【あの一言】
削除された「広島、長崎」“歴史認識”で中国攻勢
拓殖大学・海外事情研究所教授・富坂聰 中国の全体的な流れからするとここ(NPT検討会議での日本の文言)をクローズアップする意味はあまりない。ただ例えば原爆ドームの世界遺産登録の時は米国と中国は反対したことがあり、そういう杓子定規な対応をしてきたのかなと思う。
2015/05/24 フジテレビ[新報道2001]
拓殖大学大学院特任教授・武貞秀士 韓国も中国も日本を加害者と決めつけておいて、アジアでは経済金融、歴史問題、政治の問題で一緒になって日本を抑えながらナンバー1が中国、ナンバー2は韓国でやっていこうという将来計画がある中で広島、長崎があり日本も被害者ではないかといわれると論理的に辻褄が合わなくなる。日本をずっと加害者と決めつけていかないと中国・韓国の国家戦略が成立しなくなる。言うべくして言うべきことを中韓が言ったなという感じを持つ。
2015/05/24 フジテレビ[新報道2001]
東洋学園大学・教授・朱建栄 今まで中国の首脳を含めて要人が何度も広島、長崎を訪問している。胡耀邦(コヨウホウ)総書記(当時)が長崎の祈念公園に女神の像を寄贈したこともある。(中国は)広島、長崎への訪問そのものに反対しているのではない。やはり終戦70周年という時に、日本の首相が最近に至るまでなかなか侵略戦争、加害者という一面を避けようとしているという風に見え中国から見れば加害者の部分を避けて一方的に自分だけが被害者というようなところを強調するのはアンバランスだということであり、訪問そのものに反対しているわけではない。
2015/05/24 フジテレビ[新報道2001]
自民党・山本一太議員 NPT再検討会議は個別の戦争とか紛争について評価をするような会議ではない。こういうところで中国政府がごり押しをするというのは良くない。我々の目から見ると核保有国の立場を優先させたように見える。今年は抗日戦争勝利70周年で、とにかく中国は被害者で日本は加害者という立場を強調して歴史認識とか領土問題について優位に立ちたい。こういう会議で歴史問題を持ち込んだ例というのはこれまではなかった。
2015/05/24 フジテレビ[新報道2001]
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