【あの一言】
地球温暖化・パリ協定脱退の波紋
解説委員・室山哲也 今回、米国・トランプ大統領が打ち出すかもしれないと言われていたシナリオにパリ協定の親条約、気候変動枠組み条約からの脱退というのがあった。この方法をとれば通告から1年で脱退可能で、かつパリ協定共々脱退することが出来る。しかし、今回トランプ大統領は、パリ協定からの脱退は発表したが、気候変動枠組み条約からの脱退までは表明しなかった。気候変動枠組み条約の締約国の立場を維持しながら、パリ協定の合意事項について再交渉しようとしているようにも見える。これに対してフランス、ドイツなど各国は再交渉には応じないと突っぱねている。
2017/06/02 NHK総合[時論公論]
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