【あの一言】
マティス米国国防長官・訪日・検証!トランプ時代の新・安保戦略
笹川平和財団安全保障事業企画室特任研究員・渡部恒雄 第3オフセット戦略はロバートワークというオバマ政権時代の国防副長官(留任)が中心となってやってきた。第1オフセット戦略と第2オフセット戦略はすでにやっている。第1オフセット戦略は冷戦期の対ソ連で、大量報復の核ミサイルを開発することで事実上負けていたところで優位に立つための技術。その技術を民間にスピンオフしたので民間も潤った。第2オフセット戦略は精密誘導とかの電子技術であり、冷戦時代にこれでソ連を突き放した。さらに経済も潤った。第3オフセット戦略については開発中であり、間違いなく日本のような技術を持っている同盟国と米国はやりたいと思っている。それは開発中で人工知能だったり、あるいはロボットだったりする。その圧倒的な技術で米国にチャレンジしようとしている国を突き放したい。その技術を民間に出して経済も安定させたい。こういう大きな発想がある。
2017/02/03 BSフジ[プライムニュース]
前防衛相・自民党衆議院議員・中谷元 国防総省の中で留任した幹部が1人いる。ワーク次長は第3オフセット戦略を担当していてインターネットやGPSに代わる新しいツールを手掛けている。核抑止ということで世界の均衡は成り立っているが、核ではないもので世界のパワーバランスを保てるようなものを考えている。第3オフセット戦略はインターネットとかGPSとか非常に画期的な発明でそれらを兵器に応用してコントロールできる。宇宙、サイバー、海洋におけるあらゆる脅威にどう対応するかというもの。
2017/02/03 BSフジ[プライムニュース]
|