【あの一言】
特集・行き先は米国?中国?台湾総統選を読み解く
早稲田大学教授台湾研究所研究員・長内厚 馬英九政権で中国との関係を深め、事実上FTAに近い協定を結び、更に中国から投資しやすくなる協定をだまし討ちのように成立させようとした。台湾に中国が入ることに脅威を感じている若者の世代からの反発を受けて、議会を占拠するひまわり学生運動が起き、国民党が弱くなり、蔡政権が誕生した。昨年の統一地方選挙では民進党が惨敗したが、経済、年金、若者の雇用の問題が大きい。今は国民党の勢いが高まっている。
2019/06/08 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
早稲田大学教授台湾研究所研究員・長内厚 今は国民党の勢いが高まっている。高雄・韓市長の人気が高い。カクタイメイは有名だが、台湾の国益にはそんなに寄与していない。さらにホンハイの工場が中国にあるということは経済的な人質を中国にとられている状態。かつファーウェイ問題とかも含めてスマートフォン市場が激減しておりホンハイの経営自体が危なくなってきている。来年の選挙までもつとは思えない。カクタイメイが当選するのは難しい。
2019/06/08 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
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