【あの一言】
イランがロシアによる空爆支持・混迷するシリア情勢
岸井成格 ただでさえ政府、反政府、そこにイスラム国が加わり三つ巴の非常に複雑な状況になっている。それぞれの立場で米国とロシアは主導権争いを非常に激しくやっていたが、ここにきて、ロシアは一気に主導権を握ろうということで武器供与もするし、空爆もするし、巡航ミサイルをぶっ飛ばすなど、中東での支配権を確立しようとしている。これでは難民が止まらないし、シリア国民もたまったものではない。米国とロシアはとにかく優先順位を決めるような話し合いをちゃんと行うべき。
2015/10/11 TBSテレビ[サンデーモーニング]
福山大学客員教授・田中秀征 ロシアのやっていることはウクライナと同じ方式。ある段階で自らの立場を有利にする方向にいっている。止められるまでやれるだけのことをやってしまえというプーチン方式は本当に困ったものだ。
2015/10/11 TBSテレビ[サンデーモーニング]
関西学院大学客員教授・大崎麻子 先日の国連演説でのオバマ大統領とプーチン大統領の演説を見ていると解決策の糸口すら見えていない。プーチン大統領からすればアラブの春で始まった強権的な政府を打倒する動きをどうにかシリアで食い止めたい。自分の友好国、旧ソ連の国々もそういう強権的な国が多いのでどうにか波及していくことを止めたい。国際社会が多極化し移行していく時にこういう国益の衝突や不安定な要素が出てくるが、今はそういう状況にある。
2015/10/11 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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