【あの一言】
反プーチン派テレビ司会者の質問・プーチン大統領のしたたかな戦略
造園家・東京都市大学教授・涌井雅之 ロシアは経済規模からいえば韓国やオーストラリアと変わりない。ロシアが潤っているのは鉱物資源と兵器で、これがロシア経済の要。ロシアブランドの存在感を高めるため、あちらこちらにプーチン大統領は顔を出している。逆にそうしたことが世界に混乱をもたらす可能性もある。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
外交評論家・岡本行夫 プーチン大統領が2000年に大統領になった時にはロシアとNATOの間にはエストニア、ラトビア、リトアニア、ウクライナ、モルドバ、ルーマニア、ブルガリアなどの緩衝国があった。ところが米国がそのうち5つまでをNATOに入れてしまった。残っているのはウクライナとモルドバだけ。NATO加盟国エストニアとロシアが国境を接する形になっており小競り合いになればそのまま全面戦争に発展する可能性もある。プーチン大統領は米国に煮え湯を呑まされた感じを持っている。これからの6年でそれをいかに押し戻すかが彼の至上命題であり、さらにはかって中東で持っていた勢力範囲まで取り戻そうとしている。これは大きな流れで止まらないだろう。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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