【あの一言】
激論!ド~見る?!歴史的な米朝首脳会談
国際政治学者・東京大学政策ビジョン研究センター講師・三浦瑠麗 問題は米国が中国のいう米韓合同軍事演習の中止を蹴ったにも関わらず、今回の米朝首脳会談では完全に中国のロジックに従ったこと。
2018/06/30 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
龍谷大学教授・李相哲 トランプ大統領は6月12日前までは朝鮮半島の非核化という言葉はあまり使っていなかったが、12日近くになって急に使い始めた。これは一言でいうと韓国からの米軍を撤収し、戦略資産の朝鮮半島への搬入をやめる代わりに北朝鮮は核を捨てるという話。トランプ大統領は朝鮮半島の非核化を呑んだ。
2018/06/30 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
東京大学政策ビジョン研究センター講師・三浦瑠麗 北朝鮮のロジックがいろいろなところで呑まれていたり、韓国のロジックが呑まれていたりしている。問題はその裏にある中国のロジック。中国が2度にわたって正式にフリーズフォーフリーズとか、デュアルサステンションとかの名前で二十の停止、あるいは取り引きとして米韓合同軍事演習を停止し、北朝鮮は核やミサイル実験を停止するという解決策を提示している。
2018/06/30 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
龍谷大学教授・李相哲 米朝共同声明を読みと北朝鮮が発表した共同声明の文書とその英語とではかなり異なっている。例えば朝鮮半島の完全な非核化に向けた責務を再確認するとあるが、NHKは責務の約束と訳しているが、北朝鮮側の訳では約束という言葉も責務という言葉もなく、ただ意思を再確認したとなっている。文書に出てくるセキュリティギャランティーを北朝鮮は体制保証と翻訳している。セキュリティギャランティーは核で攻撃しないという意味でよく使われる言葉で、英語にはこの言葉だけしか書いておらず体制保証とは書いていない。体制保証と訳すのは違う。一番問題なのは朝鮮半島の非核化の部分で、米軍の撤収や戦略的武器を北朝鮮に展開しないなどの非核化5原則のことを北朝鮮は朝鮮半島の非核化だと思っている。
2018/06/30 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
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