【あの一言】
ド~する?!シリア
防衛大臣政策参与・森本敏 米国は中東に今までのように大規模な地上軍を介入して中東政策をやるということはもう米国の世論はついていかないし賛成しない。アフガニスタンは今のところOEFとアイサッフ(NATO軍)中心の部隊の活動をやっているが、そうは長くない。次の政権がいずれの日にか引く時期を見出すと思われる。ほとんど米国は地上兵力の根拠を失う。アフガンとイラクから引いてしまう。残るのはペルシャ湾の第六艦隊の司令部があるだけになる。
2015/11/28 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
民主党・参議院議員・大塚耕平 ポイントは4つ。第1はオスマン帝国が滅びる原因はロシアの南下政策から始まった。オスマン帝国はその後トルコになったが、ロシアとはずっと仲が悪い。第2は英国、フランス、ロシアでバラバラの約束をしたこと。1915年に英国はアラブ人にはアラブの国をつくってやるとフサインマクマホン協定というのをやった。翌年オスマントルコが崩壊した後は英仏露で秘密協定サイクスピコ協定を行った。さらにその翌年に英国がユダヤ人にイスラエルを建国してやると言うなどバラバラの約束をした。第3はイランで革命が起きたために米国、イスラエルに敵対している基本的な勢力はシリアイラン連合でロシア、中国と仲がいい。第4は米国はその時々の「敵は味方」とい理屈で応援していた。
2015/11/28 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
自民党・参議院議員・山本一太 オバマ大統領の対シリア政策には賛否両論ある。オバマ政権は元々中東への関与を抑制するためにできた政権。イランとの核をめぐる協定も締結させた。アラブの春を応援したことも理念としては正しかったと言われている。イスラム国への攻撃を強めろという世論は8割ある。しかし軍隊を送ることには7割が反対している。米国の中東政策には限界がある。
2015/11/28 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
防衛大臣政策参与・森本敏 米国は予算の暫定法案が通ってからサードオフセット戦略という陸軍兵力を国内に戻してもう一度傷を治して態勢を立て直し、その代わり海空軍だけは近代化を進めてアジア太平洋に動かすというふうにプライオリティを変えようとしている。米国はシェールはどんどん出るし、あまり中東の中に犠牲を払って入らなければならないという理由はない。米国世論調査はシリアに兵力を送るべきではないが70%以上。米国はシリアで主導権をとる気はなく、それを初めから見越してロシアが入ってきている。
2015/11/28 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
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