【あの一言】
問われる初動・国と県の対応は?千葉・台風被害から2週間
ジャーナリスト・後藤謙次 初動は非常に後手を踏んだ。自民党幹部の一人は『東京電力に任せすぎた』と言っている。今回あれだけ大規模停電が発生し、自衛隊が倒木を処理する。東電が電線を敷設するという役割分担が確定するまでに相当な時間がかかった。上陸直後、千葉県で死者がゼロだったこと、大規模な水害が発生していなかった。それに加え11日には内閣改造が行われ政治空白が生まれた。この3つが重なり被災地が置き去りにされた。こういう場合には国交省からリエゾンという情報連絡員が行くはずだがそれも十分機能していなかった。千葉県・森田知事も台風が過ぎ去ったあと、官邸に飛び込んでもよかった。メディアも含めて政権の中にも、与党内にも大声を上げて大変だという人がいなかったことも被災者に迷惑をかけてしまった大きな要因。
2019/09/23 テレビ朝日[報道ステーション]
|