【あの一言】
進むミサイル開発・北朝鮮にどう向き合う
金沢工業大学・虎ノ門大学院教授・伊藤俊幸 日本は今までのミサイル防衛に加え、敵基地攻撃能力の議論が必要。能力保有のためには法律改正、新たな装備品の調達、自衛官への訓練が必要。まだかなりの時間がかかる。
2017/03/19 NHK総合[日曜討論]
神奈川大学准教授・佐橋亮 トランプ政権や米国の北朝鮮専門家の間では、中国は解決策の一部だと思っていたが実は問題の一部だとの冷めた見方が広まってきている。ティラーソン国務長官の訪中で、何を中国が出せるかを見極めようとしている。米国では冷めた見方も多く、技術的にも中国の政治的事情からみても何もできないかもしれないと、冷静に見ている。
2017/03/19 NHK総合[日曜討論]
拓殖大学総長・元防衛大臣・森本敏 歴代の米国政権は外交で問題解決しようとしたが、全部失敗に終わった。米国はまず外交上は中国を動かす所から始めようとし、それでもうまくいかなかった場合、他の手段があると見せながら外交の手段でまずはやろうとするだろう。
2017/03/19 NHK総合[日曜討論]
拓殖大学総長・元防衛大臣・森本敏 弾道ミサイルを同時に多数、高い精度で一定の目標に打ち込まれた時に、今の弾道ミサイル防衛システムでは十分対応できないことはほぼ確実。
2017/03/19 NHK総合[日曜討論]
早稲田大学教授・リージョンウォン 3月6日のミサイル実験は、在日米軍基地への打撃を公言したことが大きな特徴。明らかに米韓合同軍事演習が行われていて、トランプ政権の攻撃的な言動と共に内容が攻撃的になっていることから、今回は新型ミサイルの実験ではなくある種の実践能力を誇示した形。
2017/03/19 NHK総合[日曜討論]
金沢工業大学・虎ノ門大学院教授・伊藤俊幸 今回のミサイルはスカッドの改良型。同時に着弾させることを意識し、飽和させてミサイル防衛を無力化させようという発射法で打ったところが新しい。今回特に専門部隊があって在日米軍を狙う意図もはっきりしている。意図がこれだけあることは日本にとって大きな脅威。
2017/03/19 NHK総合[日曜討論]
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