【あの一言】
特集・今すぐ必要な経済対策は
中部大学特任教授・細川昌彦 今、商品券を配っても誰も使わない。景気後退をしているから需要喚起をすればいいという話ではない。戦時下の議論が大事。第一弾の緊急手当ては予備費でやっているので十分なものではない。3月までに使えるものが予備費しかないからこれで終わっている。日本の予算の制度上そうなっている。本格的に対策する、足元のことをきっちりやるのは4月からの本予算がついてから。
2020/03/21 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
中部大学特任教授・細川昌彦 欧米もそうだが、今は戦時下で、戦争状態といえる。コロナ対策で目の前の需要が消えてしまうという初めての事態となっている。一番大事なのはこれにどう対処していくかということ。1つ目はフリーランスとか個人事業主の方々の仕事がなくなった。生活をどうしたらいいのかという話。2つ目は人が外に出なくなった結果、観光や外食産業、航空産業など直接的に打撃を受けている産業が明確に出てきている。これらの対策はコロナが終息して初めて生きてくる。戦時下の議論が大事になる。
2020/03/21 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
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