【あの一言】
米国大統領選に異変?米国民の不満とは?
みずほ総合研究所・安井明彦 不平等という言葉が米国人が大事にしてきたアメリカンドリームがなくなってきた証として使われている。これまで米国はある程度格差を受け入れる素地があったが、それはアメリカンドリーム・機会の平等だった。頑張れば誰でも成功できると思ってきた。ところが実際には先進国の中でも英国と並んで格差の固定化が強い国で、貧しい家庭に生まれるとそのままである割合が高い国で米国というのは機会が平等な国ではなかった。それも最近の話ではなく、過去30年、40年ずっと米国では格差が固定化されてきていた。それでも米国人はアメリカンドリームを信じてきたが、金融危機を経てここにきて何かが違うと気がつき始めた。
2015/10/17 テレビ東京[マネーの羅針盤]
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