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【あの一言】

新たな火種か「台湾リスク」
加藤専門解説委員(中国担当)
確かにバランスでいえば圧倒的に中国が強くなってきてしまった。今回トランプ大統領が武器売却を決めた新型の高性能戦闘機はこれにより台湾側がバランスをひっくり返すのではなく、少し追いつくくらいのレベルになる。一方で中国はもう第4世代から第5世代のステルス型戦闘機を台湾の対岸に実戦配備し始めているので、まだまだ緊張関係は続く。
2019/09/16 NHK総合・東京[解説スタジアム]

加藤専門解説委員(中国担当)
香港で見えている対立はある程度平和裏に行われている対立に入ると思うが、台湾の問題は軍事的な緊張とは違うもう1つ上のレベルになりつつある。その発端は特に今年顕著になった。習近平国家主席が台湾についての演説で『祖国は必ず統一する』と言った。これは米国から見ると武力で台湾を統一してくるのではないかという懸念にもなり、米国の艦艇が台湾海峡を頻繁に通行するようになった。ところがこれに対して中国もかなり強気な形で国防白書を8月に発表した。ここでは何が何でも統一しなければならない。武力行使も放棄しない。外国の干渉も許さないし、そういう事があったらどの様な犠牲を払ってでも必ず統一するというかなりきつい言い方をした。当然米国側は台湾に対して戦車を売る、高性能な戦闘機を売却するという形で、どんどん軍事的緊張が高まっている。
2019/09/16 NHK総合・東京[解説スタジアム]

高橋解説委員(米国担当)
元々トランプ政権発足前からトランプ大統領は、蔡英文総統からお祝いの電話を取ったするなど慣例を破ったりして、非常に台湾シンパが多いと言われている。彼らが望んでいるのは、中国との対立ではなく現状維持。それなのに武力行使も辞さない中台統一という一歩踏み出したところに懸念を抱いている。台湾問題は我が国においても朝鮮半島に勝るとも劣らないほど、米中の全面戦争になりかねない潜在的危険性があり注意しなければいけない。台湾海峡における軍事バランスは非常に崩れつつある。それを何とかひっくり返したくて、台湾に武器売却して釣り合いを取らせようというのが米国の戦略。
2019/09/16 NHK総合・東京[解説スタジアム]

ハーバード大学・エズラボーゲル名誉教授(VTR)
米中は1970年代に台湾に武器を売却しないことや、会談などのハイレベルの公式の接触を行わない、台湾を独立国として扱わないことに同意したが、現在米国はこの同意を守っていない。これが非常に緊張した状況を生み出している。中国は今、軍事力で米国と肩を並べることができるかもしれないと感じている。さらに中国は米国よりも台湾を注視している。台湾をめぐる軍事紛争の可能性があり、非常に深刻だ。
2019/09/16 NHK総合・東京[解説スタジアム]

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