【あの一言】
トランプ大統領誕生・何を語ったか?就任演説・徹底分析
経済ジャーナリスト・作家・渋谷和宏 グローバリズムにより雇用が奪われたというのがトランプの言い方。米国の労働者はその恩恵を受けていないという論法。確かにそれは1面の真実ではある。サプライチェ-ンが世界中に広がっていったことで米国から雇用が失われた部分はある。そこにフォーカスして話をしている。
2017/01/22 BS朝日[いま世界は]
経済ジャーナリスト・作家・渋谷和宏 TPPは発効されていないがNAFTAの見直しの影響が日本企業には相当大きい。メキシコで日本企業は900社以上事業活動をしている。例えば日産は年間80万台以上自動車を作り、相当数を米国に関税ゼロで輸出している。これに国境税35%をかけるとかの言い方をしており、プレッシャーをトランプが強く押し出していくとメキシコでの日本企業の活動がかなり影響を受けることは避けられない。ブリヂストンのようなタイヤメーカー、旭硝子のような企業まで踏み絵を踏まされるというリスクがある。
2017/01/22 BS朝日[いま世界は]
経済ジャーナリスト・作家・渋谷和宏 徹頭徹尾、保護主義を訴えた。保護主義が偉大な繁栄を構築するんだという言い方をして、グローバリズムから離れたい、それに対峙したいという姿勢が全面に出ていた。
2017/01/22 BS朝日[いま世界は]
明治大学教授・海野素央 トランプ大統領は演説は選挙モードと同じだという見方が多いが冒頭で新しいメッセージを発信していた。一般市民が再び統治者になり、政府を統治していくんだというメッセージ。これは選挙期間中言っていなかったこと。腐敗した政治家やエスタブリッシュメントではない労働者たちがこれから統治者になろうという新しいメッセージを出していた。
2017/01/22 BS朝日[いま世界は]
早稲田大学大学院客員教授・春名幹男 沖縄はこれまで米軍は日本を守ってくれるから沖縄の基地を我慢しようということだったが米国第一主義で米国は日本を守ってくれないのではないかということで我慢しなくなる可能性もある。安倍総理も就任式の後、コメントを求められて拒否している。やはりある程度ショックを受けたかもしれない。
2017/01/22 BS朝日[いま世界は]
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