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【あの一言】

最新分析・日米首脳会談・中東情勢
元外務事務次官・立命館大学客員教授・薮中三十二
今回、国連を舞台にして行われたイランの問題を見ていて、新しい可能性が出てきた。イランも、もちろん制裁解除は先にせよということではあるが、再交渉する用意があるということを言った。米国も強いことを言いながら、平和を望んでいるんだということをトランプ大統領も言っている。元々は米国が核合意から離脱して緊張を高めてきたという経緯がある。出口戦略は何かと探りはじめている。そういう中で日本の果たす役割は結構大きい。両方にきちんと話ができる。イランと米国を交渉の場に引きずり出す役目を日本に期待したい。
2019/09/29 NHK総合[日曜討論]

龍谷大学教授・李相哲
中東情勢は北朝鮮とは無関係ではない。北朝鮮はイランのコネクション、シリアとのコネクションもある。北朝鮮が今、ミサイルを意味なく撃っているように見えるが、一説ではイランの代わりに実験をやっているという見方もある。2017年の時点でそういう報道もあった。中国も例えば、ホルムズ海峡を通しての石油確保が50%前後。中国もイラン情勢を固唾を呑んで見守っている。北朝鮮からすると、米国がイランに対してどのような介入の仕方をするのかということをじっと見ている。
2019/09/29 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・中山俊宏
トランプ大統領というのは弱腰の大統領とは決して見られたくない。オバマとは違うんだということを見せたい。他方でトランプ大統領というのは非介入主義者。この2つを両立させるためには、最大限圧力をかけて相手を屈服させて対話の場に引きずり出すという形をとる必要がある。北朝鮮との間では一応そういう形は取れたが、イランとではそういう形は取れない。米国がまずマキシマムプレッシャーを落とさないとイランは交渉に乗ってこない。トランプ大統領は行き詰まっている。イランの問題は日本との関係で言うと、エネルギーの供給の問題等々で論じられることが多いが、実は米国の大きな不介入主義の問題、つまり国際情勢に介入して米国が積極的に役割を果たすことに距離を置きつつある兆候として見るという視点も大事となる。
2019/09/29 NHK総合[日曜討論]

元外務事務次官・立命館大学客員教授・薮中三十二
米国国内ではずっと弾劾調査がトップニュースになる。トランプ大統領は追い込まれるかもしれない。その時に、外交をサプライズニュースというか目眩ましのような格好で使う可能性がある。例えば次はホワイトハウスに金正恩委員長を招くとか、そんなこともやりかねない。日本はそうじゃないと、ちゃんとやらなければいけないことはいっぱいあるとトランプ大統領に言わなければならない。
2019/09/29 NHK総合[日曜討論]

中部大学特任教授・元経済産業省貿易管理部長・細川昌彦
ある程度、トランプ政権との関係での譲歩はしょうがない。その中で今回、自動車関税のところの問題は、さらなる交渉で譲歩というような、関税撤廃と一文を書き加えることによって何とかルールをクリアしようという努力は日本政府はしているが、その結果、今後、日本が中国とかインドとかそういうところ公表するにあたって、関税撤廃ということを強く言えなくなっちゃうと。これから先のWTOのルールが空文化、空洞化するという先例を日本はつける。これが問題。これは後に実害が生じるような大きな問題だというところの通商政策の根幹だということを、我々は理解しなければならない。
2019/09/29 NHK総合[日曜討論]

中部大学特任教授・元経済産業省貿易管理部長・細川昌彦
譲歩せざるを得ない中でも越えてはいけない一線を越えていないか。米国の自動車関税の撤廃は農産物の引き下げとパッケージになっていたが、継続協議になった。2.5%の関税だから実害はそれほどないという業界の判断もあって、継続協議というのは業界としては正しい判断だと思う。ただし通商政策として正しいものかは別問題。結果的にこれがWTO違反になる可能性は非常に高くなる。WTO違反じゃなくても非常にグレーな状態で、WTOのルールの抜け道になるところがあって、日本が先例を作ったことになりかねない。
2019/09/29 NHK総合[日曜討論]

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