【あの一言】
史上初・米朝首脳会談まで2日
外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一 国際社会の関心はシンガポール会談で北の非核化がどこまで一体進むのかという一点に注がれている。去年4月の段階では安倍トランプ会談が開かれ、北の非核化に向けて「最大限の圧力をかけていく」ということで完全に一致したが、米朝首脳会談が迫ってくるとトランプ大統領は「最大限の圧力という言葉はもう使いたくないし、非核化もゆっくりでいい」と態度を後退させてきている。トランプ大統領も手ぶらで帰るわけにはいかないため、代わりに浮上してきているのが、終戦宣言。朝鮮戦争の終結を新たに宣言することでお茶を濁そうとしている。北朝鮮が正しい道を歩むのならば、日本も経済協力を考えてもいいと米国側にも歩調を合わせ始めている。
2018/06/10 日本テレビ[シューイチ]
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