【あの一言】
安倍総理会見に“3つの謎”「中国」言及なしの理由
中谷元防衛大臣 国際情勢というのは政府としては分析して対応しているが、それ以上に国際的なパワーバランスの変化が大きく変わっている。科学技術の進展によってミサイルとか核とか新兵器とかにも対応しないといけない。国際テロ、宇宙、サイバー、海洋といった総合的な対処をするということでわが国周辺の状況も念頭に置いているが、それ以上に世界的な対応、変化でもしっかりと国を守っていく。あらゆる事態に対応をする。
2015/05/17 フジテレビ[新報道2001]
東洋学園大学教授・朱建栄 (中国の脅威に安倍総理が触れなかったことを)私も不思議に思った。つい最近まで総理も他の大臣もみな中国の脅威というのを安保法制整備の口実として使っていた。安倍総理は訪米中のロスでの会見でも中国の脅威と言った。中谷大臣も沖縄県知事との会談の中でも辺野古の基地移転の理由として中国の脅威を上げたと思う。最近は中国から相当な反発が出ていて、日本と中国は2008年に4つの共同文書で互いに脅威とみなさないというようなところで(落ち着き)疑念に思うところは互いに話をすればよいと(いうことになっていた)。日本は中国との協議ということではなく、自分の国内法の整備をするために中国の脅威を叫んできた。それに対して中国で相当の反発が出たが、それについて南シナ海の事態がエスカレートしていることもあって、今回あえて触れなかった。
2015/05/17 フジテレビ[新報道2001]
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