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【あの一言】

北朝鮮・相次ぐ挑発・国際社会の包囲網は
慶應義塾大学教授・渡辺靖
対話のための前提条件をめぐる条件闘争というのが今後、熾烈化していく。米国としては北朝鮮の核保有を前提とした対話は完全にアウト。例えば直接、核ミサイルに至らなくても米国は北朝鮮に人質をとられているので、そういった人の解放をテコにスイスなど他の国に仲介を図ってもらう形で話を進めていくということがあり得る。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

元海上自衛隊司令官・香田洋二
ICBMはロフテッド軌道しか撃っていない。米国としっかり向き合うためには軍事上の要求としては火星12、14、潜水艦発射、新型という4つのカードを持っていて、これはあると見た方がいい。核実験はやったばかりで分析に時間がかかるので、やるとしても時間を置いてという見方をした方がいい。いずれにしても日本上空を何らかのミサイルが飛んでいくことについては、この先も発射していくだろうと思う。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・元外交官・宮家邦彦
1番気になるのはICBMの大気圏再突入技術の確立。今後、彼らは記念日、演習に関係なく軍事的開発をプログラムに従ってやってくるということを、我々は冷徹に見なければいけない。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

東京国際大学教授・伊豆見元
(北朝鮮の軍事的挑発が続くかは)ミサイル発射は短距離、中距離、SLBM位まではやってくるだろう。核実験とICBMの発射は一段落した感じがある。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

元海上自衛隊司令官・香田洋二
石油が全面的輸出禁止になった場合、北朝鮮のミサイル開発や核開発に大きなダメージを与えるかと言えば、必ずしもそうは言えない。北朝鮮は少なくとも94年の時点では備蓄をし始めていたと思う。仮に全ての国が同意したとしても、北朝鮮の今の核ミサイル開発体制を一気に止めることは難しい。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
米国は新たな制裁決議が、全て通るとは思っていない。ボールを高めに投げておき、落としどころが見つかればいいと考えている。中国とロシアが賛成はしなくても棄権位に留めてくれればいいという風に考えている。もう1つは米国が外交努力を惜しんでいないことを国際社会にアピールし、いざという時に軍事オプションを打ち出す時に、米国は十分努力をしてきたから仕方がないという雰囲気を打ち出す狙いもある。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

笹川平和財団特任研究員・小原凡司
中国が恐れるのは北朝鮮という緩衝材を失うことだったが、現在の中国はすでに国連制裁決議に強く反対する理由は失ってしまっている。ただ、中国にとっての北朝鮮問題は大国間のゲームという側面があり、米国がこの問題を使って中国に対する経済的な取り引きをしようとか、ロシアがこの地域における影響力を維持するために北朝鮮問題を使おうとしているといった、この辺のバランスを見ながら自分のできることをやっている。石油を止めることは北朝鮮に経済的とはいえ最後通告を突きつけるようなもので、いったん完全に止めてしまうとパイプライン自体使うことができなくなる可能性もあり、そう簡単にできない。北朝鮮が米国寄りになるのもロシア寄りになるのもどちらも中国としては嫌。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

東京国際大学教授・伊豆見元
国連制裁案を中国がそのまま飲むことは100%考えられない。ある程度制裁の中身を緩めていく方針になる。どの位きつくなるかを北朝鮮は気を付けて見ている。今の北朝鮮にとって次は韓国。韓国との対話の時期、10月4日は南北共同宣言の10周年にあたる。文在寅政権も非常に関心が強いし、金正恩政権も同じ。南北が動くかどうかが1番注目される。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・元外交官・宮家邦彦
今回、米国が出してきた決議案を見ると、ようやく外堀から内堀、本丸に近づいてきた気もする。鍵はおそらく中国とロシアが握っている。ただ両者は微妙に立場が違う。中国にとっては中国の安全保障の問題に直結するので非常に重視している。ロシアはどちらかというと欧米のクリミア問題での経済制裁を解除することの方に関心がある。中露にもびみょうな溝があり、そこをうまく突けばいい。中国は党大会を目前に控え、簡単に米国の言う通りにやるわけにはいかず、なかなか難しい。
2017/09/10 NHK総合[日曜討論]

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