【あの一言】
IMFの世界経済の見通し
寺島実郎 世界経済が上昇基調にあるという判断の大きな根拠になっているのが実質3.5%成長を続けるというIMF(国際通貨基金)の世界経済の見通し。世界経済は多極化しているとして先進国が引っ張る体制から、新興国がけん引する時代に向かって世界は変わってきているという話になっている。特にブリックス新興国ゾーンのブラジルとロシアがよくなってきており、それが世界経済全体を上昇基調に持って行っている大きな要因となっている。米国もそこそこで、ユーロ圏、特に大陸側の欧州は極めて上方修正の基調が高く、英国は思った以上に持ちこたえている。日本は先進国ブロックの中では一段と低い水準にある一方でASEAN5はしっかりとした成長軌道の中にある。
2017/07/28 BS11[報道ライブ INsideOUT]
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