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スペシャル あの一言
2024年04月25日(木)
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【あの一言】
長期化する香港デモ・天安門事件の再来は…
国際情報誌「フォーサイト」元編集長・堤伸輔
今年は中華人民共和国建国70周年。中国としては本来は、これを盛大に祝いたい。ただ今の流れだとそこまでは収まらない。むしろエスカレートしていく。香港も11月に区議選挙があるのでこの流れが今年中続くだろう。そう簡単に中国としては入れない理由がいくつもあり、問題は法律。仮に武力介入をした場合には香港基本法というのがひとつある。もうひとつは香港駐軍法。香港の中に6000人ぐらい軍隊がいるが、それを使うなら香港政府の要請で割合に法律に則って動かせる。ところが香港基本法に基づいて中国本土から兵を入れたりすると戦争か動乱でないと入れることができない。今の様子で誰も戦争や動乱とは思わない。もしこれで軍を入れれば中国は自分で自分の国の法律を破ることになる。
2019/08/20 BS-TBS[報道1930]

元外務審議官・田中均
1989年天安門事件の時の中国というのはそんなに大きな存在ではなかった。非常に小さな存在で強権を行使して世界に極めて強力な介入のメッセージを送ってしまった。今、中国の経済は非常に大きくなってある意味強権を行使して中国の武警とか場合によっては人民解放軍が入っていくと明らかに中国に対する非常に悪いイメージが出てくることは間違いないので、そこは慎重になっている。
2019/08/20 BS-TBS[報道1930]

ジャーナリスト・木村太郎
今回は中国はやったらえらいことになるので学生はある程度までしか入ってこれないだろうというのを見越している。彼らがエスカレートしていること自体が中国がそういう見通しを持っていることの表れ。面白いのは米国の態度で、最初このデモを米中貿易戦争の邪魔になると思っていた。トランプは最初ライオット(暴動)と呼び、早くこれが収まった方がいいぐらいに考えていて、中国が制圧しても構わないという物言いだった。ところが彼はこれを貿易戦争のカードで使えると思い始めた。これはなかなか収まらないだろう。
2019/08/20 BS-TBS[報道1930]

元外務審議官・田中均
中国は香港に1国2制度を許している。台湾に対しても将来は1国2制度と言っている。この制度が崩れると本当に中国のような共産党政権にとってはフィクションが全部崩れることになるので、一定の秩序は守らないといけないという力が働く。もうひとつの大きな懸念はこれは中国の矛盾だが、経済開発を進めるとどこかの段階で必ず人々の自由とバッティングしてしまうことになる。そのまさに象徴的なものが香港のデモ。これがどんどん膨れ上がると必ず中国本土に影響する。なおかつ米中経済摩擦があり、それとの関係でも彼らはどういうプラィオリティで行動するのかはなかなか読みづらい。
2019/08/20 BS-TBS[報道1930]

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