核弾頭とICBMを前倒しして米国に搬出するというアバウトな非核化の方向に向かう可能性が高い。
2018/09/23 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

早稲田大学教授・中林美恵子
<徹底解説・ニュースの焦点>南北首脳会談
トランプ政権にとっては日々きつい状況になっている。マスコミ的にはトランプ大統領にとっては土砂降りの状況になっているが、意外にも下院では民主党がとると言われているが、最新の情報ではせっている選挙区が多い。
2018/09/23 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

神田外語大学・興梠一郎教授(VTR)
国民的スター失踪3か月・進む中国映画国家統制
芸能界全体、エンターティンメントを含め一種の引き締めをやっている。党中央宣伝部の要職はほとんど習近平の子飼いを置いている。宣伝部が映画まで管理する話になったということは、国民の思想に影響を与えるもの、考え方に影響を与えるものは全て共産党が管理したいとの背景がある。その先には自分の体制を強固にするということがある。
2018/09/23 テレビ朝日[サンデーステーション]

ジャーナリスト・後藤謙次
3選いきなり正念場・市場開放要求に総理は
安倍政権幹部はFTA交渉には持ち込ませないと言っていた。
2018/09/23 テレビ朝日[サンデーステーション]

ジャーナリスト・後藤謙次
世界最大・中国映画の変化「米中対立」影響か?
ビンビンと政権幹部の関係が言われている。真偽のほどは不明だが、政権としてはそれを徹底的に否定する必要がある。それで脱税問題を取り上げたのではないか。習近平体制は反腐敗キャンペーンをずっとやってきたが、まだこれをやっているとアピールした。普通はここで登場する反日カードは米中戦争の激化によって使いにくくなっている。国民的に有名なビンビンがある意味で標的になってしまった。
2018/09/23 テレビ朝日[サンデーステーション]

元経済産業省貿易管理部長・中部大学特任教授・細川昌彦
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
基本的に非核化が進んでいるように仕立て上げながら、終戦宣言に持っていき、そこから先、在韓米軍の撤退という方向に中国は持っていきたい。さらに北朝鮮への経済制裁を緩和させるというこの2つを中国は実質的に前に進めていこうとしている。あまり中国が今のタイミングで前面に出てしまうと、米中貿易戦争での攻撃材料をトランプ大統領に与えてしまうことになるので、今は韓国をうまく前面に立てながらやっている。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
米国は東倉里にしても寧辺にしても、相当程度役割を終えた施設にすぎず、北朝鮮の中には他の施設がたくさんあるという厳しい見方をしている。今回、韓国が軍事面と経済面で北朝鮮に譲歩したような印象があり、この点でも米国は不安を覚えている。一方で肝心のトランプ大統領は前のめりで、少しでも非核化への動きがあるのなら前進させようとしている。その背景には2020年大統領選挙に向けた思惑がある。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

元外務事務次官・立命館大学客員教授・薮中三十二
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
少なくとも米朝にまた繋げた。橋渡しができたということ。しかも非核化について、ある程度査察も含め、寧辺の施設もこれから米国の出方次第だが、条件付きでやると言っている。トランプ大統領はこの2か月位、ずっと金正恩委員長について評価している。その思いに応えたということがある。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

元外務事務次官・立命館大学客員教授・薮中三十二
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
問題は非核化について北朝鮮が本気でちゃんとやってくれるかどうか。これは日本が徹底的に注意して米国や韓国にも言わなければいけない。北朝鮮がどこまで核兵器を持っていて、それがどこにあるんだということをまず言わせなければいけない。ところがトランプ大統領の頭の中でこうしたことは面倒くさい話であり、「破壊するならいいじゃないか」という話になりかねない。日本がきちんと発言すべき。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

中部大学特任教授・細川昌彦
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
米韓FTAで日本が教訓にすべき最大のポイントは、米韓FTA交渉で韓国は鉄鋼についての輸出の数量規制を強いられたということ。それを飲んでしまった韓国は今、ひどい目に遭ってしまった。いったん数量規制に追い込まれると悲惨な目に遭うという教訓。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

寺島実郎
<風をよむ>~“安倍政権の今後”~
実はジャパンリスクという言葉が世界で言われ始めている。異次元の金融緩和と公的資金まで突っ込んで株価を支えている日本が次にくる世界金融不安のきっかけになるのではないかと懸念する人々が出てきている。
2018/09/23 TBSテレビ[サンデーモーニング]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
日本が関税協議に応じたということで当面、トランプ大統領の有権者に対する面子が立った。あとは実際の実務者協議の時に徹底的に米国側と交戦して、安易に妥協しないことが重要。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

中部大学特任教授・細川昌彦
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
米国が考えているのは、自動車の関税25%、追加関税を脅しにして日本側に自動車、対米輸出の数量規制を追い込むこと。さらに農産物について輸入拡大、関税引き下げを得るという2点。NAFTAの交渉を見ていると、カナダ、メキシコに対してやっていることの延長線で同じ手法が出てくるだろう。自動車については数量規制を日本は受けられない。農産物の方はTPP並の水準までならなんとか譲歩できるのかなという声も出てきている。農産物の関税だけの交渉というのはありえなくて、米国側の自動車も含めて全体を見て関税の交渉をすることになる。最終的な出口はFTAという形を取らないと、関税の引き下げが実行できないというのは事実。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

早稲田大学大学院教授・リージョンウォン
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
対中輸出等では韓国も米中への貿易依存度が高いので影響を受けやすいトップ10に入っており、非常に懸念している。早くなんとか収束させたいというのが関係国の本音だが、特にアジアの国は韓国だけでなくマレーシア、シンガポール、香港、台湾など全て中国への依存度が高いので、相当懸念が高まっているといえる。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

中部大学特任教授・細川昌彦
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
日本企業だけではなくて外国企業全体に、中国を生産拠点にすることの見直しが始まっている。中長期的に中国市場への投資は急速に変化していく可能性がある。中国マーケットを狙っての投資はいいが、中国を拠点にして外に出していくということはしないという方向。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

中部大学特任教授・細川昌彦
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
関税はボディーブローのように効いてくる。短期的にはすぐに表れてこない。米国の経済は非常に好調で世界経済への楽観的なムードがあるが、関税によるボディーブローは単純に数字上の問題ではなくて、企業活動にも影響してくるだろう。投資行動そのものを抑制することにもなって、ブレーキが経済活動全体にかかってきている。これから先、マイナス効果が大きく表れてくる可能性は十分ある。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

日本国際問題研究所客員研究員・津上俊哉
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
北朝鮮問題でも習近平国家主席はいろいろな協力を米国に対して行ったのにそれに対する報奨としてもらったのは貿易戦争であり、恩を仇で返された格好。党内の保守的な人たちからは「あれだけ協力してこのざまはなんだ」という風に攻撃されている。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

日本国際問題研究所客員研究員・津上俊哉
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
覇権争い的な構造的な側面があるというところは中国国内でも認識されつつある。8月には北戴河というイベントでの議論を踏まえ、人民日報に「米国という国はナンバー2で台頭してくる国を必ず潰そうとする国であり、それが中国に対しても始まった。これは長期戦となる」とクラッシュの方に行きそうな論調が出てきた。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・小原雅博
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
習近平国家主席自身が最高の実力者・鄧小平とも並ぶような権力者になってから初めて大きな危機に直面している。習主席が権威、面子を維持しながら貿易摩擦の問題をどう解決していくのか。下手をすると習近平国家主席は躓く可能性もある。どのように最終的に米国との関係を軟着陸させていくのかということが習近平国家主席がこれから5年10年やっていく上で最初のハードルとなる。これを越えられるかどうかが1つの試金石になる。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

中部大学特任教授・細川昌彦
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
米中との間で小休止はあるかもしれないが、通奏低音は相当大きくなっているのも確か。しかも対中警戒感は実は米国だけではなく、ヨーロッパも共有し、日本も共有している。単純な覇権争いではなく、今や戦後秩序とは異質な経済システムを国家主導でやってきて、不公正な手段で技術も入手してきた中国のやり方がまずいという話になっている。単純に米中間だけの話ではなくなっている。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・小原雅博
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
経済と政治の垣根が曖昧になってきている。実際には戦争ができない中で、経済の分野での覇権争いが非常に激しくなってきている。第4次産業革命みたいなものの勝者が中国になるのか、米国になるのかというようなことが、将来の軍事的、あるいは安全保障的な分野での覇権にも繋がっていくというふうに、米国側でも深刻にとらえ始めている。中国自身が自分のリソースを集中的に投下して、新権威主義のもと技術を発展させて将来の経済覇権を握るんだという風に、厳しい認識が米国の中で広がっている。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
この2、3年、米国の中で対中意識が非常に厳しくなった。中国の抑圧的な姿勢が強まっていることに加え、南シナ海での海洋進出とか台湾への圧力などの強化もあり、米国には裏切られたという思いがある。一方で中国は自由貿易を維持していくと言っている。しかし米国からすれば中国は自由貿易を掲げながら、力づくで米国の技術を盗んでいる、為替操作も行っている疑惑もあり、中国に自由貿易を語る資格はないと考えている。トランプ大統領の個々の姿勢については疑問があったとしても、総論として米国が中国に対して強く臨んでいくという姿勢は評価されている。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

中部大学特任教授・細川昌彦
専門家が読み解く・貿易摩擦・北朝鮮問題
米議会を中心にしてどんどん中国が異質な経済システムで台頭してきたことに対するものすごい違和感、警戒感がある。特に国防権限法2019といって、経済冷戦モードになっている。輸出管理とか色んな仕組みを講じて中国をどうやっておさえていくかというモードに米国は入っている。そこの見極めが中国側、習近平側もできていなかった。
2018/09/23 NHK総合[日曜討論]

寺島実郎
金党委員長・融和ムードを演出・米朝非核化交渉の行方は
北朝鮮には中国の縛りというものに対するある種の怯えというものが垣間見える。事態は中国の思惑通りに動いている。北朝鮮がひとつづつ核施設を非核化していくならば、北への軍事的圧力となっている在韓米軍を段階的に削減し、次のステップに進むということであり、これは中国の思惑通り。朝鮮半島に設置されている米軍の力を削ぐことにつながる。
2018/09/23 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
金党委員長・融和ムードを演出・米朝非核化交渉の行方は
このところ韓国の特使が日本に来て、日本もこの流れに乗り遅れないようになどという話をしたりしている。もちろんトランプにもそういう意図があるのだが、このメッセージの背後には、北朝鮮の今後の経済開発に向けて、「資金を日本から出してもらおうではないか」との思惑がある。つまり日朝がある種の平和条約を結ぶ段階を迎えた時には、かって日本が韓国に対して行ったような1兆円を超す戦後賠償に近いお金を出すという話が必ず出てくるだろうということ。今の日本は何の構想力もなしに後ろからついていって行っているだけの印象があるが、日本として東アジアに対する非核化構想をしっかりと語り始めなければいけない時期に来ている。
2018/09/23 TBSテレビ[サンデーモーニング]

共同通信・平井久志客員論説委員(VTR)
金党委員長・融和ムードを演出・米朝非核化交渉の行方は
もし米朝首脳会談をやるのであれば終戦宣言を年内にやろうと米国は約束した。北朝鮮は具体的にヨンピョンのどういう施設を廃棄するんだということを示し、米朝首脳会談で現実的に合意をして年内に実践するプロセスが予想される。
2018/09/23 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
安倍首相“憲法改正”に意欲・“温度差”政権運営にどう影響?
政治主導、官邸主導という流れをどんどん作っていき、解釈改憲さえ官邸が主導してできるという流れを作っていった結果、大統領制でもないのに大統領に近いような権限を持つ官邸になっている。代議制民主主義が選ぶ首相というのは、国民が直接投票した大統領ではない。ある種のギャップを認める謙虚さがないと成り立たない。いつの間にかこうした罠の中に国民も吸い込まれていった。国民の意思をも反映させた代議制民主主義にするためにどうしたらよいかを真剣に国民も向き合う時。
2018/09/23 TBSテレビ[サンデーモーニング]

龍谷大学・李相哲教授
激化・「貿易戦争」は“ドロ沼”・日本経済への影響は
中国の競争力を語る上で重要なのは価格だが、10~25%の関税をかけられた場合にはその競争力は瞬く間になくなってしまうため中国の打撃は大きい。
2018/09/22 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

大和総研・熊谷亮丸チーフエコノミスト
激化・「貿易戦争」は“ドロ沼”・日本経済への影響は
日本への影響はまだ限定的だがリスクヘッジため、製造業が生産拠点を中国から日本国にに移す動きも出ている。追加制裁の影響は時間差を置いて出てくる。摩擦が激化した場合、年明けくらいから影響が出てくるだろう。
2018/09/22 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

龍谷大学・李相哲
南北首脳会談の成果「非核化」は…
今回の合意内容は2005年の合意文書と比べるとかなり後退した内容で、非核化はかなり遠のいたという印象。今、一番問題なのは、北朝鮮が持っているとされる約60個の核爆弾をどうするかということだが、これについては一切触れていない。
2018/09/22 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一
平壌共同宣言・米国はどう見るのか?
北朝鮮は核とミサイルを除けば何も拠りどころがない。世界にこれほど大きな影響力を与えることができるのはこの2つがあるからこそ。したがってトランプ大統領は正式な査察を通じて核の廃棄を明らかにしてもらわなければならないが、その目途は全く立っていない。
2018/09/21 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・末延吉正
平壌共同宣言・米国はどう見るのか?
北朝鮮が文政権を使いながら核も持ち人権弾圧をしたまま、南北が統一された場合には対馬海峡が軍事的な緊張ラインになる。しかも素人のトランプさんは在韓米軍の撤退もしかねないという怖さを日本政府は強く感じている。そういう意味で今回、国連外交で安倍さんがトランプさんにどう言うのか、文さんがどう言うのか。その辺りが非常に重要。
2018/09/21 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

大阪大学准教授・安田洋祐
自動車税の引き下げ要請・日米貿易交渉・大人のかわし方
過去最高益のトヨタや、今、自動車産業は全般的に儲かっているイメージがある。ここで減税かと思う方も多いと思うが、今後、日米貿易交渉で仮に自動車関税が上がったり、数量規制が課されて苦しい状況になった時、対抗して米中のように互いに関税引き上げ合戦をやるのではなく、自由貿易を今までと同じように日本は堅守しながら、国内減税など国内でできることで対処していくやり方は1つの選択肢としてあるかもしれない。
2018/09/20 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]

大阪市立大学大学院教授・朴一
最新・南北首脳共同会見・非核化進展は?
北朝鮮は水面下で米国に新たな核施設とミサイル施設を放棄する用意があると米国に駆け引きを要請していた。その内容が基本的に今回も繰り返されているだけ。具体的な核施設廃棄の行程表も出ていないし、核施設に関してどこに何があるという情報開示も北朝鮮は応じていないので、米国側が納得しない可能性は高い。終戦宣言を出すことをトランプ大統領に約束させてくれと金正恩委員長は文大統領に言った可能性が高い。両方が相手の出方を探っている。
2018/09/19 TBSテレビ[ゴゴスマ~GOGO!Smile!~]

毎日新聞部長委員・鈴木琢磨
南北首脳会談後の署名式…“非核化”は?
いろいろな宣言が乱立している。宣言といってもただ言っているだけ。交渉とかすり合わせとか積み上げていくというものではない。本来なら実務レベルで積み上げていき、最終的に首脳会談にいくものだが、首脳会談ありきで始まっている外交なので、後から辻褄が合ってこなくなる。
2018/09/19 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

日本経済新聞編集委員・鈴木亮
<鈴木亮の一刀亮談>5度目の正直
21日にある茂木大臣とライトハイザーUSTR代表の日米通商交渉とその後の日米首脳会談にかけて、日米の通商問題が決着するのかどうかだが、取材している限りにおいてはかなり明るい感じが出てきたのかなという感触がある。今回、日本側が切るカードは米国側が求めている自動車の25%を回避するための3つのカードがある。ひとつは牛肉の輸入関税を今の38.5から29.5に下げていずれ9%にするというもの。これはTPPの枠内と同じ数字。二つ目のカードとしては、米国が進めようとしているインフラ投資に日本がかなり出資するというもの、三つ目としては防衛装備の購入を増やしていくというもの、もしかするとこれに加えてLNGの輸入も増やしていくというものもあるかもしれない。これらの3点セットで、日本は25%の関税を回避しようとしている。
2018/09/18 BSジャパン[日経モーニングプラス]

日本経済新聞編集委員・鈴木亮
<鈴木亮の一刀亮談>5度目の正直
ポイントとなっているのは米国が求めてくるとみられる数量規制。米国とメキシコの間では数量規制が適用された。もしこれを日本に適用してくると考えると、前年度の実績が174万台だが、これを下回らず、この数字を維持するのがよい。ただ、通産省時代に橋本通商大臣、米国がミッキーカンターUSTR代表だった当時、台数制限について日本は拒否をした。その時持っていたような通産省時代のプライドが今回も頭をもたげてきてしまうようだとせっかくの交渉がうまくいかなくなる可能性もある。台数制限のところでは矛を収めて先に手を握れば25%の自動車関税は回避できるのではないか。
2018/09/18 BSジャパン[日経モーニングプラス]

ジャーナリスト・池上彰
池上×増田生解説・トランプ大統領に「不都合なデータ」とは
中間選挙で共和党が負けた場合、下院の過半数の賛成で弾劾裁判に向けた流れになる。ただし上院の3分の2以上の賛成が必要。弾劾の話が出てくるというだけでもトランプ大統領にとってプライドが許さないので何としても与党を中間選挙で勝たせたい。そのために貿易戦争で中国に強硬なところを見せようとしている。
2018/09/17 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

増田ユリヤ
池上×増田生解説・トランプ大統領に「不都合なデータ」とは
米国ではこの中間選挙で民主党になんとか逆転してほしいという声が強くなってきている。まさに弾劾裁判ができるのではないかと実感として期待しているようだ。
2018/09/17 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

国際研究所研究員・村野将
<小松アナ・注目ニュース>金正恩委員長の思惑とは?・2回目の米朝首脳会談要請
具体的な非核化が進まない中でも金正恩委員長はトランプ大統領との間で培ったカッコ書きの良好な関係を継続して、少なくとも表面上の良好な米朝関係を継続させつつ、実質的な核保有国としての立場を確実にしながら、米朝関係、朝鮮半島全体の融和化を進めていきたい。その一手として再びトランプ大統領との会談を通じ、その流れを継続していきたいと考えている。
2018/09/16 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<小松アナ・注目ニュース>金正恩委員長の思惑とは?・2回目の米朝首脳会談要請
何よりもトランプ大統領が第一回目の米朝首脳会談で“終戦宣言をやる”と言っている。11月6日の中間選挙前に会うのなら、何らかの成果を出さないといけない。第二回目の首脳会談は終戦宣言と非核化が同時進行するものとなる。そうしないと側近の間からもトランプ離れが起きてくる可能性がある。
2018/09/16 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

東京福祉大学・遠藤誉
<小松アナ・注目ニュース>金正恩委員長の思惑とは?・2回目の米朝首脳会談要請
非核化への道は実はかなり進んでいる。金正恩にしてみればもう非核化するしか退路がない状態にある。したがって2回目の米朝首脳会談で終戦宣言とかなり完全な核申告リストを同時交換するということで3か月間話し合いを進めている。だからこそ首脳会談を開く。
2018/09/16 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・田原総一朗
再会談へ加速!?米朝「非核化」協議の行方
小野寺防衛大臣はマティス国防長官を全面的に信用している。それはマティス長官が戦争というのは勝っても負けてもだめだという考えだから。例えば米国はイラク戦争、アフガン戦争で勝ったが、この大失敗によって共和党は負け、オバマになった。なんでこういう大失敗をやったかというと国防省が、国務省の前に出ていたから。日本も戦前は軍が外務省の前に出て戦争になってしまった。だからマティス長官は絶対に国務省の後ろから行くのだとしており小野寺大臣もそれに共鳴している。
2018/09/16 BS朝日[激論!クロスファイア]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
再会談へ加速!?米朝「非核化」協議の行方
北朝鮮は覚悟を持っている。甘く見ていると思われがちだが、日本人は時間とコストをかけて作ったものを簡単に手放すわけがないと当然のことながら見てしまうが、北朝鮮は高く売れるのであれば高く売るだろう。
2018/09/16 BS朝日[激論!クロスファイア]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
再会談へ加速!?米朝「非核化」協議の行方
トランプ大統領は北朝鮮との交渉が1回目でうまくいったのに、うまくいかなくなった理由は中国のせいだと思っている。中国と米国は貿易戦争をやっているから中国が邪魔しているからだと思っている。
2018/09/16 BS朝日[激論!クロスファイア]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
再会談へ加速!?米朝「非核化」協議の行方
2回目の首脳会談につなげるような動きとして軍事パレードでICBMを自制した。金委員長が朝鮮人民軍最高司令官だが、軍事パレードでも金委員長は演説をしなかった。
2018/09/16 BS朝日[激論!クロスファイア]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
再会談へ加速!?米朝「非核化」協議の行方
1回目の米朝首脳会談で北朝鮮側はトランプ大統領はうまくだませる、カモになると思った。核開発などで大幅に妥協しなくても制裁を弱め、経済支援にいけると思っている。
2018/09/16 BS朝日[激論!クロスファイア]

平和財団上席研究員・渡部恒雄
再会談へ加速!?米朝「非核化」協議の行方
トランプ大統領としては中間選挙前に米中首脳会談をやりたい。第一回目の米朝首脳会談はいろいろ批判もあったが、緊張を緩和させたという意味で全体で過半数から支持された。その一方で無党派層がトランプから離反している。中間選挙に向けてオクトーバーサプラを狙っているのではないか。
2018/09/16 BS朝日[激論!クロスファイア]

平和財団上席研究員・渡部恒雄
再会談へ加速!?米朝「非核化」協議の行方
共和党・マケイン上院議員が亡くなったとき、歴代大統領が夫人と共に来ている中でトランプだけが招待されなかった。マケインが嫌いなトランプはホワイトハウスに半旗を揚げなかったが、在郷軍人会が揚げろとリクエストを出し、中間選挙前だから応じざるを得なかった。それから元顧問弁護士が有罪になったり、トランプにとっては嫌なことが立て続けに起きて、トランプは孤立している。外では金正恩委員長がリスペクトしてくれており、外交で得点を稼ぐことによって中間選挙を有利に持っていきたい。
2018/09/16 BS朝日[激論!クロスファイア]

ジャーナリスト・後藤謙次
注目ニュース・読み比べ
今回の総裁選は盛り上がりに欠けている。同じ政党なので、それほど大きな政策の違いはないのは当然。総裁選というのは政策よりも人をどう選ぶかという選挙となる。今回の総裁選の最大の焦点はこれから3期目をうかがっている安倍総理、安倍政権のイエスかノーかを国民にどう訴えるかということに尽きる。安倍総理がこのあと3選されると、大学生では4年生に相当する。4年生の最大の仕事というのは卒論。安倍総理は何のテーマで卒論を書くのか、これまで国民に明らかにしてこなかった。安倍総理はぜひ卒論のテーマを我々に提示してもらいたい。
2018/09/16 テレビ朝日[サンデーステーション]

未来工学研究所・小泉悠特別研究員(VTR)
<風をよむ>~“思いつき…?”~
ロシアは安倍政権がこんなにロシアに接近しようとしてくるのは中国の台頭が怖いから、で日本は新しくロシアという味方を作りたいからということを認識している。中国に接近するそぶりを見せれば日本は相当慌てるだろうと見ており、領土抜きの平和条約で同意しなければ我々はもっと中国への接近を進めると脅しをかけてきてもおかしくはない状況。
2018/09/16 TBSテレビ[サンデーモーニング]

姜尚中
<風をよむ>~“思いつき…?”~
ロシアはクリミア・ウクライナ問題で西側がせきとめられており、ロシアの経済は韓国よりも小さい。今、ロシアが生き延びるためには東アジアしかない。プーチンは西側ではなく東側、東方政策に活路を見出している。
2018/09/16 TBSテレビ[サンデーモーニング]

共同通信編集委員・早稲田・長崎大客員教授・太田昌克
38ノース分析「ICBM施設解体」北朝鮮の動きの背景は
シンガポールでの米朝首脳会談でトランプ大統領は終戦宣言をやるぞ言い、手形を打ってしまった。これに対し側近・官僚達が非核化が先でないかというふうにねじれが生じている。また、一枚岩となるべき日米韓にも断絶が起きている。中国、韓国、トランプまでは北朝鮮の主張に沿うような形で動いているが、これに日本と米国の官僚が反対している形。終戦宣言が先か、非核化が先かの優先順位の付け方をめぐるねじれも起きている。24、25日に開かれる国連総会で北朝鮮・韓国・中国は終戦宣言を宣言したかった、南北は4か国会談が行えるように話を進めてきた。
2018/09/16 TBSテレビ[サンデーモーニング]

姜尚中
38ノース分析「ICBM施設解体」北朝鮮の動きの背景は
今、ミサイルが飛ばなくなって8か月以上になる。Jアラートもならない。前に進んでいることは確か。問題は大きな関係を作り、その中でプロセスとして非核化を進めていくべき。4月の党中央委員会総会で金正恩はすでにカードを切っている。後戻りできない。彼がそれを否定したら彼の存在自体が危うくなる。金正恩はルビコンを渡っているので個人的には楽観視している。
2018/09/16 TBSテレビ[サンデーモーニング]

ジャーナリスト・青木理
38ノース分析「ICBM施設解体」北朝鮮の動きの背景は
今回の金正恩の行動を見ると核を放棄するのかどうかはよくわからない。最大の武器である核をてこにして、米国との間で体制の保証も含めた交渉をしようという意思が金正恩にあるということは間違いない。この対話の意思のようなものをどうやって実現するかが焦点なのに周辺国が一致団結できないためにもやもや状態が続いている。
2018/09/16 TBSテレビ[サンデーモーニング]

作家・幸田真音
現職閣僚「安倍陣営から圧力」・沖縄県知事選・事実上の一騎打ち
安倍さんが(総裁選で)株価が上がっている話をしているが、実は海外投資家がずっと買っていた株を4兆円近く売り越している。これは87年のブラックマンデー以来の大きな売りになっている。アベノミクスの次の経済政策を打たなければならない。
2018/09/16 TBSテレビ[サンデーモーニング]

作家・幸田真音
現職閣僚「安倍陣営から圧力」・沖縄県知事選・事実上の一騎打ち
安倍さんは金融政策依存型だったが、ここまで景気を上げてきたことは評価できる。ただ、この出口を自分の任期中にやると言及したが、それはそんなに簡単にできることではない。どういう形でそれをするのか。24兆円もの株を日銀が買い支えていた。この出口がものすごく難しい。
2018/09/16 TBSテレビ[サンデーモーニング]

共同通信編集委員・早稲田・長崎大客員教授・太田昌克
20年前に“平和条約”提案・同席していた元駐日大使は
これはプーチンの世界観に関わる話。今回、プーチンの本音が出た。特に国後島・択捉島についてロシアは軍事拠点化を進めており、どんな梃子が働いてもこの2島は返すつもりはない。そこに日本のインテリジェンスは追いついているのかという問題がある。
2018/09/16 TBSテレビ[サンデーモーニング]

ジャーナリスト・青木理
20年前に“平和条約”提案・同席していた元駐日大使は
北方領土に関して言えば、日本国内の問題ではあるが、本音と建て前が結構違っている。四島一括返還というのは、はたして現実的なのか。実は二島だったらなんとかなるのではないかと思っているが、四島という旗を降ろした途端に日本国内では猛バッシングにあう。現実的な外交はどうなのだろうというこの辺りの乖離が問題を長期化させているひとつの大きな原因。
2018/09/16 TBSテレビ[サンデーモーニング]

プリンストン大学・清滝信宏教授(VTR)
特集・リーマンショック10年・再び危機は起こる?
今後の世界経済について、不安材料は、貿易戦争と途上国の金融不安。それが一緒になってアルゼンチンとかトルコとか、場合によればブラジルとか、その他の国々にも広がる危険性はある。関税とかいろんな形で障害を設けると、コストが上がり、途上国はインフレ気味になる。インフレと為替の下落がくっついたらかなり困る国が出てくる。
2018/09/16 NHK総合[おはよう日本]

田中均
米中・貿易戦争に・米国制裁関税発動・中国は報復
(米中の貿易戦争について)双方に問題がある。中国の問題は国家資本主義で共産党のかじ取りが非常に強い経済でハイテク分野をさらに強化していこうとしている。これを止めないといけないという米国の発想もよくわかるが、止める手段が一方的。301条を発動し不公正貿易だということで関税をかけていくというやり方はWTO違反。米中両方がルールを破っている。経済に対する影響が非常に大きいのでどこかの時点で妥協をせざるを得ない。
2018/09/16 TBSテレビ[時事放談]

日本国際交流センターシニアフェロー・田中均
米朝・再首脳会談を調整・金正恩・書簡で提案
米国と北朝鮮が合意したというのは非常に大きい。金正恩にしてみればトランプという何をするかわからない人と約束をした。もし約束をたがえるようなことになると何が起きるかを考えると怖くてしょうがないだろう。日本だって非核化のためにどういう貢献をするのかきちんと考えないといけない。どういうシナリオでやっていくのか知恵を出すことは必要。
2018/09/16 TBSテレビ[時事放談]

日本国際交流センターシニアフェロー・田中均
米朝・再首脳会談を調整・金正恩・書簡で提案
6月12日に首脳会談をやって方向性はきちんと出てきたが、あれから事態は一歩も動いていない。米国が非核化のスケジュールを示し、どこに核関連施設があるのかを通知すれば、そこに査察を入れると言っている。ところが北朝鮮はそれを真っ先にやるつもりはないとしている。誰かがどこかで、きちんと実務的にシナリオを作らないといけない。抽象的なことプロパガンダ的なことを何回やっても、例えば再び米朝首脳会談をやっても先に進まない。
2018/09/16 TBSテレビ[時事放談]

日本国際交流センターシニアフェロー・田中均
「トランプ・国家の繁栄に有害」政府高官が匿名で批判
米国の二極化、エスタブリッシュメントと非エスタブリッシュメントの間でものすごいしのぎ合いがある。日本に最悪の事態は国家安全保障の問題を巻き込むような形で、プロフェッショナルの支えがない状態でトランプ大統領が走り出すことだが、本を読む限りそれもありうることだと思う。
2018/09/16 TBSテレビ[時事放談]

丹羽宇一郎
「トランプ・国家の繁栄に有害」政府高官が匿名で批判
最近のニュースによればトランプ支持派の人々の足元にも水がひたひたと押し寄せ始めたと言っている。貿易戦争で特に農業関係への影響が出始めている。支持率が自分の足元から減ってきており、トランプ大統領を囲む塀がどんどん狭まってきている。非常に悪い時期にこういう本が出てきた。4、5人の元選挙対策本部長とか元顧問弁護士のような人々が司法取引に応じている。元顧問弁護士はロシアンゲートにからむ証言を30時間も行っている。まだまだいろいろなことが出てくるだろう。中間選挙までにあと2か月を切っている。このままでは終わらないだろう。
2018/09/16 TBSテレビ[時事放談]

丹羽宇一郎
日露平和条約「年内に」プーチン・前提条件なし
22回も首脳会談を開催したというが、両首脳が何をやってきたのかが疑問。個人的な付き合いでなんとか問題を乗り切ろうという考えは非常に甘い。日露関係は日本とロシアだけを見ていてはダメで、周辺諸国の関係も頭に入れながら対応をしていく必要がある。
2018/09/16 TBSテレビ[時事放談]

日本国際交流センターシニアフェロー・田中均
日露平和条約「年内に」プーチン・前提条件なし
プーチン大統領の発言は前進ではなく明らかに後退といえる。そもそも今は北方領土問題でロシアが妥協するのが難しい時期。米国との関係も悪くなり、ロシアは中国に依存しており、あまり日本に気を遣う必要もないという意識がある。こういうちゃぶ台返しがあった時に、国民に対し今後のロシアとの交渉をどうするんだという説明を安倍総理はする必要がある。言われっぱなしはよくない。ここまでプーチンに言われて、何事もなかったかのように次の会談で粛々というのは明らかにおかしい。
2018/09/16 TBSテレビ[時事放談]

解説委員・石川一洋
突然の平和条約提案・プーチン発言の意図は?
日ロ関係に大きな影響を与えかねないのが中ロの接近だが、プーチン大統領は、フォーラムの期日も習近平国家主席の予定に合わせるなど主席の参加に特別にこだわった。習主席は経済の大代表団を率いて参加させ、10億ドル規模の大型契約が結ばれた。今、ロシアは米国の制裁などの影響でルーブルの下落が続いている。中国からドルを経由しない元による融資や取り引きを増やし、ドルへの依存を減らそうという意図がある。
2018/09/14 NHK総合[時論公論]

寺島実郎
<寺島実郎の「未来先見塾」~週刊寺島文庫~>日銀金融政策が及ぼす影響
先月あたりからフィナンシャルタイムズでジャパンリスクという言葉が出始めており、日銀が金融をじゃぶじゃぶにし続けていることのリスクが言われている。米国の株高を支えているのはジャパンマネーだという論点があり、日銀は少なくとも世界に向けては、表向き緩和基調でじゃぶじゃぶを続けるとしているが、ジャパンマネーの流れによって世界の金融危機につながる引き金になるのではないかという論点が出始めている。
2018/09/14 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

慶応義塾大学・総合政策部教授・白井さゆり
<寺島実郎の「未来先見塾」~週刊寺島文庫~>IMF世界経済見通し
欧州では、3つの懸念がある。1つは、移民問題。大量に移民が入りすぎてナショナリズムが起きている。それが政治不安につながっていてドイツでもこれが最大の懸念材料になっている。2つ目の懸念はイタリア問題。これから10月半ばまでに来年の予算案を出すがはたして選挙公約の財政赤字を減らすことができるのか不安視されており、ブレグジット以上に大変な問題になっている。3つ目は新興諸国。トルコは、EUと結びつきが深く、移民問題もギリシャに滞留していたシリアからの難民をお金を払って、トルコに滞留をさせて、そこで管理してもらっているからこそ移民が少なかったが、そのトルコが米国との関係で不安定になり、トルコにお金を貸したり、イタリアのような脆弱な国を抱えているため欧州の銀行や投資家から不安視されていて資金が入りにくい状況になっている。
2018/09/14 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

ジャーナリスト・東海大学教授・末延吉正
中国と軍事演習・日本に平和条約・プーチンの狙いは米国けん制?
今、国内で安倍首相がなぜプーチン大統領に反論しなかったのかと言われているが、ロシア国営テレビであれだけ注目されている時にプーチンの顔に泥を塗るような反論をして得することはないので、ここは大人の対応をした。ただ中ロが組むとそれなりに軍事力・経済力で大きなプレゼンスを発揮するので米国がどう出るかが焦点。
2018/09/14 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

筑波大学・中村逸郎教授
中国と軍事演習・日本に平和条約・プーチンの狙いは米国けん制?
米露の関係が悪化しているため、対抗する勢力として極東における中露の軍事力を見せつけ両国の連携強化をアピールするためではないか。(プーチン大統領が『平和条約を結ぼう』と発言した狙いは)日本とは平和条約を結び日米関係にくさびを打つ狙いがある。
2018/09/14 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・東海大学教授・末延吉正
中国と軍事演習・日本に平和条約・プーチンの狙いは米国けん制?
すべて米国を見た上での行為。ロシアと中国は冷戦時代は長い国境線をめぐり争っていた。今、敵は米国だというところで立場が同じ。一方で何を怖がっているかといえば、日米同盟を怖がっている。北方領土を返した場合にそこに米軍基地が置かれないという言質が取りたいというのが常に日本とロシアの交渉の裏側にある。
2018/09/14 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・後藤謙次
“働く外国人”拡大へ…新たな在留資格とは?
日本の外国人労働者に対する法整備は、現実を後追いしているだけで、将来展望というのがまったく見えてこない。理念なき規制緩和は思いもよらない社会構造を生み出す懸念をはらんでいる。とりわけ外国人労働者に対する人権問題や生活支援の問題をきちっとやらないと、日本はいつまでたっても国際社会への仲間入りもできないし、ある面ではガラパゴス化してしまう懸念もぬぐえない。
2018/09/13 テレビ朝日[報道ステーション]

神田外語大学教授・興梠一郎
米中&日米…貿易摩擦の行方・両国の思惑に日本の対応は
米中貿易摩擦という言葉は使わない。起きていることはそんな生ぬるいものではない。昨年12月の国家安全戦略レポートを熟読すれば米国が本気でロシアと中国を名指しし脅威と感じていることがわかる。北朝鮮も同時に締めあげると中国とくっついてしまうので、トランプ大統領が金委員長を引き付けているのは中国を最大の脅威と限定したということ。北朝鮮や日本という周辺の国を中国からひっぱがして中国を孤立させたい、それを着々と進めている。
2018/09/12 BSフジ[プライムニュース]

神田外語大学教授・興梠一郎
米中&日米…貿易摩擦の行方・両国の思惑に日本の対応は
米国の中国に対する態度は物を買ってくれて赤字を減らしてくれればいいというものではもはやない。米国はこのまま中国を放っておけば米国のテクノロジーを手に入れて軍事、経済、外交の大国になり、かつてのソ連以上のとんでもない国になると本気で思っている。これまでの中国は米国をなめていた。
2018/09/12 BSフジ[プライムニュース]

神田外語大学教授・興梠一郎
徹底検証・日中首脳会談・関係改善の背景と米国
中国は米国と揉めると欧州と組んだり、日本と団結したり、アフリカとかで票を集めたりするが、これは毛沢東時代から伝統的にやってきた手法を教科書通りにやっているに過ぎない。今回も同じで米国と非常にまずい関係にあるので他に投資先が欲しい。あと中国製品を売るマーケットが欲しい。だからアフリカの要人を呼んで大々的にやっている。投資してほしいのはロシアも同じで東方経済フォーラムに呼んだ見返りに投資してほしい。お互いに困っている同士がくっついた。
2018/09/12 BSフジ[プライムニュース]

神田外語大学教授・興梠一郎
日中・日ロ・中ロ…首脳会談・検証・中ロの接近に日本は
中国は米中摩擦でこれから追加関税をかけられるような状況でインフレもかなり進行し、人民元も下落し、あちこちで退役軍人によるデモや労働者のデモが起きたりしており、こうしたことがボディブローのように効いてきている。8月の人民日報にとにかく外資を保護し安心させよという珍しい記事が出た。外資に出て行かれることを中国はものすごく恐れていて、日系企業に出ていかれたら困りますというようなことを中国は言っていて、引き続き中国への投資を日本に呼び掛けている。もうひとつは習近平国家主席の看板である「一帯一路」をなんとか成功させようと必死になっている。
2018/09/12 BSフジ[プライムニュース]

脱北者・ソンミナ
<時事論考>脱北女子大生3人が語る・北朝鮮国民の対日感情は?
(日本製の物は)たくさんあった。家電製品といえば韓国製品が1番、2番手が日本製というイメージだった。日本製品が買える、使える人はお金持ちだと思っていた。
2018/09/09 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

脱北者・ユンジウ
<時事論考>脱北女子大生3人が語る・北朝鮮国民の対日感情は?
歴史的に日本に関して学んでいる。歴史的に良くないことがあったという教育を北朝鮮ではたくさん受けた。日本の文化は電子製品がすばらしいとか、質が高いとかの印象を持っていた。日本製の自転車は大変人気があり、乗っている人はすごいお金持ちという印象があった。
2018/09/09 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

地球環境戦略研究機関参与・西岡秀三
緊急警告!「地球温暖化」で世界激変!?
30年ぐらい前から、ずっと予測してきたことが現実に起こりつつある。予測はしていたが、それが確実かどうかはわからなかった。科学者がこれをきちんと伝えることができなかったこともあるし、政治家の方に科学を受け取る感受性が欠けていた面もあった。(やたら気温が上がり台風が来るようになったのは)温室効果ガスCO2が原因。これを出している限りはその半分が大気中に残り、(地球の)温度は上がり続ける。30年かけて、これが原因であることが95%の確度でわかった。
2018/09/09 BS朝日[激論!クロスファイア]

国立環境研究所地球環境研究センター副センター長・江守正多
緊急警告!「地球温暖化」で世界激変!?
このまま化石燃料に頼り続けてCO2を出しながら経済発展する世の中が続くと2100年には世界平均気温が4℃ぐらい上がる。現時点で産業革命前に比べて世界平均気温は1℃上がっている。温暖化ガスを放出するスピードが異常に上がってきている。
2018/09/09 BS朝日[激論!クロスファイア]

森林記者
弾道ミサイル消えたワケ
今回のパレードはこれまでのものと異なり、国際社会、特にアメリカへの配慮を強く感じた。金永南氏が行った演説ではアメリカを一切名指しすることはなかった。また、軍事パレードにICBMは登場せず、登場する兵器の数が極端に少なかった。米国と非核化の協議が難航する中で、アメリカを刺激しないようにする意図があるとみられる。今回、特に印象深かったのは金正恩委員長が中国の栗戦書氏と手をつなぎ登場するシーンで、金委員長は壇上で栗戦書氏と手をつなぎ友好をアピールしたが、現場で見ていると金委員長の積極さにくらべ、栗戦書氏はやや控えめな印象を受けた。中国は北朝鮮の後ろ盾の存在感を示しつつも、その役割に疑いを抱くトランプ大統領をことさら刺激するのは得策ではないと判断したものとみられる。
2018/09/09 テレビ朝日[サンデーステーション]

ハガティ駐日大使
トランプ氏の対北戦略「忍耐強い人ではない」
大統領が軍事的圧力を排除すると言ったことはない。目下のところ制裁が最も重要だろう。当面は制裁を重視している。大統領はそれほど忍耐強くなく、結果をみたい人間だ。事態が膠着することはないだろう。進展のなさにいら立ち、ポンペオ国務長官と北朝鮮の交渉をキャンセルした。最終的で完全に検証可能な非核化を金委員長が進めることを期待している。それが我々の目標だ。そう長くは待てないと大統領は考えている。
2018/09/09 テレビ朝日[サンデーステーション]

ハガティ駐日大使
トランプ氏の対北戦略「忍耐強い人ではない」
トランプ大統領は非核化が北朝鮮が発展する良い機会だと、北朝鮮の国民により大きな経済発展の機会を提供している。このメッセージが届くことで北朝鮮の国民も変化を望むようになる。金正恩氏は非常に賢く手ごわい交渉相手だと聞いているが、楽観は禁物だ。非核化をより進めることが必要で、核施設の1つが解体されたことは歓迎するが、やることはもっとある。北朝鮮は非核化への極めて強固な枠組みを示すことが必要。
2018/09/09 テレビ朝日[サンデーステーション]

軍事アナリスト・小泉悠(VTR)
北朝鮮で軍事パレード・弾道ミサイルは?
短距離のものから長距離のものまで一切弾道ミサイルが出てこない。6月12日米朝首脳会談で非核化で合意した後、初めて開かれた軍事パレードで、そこにやはりアメリカを狙うような長距離ミサイルが出てくると、どうしても水を差す雰囲気になることは明らかなので、政治的配慮だと外形的には見える。
2018/09/09 テレビ朝日[サンデーステーション]

番組ナレーション
北朝鮮で軍事パレード・弾道ミサイルは?
戦車に続き登場したのは多連装ロケット砲。ミサイルを搭載した車両には「朝鮮人民の敵であるアメリカの侵略者を消滅させろ」と書かれていた。ICBMや中距離弾道ミサイルは確認できなかった。
2018/09/09 テレビ朝日[サンデーステーション]

元総務大臣・前岩手県知事・増田寛也
緊急討論・相次ぐ災害に私たちは
関空については人災の面も大きい。電気関係が全部浸水するなどということはあり得ない。今までどういうBCP(持続可能な事業計画)を考えていたのかが非常に疑問。結局8000人がほとんど情報がない中で不安な一夜を過ごすことになった。あれだけ外国人観光客が多いにも関わらず全然対応ができていなかった。この際、真剣に全てを見直して新しいBCPを作り直すべき。
2018/09/09 NHK総合[日曜討論]

国土技術研究センター・国土政策研究所長・大石久和
緊急討論・相次ぐ災害に私たちは
今回、安治川水門だとか尻無川水門だとか木津川水門は見事に機能した。第2室戸よりも高い潮位だったにも関わらず、大阪を水に浸けることを防いだ。この効果についてインフラが人々の命、財産を守るという事実として多くの方々にぜひ知って頂きたい。
2018/09/09 NHK総合[日曜討論]

拓殖大学教授・富坂聰
アベノミクスは成功?失敗?
中国と日本で圧倒的に違うのは若者の元気さ。中国ではどっちに向いて走って行けばいいかがすごく明確になっていることがその背景にある。米中貿易戦争は将来の覇権争いであり、将来は中国にあるんだという旗振りを中国政府はやっている。これがメイドインチャイナ2025であり、中国の若者には迷いが全くない。日本のように企業に入ってぬくぬくと生きていくのではなく、自分達は起業するのだというエネルギーに満ちている。その旗振り役をこの5年日本ができていたかといえば、全然できていない。
2018/09/08 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

拓殖大学教授・富坂聰
想定超える?自然災害相次ぐ
地震は中国の人は異様に怖がる。口コミで広がるとインバウンドに傷がつく可能性がある。
2018/09/08 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

日本経済新聞編集委員・大石格
想定超える?自然災害相次ぐ
北海道は観光に依存している部分が大きい中で、新しいアトラクションを作ろうとかそういう部分は進んでいるが、危機対応に対する備えは十分ではなかった。人材育成についても従来型の考えで新しい時代に対応できていない。
2018/09/08 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

拓殖大学教授・富坂聰
どう見る?トランプ大統領の対日発言・中国のアフリカ支援・習平近の思惑は?
ZTEの問題でサプライチェーンの中で半導体を止められたことで倒産寸前まで追い込まれた。米国はそこが中国の弱点だということを見抜いて今、攻勢をかけてきており、そういう意味で中国は劣勢に立たされている。
2018/09/08 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

慶応義塾大学准教授・小幡績
どう見る?トランプ大統領の対日発言・中国のアフリカ支援・習平近の思惑は?
トランプは中間選挙を前に明らかに焦っている。多分、見出しが欲しい。日本としては実利の部分で約束してしまうと約束損になる。日本は見出しはあげてもよいが、実体は譲るべきではない。メキシコをやりこめられたように見えても、カナダで行き詰ればメキシコとの合意もだめになる。すると日本が一番折れてくれそうなので、日本に目を向けたのではないか。
2018/09/08 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

拓殖大学教授・富坂聰
どう見る?トランプ大統領の対日発言・中国のアフリカ支援・習平近の思惑は?
中国との貿易摩擦は単純な貿易戦争ではなく、次の覇権をめぐる米中の衝突なので長期化するだろう。ひとつの合意に至っても、繰り返しまた新たな問題が起きるということになる。第三弾を発動させないよう中国は妥協案を出していこうとしている。出したカードを米国がどう受け取るのかが読めないので、どういう風にカードを出していけばいいのか非常に迷っている。おそらく中国は金融自由化の方向に舵を切っていくと思われる。
2018/09/08 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

解説委員・水野倫之
北海道胆振東部地震・想定外なのか全域停電
国内で大手電力管内全域が停電となったのは今回が初めてで、政府も電力会社も、瞬時に大規模な電源が失われる想定外のことが起きたと言っている。東日本大震災では、福島第一原発など出力の大きい原発が一斉に止まって首都圏で電力が足りなくなり、地域ごとに停電させて電力需要を抑える計画停電が行われた。これをきっかけに、1か所に大型の発電所を集める大規模集中電源の危うさが問題となり、電力が大規模に失われた場合の対策を立てることや、発電所を分散配置すること、他の地域から電力の融通を受ける体制を充実させていくことなどが教訓とされたが、今回、その教訓は十分生かされず、災害への備えが不十分だったと言わざるをえない。
2018/09/08 NHK総合[時論公論]

日本総研チェアマンエメリタス・高橋進
自動車の一本足に頼らない・経済政策を!
ターゲットが日本の自動車になるのは避けられない可能性がある。単純に米国車の日本への輸入を増やせばいいが、そう簡単には事は運ばない。結局、落としどころとしては、日本メーカーが米国での投資を拡大するとか、そういう話になる危険性がある。懸念するのは、せっかく今、日本国内で設備投資意欲が盛り上がってきているその中心が自動車で、ここに水を差されるのではないか。
2018/09/07 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]

日本経済新聞編集委員・滝田洋一
中国の次は…やっぱり…日本?
トランプ大統領の念頭にあるのは中間選挙。実際に1番気になるのは自動車に関する制裁関税で、仮に20%課された場合、日本の自動車メーカーや部品メーカーは1.7兆円コストがアップする。
2018/09/07 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]

岩田明子解説委員
<日本の外交・ここに注目!!>新時代を迎える日中関係・日本の対応は・新しい発想での関係構築
中国側には、これまでの日本との対立路線から協調する方針に変え、共に国際社会の難しい課題に対処していきたいという狙いがあると政府は見ている。北朝鮮の非核化で、米朝間の協議が膠着する中、米国と緊密な日本、そして北朝鮮と親しい中国で、米朝の仲介役を担いたいというのがある一方で、中国との貿易摩擦をエスカレートさせるトランプ大統領の説得役を日本に期待したいということもある。中国は米国の追加関税措置を日本に止めてほしいと思っている。一方で中国は依然として海洋進出を進めていて、歴史問題を再燃させる懸念もある。
2018/09/07 BS1[国際報道2018]

岩田明子解説委員
<日本の外交・ここに注目!!>新時代を迎える日中関係・日本の対応は・相互訪問に向けて日本首脳の訪中
これまでは日本と中国というと第三国でのインフラ開発でも争奪戦を展開してきた。どちらかが総取りをする「ゼロサム」の関係から今後はお互いが利益を得る「WinWin」の関係に変えようという流れになってきている。ただ中国の拡張路線についてはアフリカや太平洋地域などへの融資について、一部の国々で債務の増加などが問題視されており、日本は知的財産権など自由で公正なルールを中国も含めた国際社会全体で定着させる役割を担う考えを持っている。
2018/09/07 BS1[国際報道2018]

岩田明子解説委員
<日本の外交・ここに注目!!>新時代を迎える日中関係・日本の対応は・相互訪問に向けて日本首脳の訪中
日中関係の次のステップは安倍総理大臣の単独訪中だが、これまで日中両政府は日中平和友好条約の締結記念日の10月23日に合わせて、5年ごとに祝電を交換していた。ところが40周年の今年は、中国側からの提案で条約を署名、調印した8月12日に祝電を交換した。日本政府は10月23日には中国が安倍総理大臣を招待することを視野に入れているものと見られている。
2018/09/07 BS1[国際報道2018]

花澤雄一郎キャスター
ミサイル技術流出“疑惑”・北朝鮮工作員が出所・スタジオ解説
6年前ウクライナでICBM・大陸間弾道ミサイルの技術を不正に入手しようとした罪に問われ、ウクライナの刑務所に服役していたリュソンチョル元受刑者が出所した。北朝鮮が今後この人物をどう扱うのかが注目されている。このまま完全な非核化へ向けて事態が進展していけば、米国は核やミサイルの知識を持つ人物たちを移住させることを北朝鮮に求めていくことになるため、北朝鮮が工作員の扱いでどのような立場を示すのか、北朝鮮の姿勢を測るひとつの手がかりとなる。
2018/09/07 BS1[国際報道2018]

寺島実郎
<寺島実郎の「未来先見塾」~週刊寺島文庫~>中東と日本の関係・原油価格の推移
日本人と中東について議論していると、その多くは、どうしてもエネルギーの話になってしまう。ホルムズ海峡を通っている石油は米国には一滴も行っていない。ホルムズ海峡閉鎖で一番インパクトを受けるのは、日本であり、アジアである。
2018/09/07 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

国際開発センター・研究顧問・畑中美樹
<寺島実郎の「未来先見塾」~週刊寺島文庫~>中東の新しい地図・台頭するイランの影響
カタールは、20年くらい前までは人口が20万、30万くらいしかいない小国だった。それが突然ガスが出てきて、ガス大国になった。カタールはそういう後発の金持ち国であり、人口が少ない。その国が一人歩きを始めたため、それが面白くない国がある。どこかでカタールをたたいてやろうと思っていて、今回のカタール危機、カタール断交にもつながっている。
2018/09/07 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の「未来先見塾」~週刊寺島文庫~>中東の新しい地図・台頭するイランの影響
サウジアラビアを始めとする、他の湾岸産油国にしたら、カタールに対しては非常にある種の距離感を感じている。湾岸産油国の大きな不安の背景にあるのは、世界の流れが脱石油になってきているということ。
2018/09/07 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

国際開発センター・研究顧問・畑中美樹
<寺島実郎の「未来先見塾」~週刊寺島文庫~>中東の新しい地図
もともとサウジアラビアを中心とするアラビア半島付近での王制と首長制の6つの国。イランと強く敵対している中心国がサウジアラビア、アラブ首長国連邦。そしてそれに追従しているのがバーレーン。反対にイランに接近しているのが、カタール。中立的な国は、オマーンとクウェート。イランとの距離感を中心に、イスラエルに接近をしている国も出てきたというところが、中東の新しい動きとなっている。
2018/09/07 BS11[報道ライブ インサイドOUT]

共同通信社編集委員・太田昌克
<徹底解説・ニュースの焦点>日朝極秘接触の真相
トランプ政権が進める現在の米朝交渉に不満を持つ勢力が日朝極秘接触をリークした可能性がある。米政権内には路線対立がある。日米韓の連携も危うくなっている。トランプ政権内の路線対立を示唆しているのがワシントンポストへのリーク。
2018/09/02 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

国際ジャーナリスト・春名幹男
<徹底解説・ニュースの焦点>日朝極秘接触の真相
安倍総理大臣としてはこれまで米国がやってきたことも見ながら情報機関を試してみたのではないか。金正恩政権の中では情報機関がかなり重要な役割を果たしている。北朝鮮側が北村滋内閣情報官と会ったということは、第一歩としては成功だった。
2018/09/02 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<徹底解説・ニュースの焦点>日朝極秘接触の真相
特に今回の舞台がベトナムというのも大きな意味があった。ジェンキンスさんが北朝鮮から解放された時も、いったんベトナムに寄って、ベトナムで事実上解放された。日本とベトナムの関係は非常に深いものがある。ベトナムと北朝鮮の間も深い。
2018/09/02 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<徹底解説・ニュースの焦点>“諜報”外交の真相を探る
今回は米国のスタイルを参考にした。ポンペオ国務長官は元CIA長官だった。米国は諜報当局が北朝鮮・金正恩委員長の側近・キムヨンチョルと会ったことで米朝首脳会談までこぎ着けた。そのことを参考にした。
2018/09/02 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社編集委員・太田昌克
<徹底解説・ニュースの焦点>“諜報”外交の真相を探る
日朝の交渉は通常は外務省がメイン。今回、内閣調査室情報官が秘密接触したと最初に聞いた時には驚いた。おそらく政府内に路線対立、アプローチの違いがある。外務省は一番重要な拉致問題でしっかりとした果実がない限り、安倍総理を使えない。そういう場面で情報機関が裏のルートから準備工作をしているといえる。総裁選も近いので官邸としてはなんかしらの果実を作りたかったのではないか。
2018/09/02 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

国際ジャーナリスト・春名幹男
<徹底解説・ニュースの焦点>“諜報”外交の真相を探る
内調は基本的にはカウンターインテリジェンスをやっている。日本国内で様々な情報を得ようとして、様々なスパイが1000人単位で存在しているが、そういう人たちの行動を監視している。したがって何か異様なことをやれば逮捕するというようなことも十分にありうる。
2018/09/02 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

国際ジャーナリスト・春名幹男
<徹底解説・ニュースの焦点>“諜報”外交の真相を探る
内閣情報調査室は内閣のために情報を集めて、分析をし、その情報をあげるのが仕事。職員数500人といっても情報衛星のセンターの人達が300人いるので、それほど多いわけではない。一方、米国のCIAは職員が2万人弱いる。内調はかなりコーディネーター的な仕事が多く、スパイのようなことをやっていると思っている人も多いが、実際のところ彼らがチェックしている情報は、例えばCIAでも彼らが得ている情報の80%以上は公開情報で、あとの20%がスパイが得てくるいわゆる諜報だといわれている。
2018/09/02 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・後藤謙次
「真珠湾を忘れない」トランプ
トランプ大統領と安倍総理の関係は非常に微妙な時期に入っている。今回少なくとも米国ホワイトハウス内、政府内に日本に対して快く思っていない人がいることは間違いなく、メッセージとして経済の問題について日本は何も回答してきていないが、米国を甘く見るなよということを出している。今月末にはニューヨークで国連総会があり、トランプ大統領と安倍総理の会談がある。この時に手ぶらではなく、回答を持ってこいというメッセージを出している。
2018/09/02 テレビ朝日[サンデーステーション]

ジャーナリスト・後藤謙次
“終末医療”深刻な事態・悲痛…「他に行けない」
2025年には団塊の世代が後期高齢者になる。政府はそこを目指して地域包括ケアシステムといって介護・医療すべてでケアマネージャーとかヘルパーとか看護師と連絡を取り合いながら自宅でケアするという方向を打ち出しているが、そこから漏れる人はどうするんだという処方箋が未だに出てきていない。今回の病院のケースで、そのセイフティネットからこぼれてしまう人達にどういう救いの手を差し伸べるかが問われている。
2018/09/02 テレビ朝日[サンデーステーション]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・元外交官・宮家邦彦
最新分析・北朝鮮問題
中国、北朝鮮がどのような動きをするにせよ、1945年、1950年、戦争が起きて53年に休戦協定ができてもう65年経っている。そういう状況になると、むしろ今の状態が続く方がおかしい。むしろ自然な方向で流れに沿って変わっていく可能性が十分あって、その変化を見ながらおそらく北朝鮮は生き残りを図ろうとしている。これが大きなピクチャーで、その意味ではやはり個々の問題に十分対応して戦術的な対応をしなければいけないのと同時に、戦略的な考え方をもう1回し直す時期に来ている。
2018/09/02 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・元外交官・宮家邦彦
最新分析・北朝鮮問題
6月12日以降の動きというのは残念ながら成功していない。今の状況が続くと最悪の場合、北朝鮮が核兵器を放棄しない一方で、その問題について軍事的に解決する選択肢はなくなっていく。核保有は残る一方で対応策が行き詰まっていく可能性が出てくる。そうすると東アジア地域の戦略的な環境が変化を始める。その時に日本がどう対応するのかを今から考えておくべき。
2018/09/02 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
最新分析・北朝鮮問題
北朝鮮の論調はかなり一貫している。経済制裁が解除されないと高度成長は見込まれない。経済制裁が解除されるためには北朝鮮自身が非核化に向けてステップを踏んでいかなくてはいけないという構図が出来上がっている。米朝関係が膠着状態にあって米国の態度がどうなるかかなり怪しいところもあるにせよ、そうなれば北朝鮮としては自ら動かざるを得ない。
2018/09/02 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・元外交官・宮家邦彦
最新分析・北朝鮮問題
北朝鮮の核の問題については北朝鮮の命がけで守ってきたもの。その部分を話し合いで本当になくすことができるのかということについて、トランプ大統領はまだ幻想を持っている。そうだとすればかなり時間がかかる。
2018/09/02 NHK総合[日曜討論]

早稲田大学大学院教授・青山瑠妙
最新分析・北朝鮮問題
中国は今後さらに北朝鮮との関係を強化していく。北朝鮮に対して影響力を行使できるように中朝関係を強化していく可能性は高い。
2018/09/02 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学准教授・礒崎敦仁
最新分析・北朝鮮問題
金正恩委員長としては取り引きができそうなトランプ大統領の任期中にできる限り駒を進めておきたい。だからこそ終戦宣言にこだわっている。終戦宣言というのはもともと韓国や米国の主張であって、北朝鮮自身は言及したことがほとんどなかった。米朝首脳会談の直後から米国が言ってきた終戦宣言に突然、北朝鮮がこだわるようになり、逆に米国からはその真意を疑われるようになってしまった。ここでお互いの不信感が出てきて関係が明確にこじれるようになってしまった。
2018/09/02 NHK総合[日曜討論]

南山大学教授・平岩俊司
最新分析・北朝鮮問題
米国からすると韓国から聞いていた話と少し違うというズレも今回のポンペイオ長官の派遣中止の背景にある。そのズレを韓国がなんとか埋め合わせなければいけない。この全体の対話で朝鮮半島の問題を進展していくということについて、絶対に後戻りさせてはいけないという思いが韓国側にある。
2018/09/02 NHK総合[日曜討論]

元国連安保理北朝鮮制裁委員会委員・古川勝久
最新分析・北朝鮮問題
米朝合意は骨抜きの合意だったが、その半年前には核保有国の米朝の両国の指導者が互いに罵り合っていた。これがなくなったことや北朝鮮が核およびミサイル発射実験を止めたことは日本にとっては良いこと。問題はここから先で、信頼に基づいた環境を作っていく必要がある。
2018/09/02 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・元外交官・宮家邦彦
最新分析・北朝鮮問題
北朝鮮は戦略を変えていないと思うし、中国もほとんど戦略を変えていない。何が起きているかといえば、現実があまり変わっていない中でトランプ大統領の判断が揺れている。
2018/09/02 NHK総合[日曜討論]

コリアレポート・辺真一編集長(VTR)
進まぬ北朝鮮の非核化・溝が深まる米国と北朝鮮
米朝首脳会談で口約束をやった。30分から40分のやりとりの中でお互いが非核化、戦争終結宣言で速やかに応じる用意があると言ったが、どっちが先という話はなかった。これが今、こじれているひとつの原因となっている。
2018/09/02 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
進まぬ北朝鮮の非核化・溝が深まる米国と北朝鮮
結局、この問題は中国が北朝鮮に対する生殺与奪権を握っていったというところが重要なポイント。北朝鮮が終戦宣言にこだわる理由は制裁解除を期待している為。中国が出しているメッセージは朝鮮半島の段階的非核化で北朝鮮の非核化に対応して南も米韓合同軍事演習の延期だとか、在韓米軍の削減だとかを段階的に妥協していくことを期待している。さらには米中の間で貿易戦争が起きていることも大きな要素。中国と米国との関係における北朝鮮問題の位置づけが秋に向けての最大のポイントとなる。
2018/09/02 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
沖縄県“辺野古承認”撤回・政府・法的措置で対抗
沖縄知事選挙と自民党総裁選を貫いているテーマは米国とどう向き合うかということ。日本にとっては、トランプに怯えて日本の針路を間違えるべきではないし、中国の脅威がちらついている状況の中で、日本は日米で連携して中国の脅威を封じ込めようというゲームを組み立てているつもりになっているが、中国にとって一番望ましいのは米国に日本が封印されていること。本気でこの2つの選挙を日本の21世紀というものを考える機会にするべきである。
2018/09/02 TBSテレビ[サンデーモーニング]

中部大学特任教授・細川昌彦
<COVER STORY>トランプの貿易戦争・新NAFTAの困難
日本も含めた世界の貿易秩序を考えると数量規制が深刻な問題で、これはWTOでも明確に禁止されている。もしこれがまかり通ると、経済の全体の秩序が壊れる。日本もFFR協議をやっていて9月末には日米首脳会談がある。今の米国の戦略は、自動車の関税をかけるという脅しをかけながら数量規制に追い込んでいくと言うやり方で、これが明確になった。ライトハイザーUSTR代表は80年代に日本に対して日米鉄鋼の自主規制を日本にやらせた成功体験を持っている。米国は数量規制を日本に言ってくるので、日本はこれに対峙していく必要がある。
2018/09/01 BS-TBS[週刊報道 Bizストリート]

作家・幸田真音
トランプ大統領・対中制裁第3弾・来週にも発動意向
今、中国の足元がぐらついている。米国はここで一気に叩いてしまえということなのかもしれない。今回の関税措置は米国自身もダメージを受ける可能性は大いにある。
2018/09/01 BS-TBS[週刊報道 Bizストリート]

中部大学特任教授・細川昌彦
来週の予定
これから先、トランプ大統領にとってみれば対中で、強硬姿勢でいるほうが国内の支持が上がるので、矛先をおさめる動きは全くない。第三弾が発動される可能性は高い。中国の方が経済、雇用に影響してくるので、ポジションは非常に弱い。
2018/09/01 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

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