【あの一言】
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>どこへ向かう・トランプ大統領
解説委員・中東担当・出川展恒 イラン核合意が壊れてしまうと、北朝鮮問題にも影響が出てくる。外交交渉で核問題を解決してもそれを破るのではないかと北朝鮮は思うだろう。すると北朝鮮はトランプ大統領と交渉する意味はないと考える。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・政治担当・岩田明 悩ましいのは中東情勢。これまで米国のプレゼンスが高かったが、エルサレム問題によってトルコやロシアといった反米国勢力のプレゼンスが上がってくる。こういう時に中東各国と良好な関係を構築している日本が、仲介するという責任が非常に重くのしかかってくる。これを一歩間違えると非常に難しい状況になる。メリットもあるが、リスク、デメリットも増えるという非常に難しい状況になる。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・政治担当・岩田明子 異次元の日米同盟を構築したといえる。トランプ大統領の行動は非常にわかりにくいが、だからこそ安倍首相は大統領に就任する前にトランプ大統領に会いに行き真っ先に関係を構築した。わかりにくいからこそ、逆に国際社会からトランプ大統領への説得役とか、仲介役を頼まれるといったことも増えてくるので日本外交のプレステージを上げることができる。一方で中間選挙を控えた米国は貿易・防衛面で日本にいろいろな要求を突き付けてくる可能性もあり、こうした状況をいかにマネージしていくかが日本に問われてくる。
2017/12/28 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
解説委員・中国担当・加藤青延 中国は今のところ、トランプ大統領をカモがネギを背負ってやってきた大統領だと思っている。米国が内向きになってむしろ世界から仲間はずれにされつつある。鬼のいない間に洗濯という感じで、いま中国は世界中に自分たちの影響力を拡大しようと考えている。
2017/12/28 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]
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