【あの一言】
特集・中国高官・欧州訪問の目的は
中国問題グローバル研究所所長・遠藤誉 英国などは昨年度の対中国の投資が46.7%。尋常ではなく増えている。言っていることとビジネスでやっていることでは矛盾している。その辺は11月にトランプが再選されるかどうかを見て決めていく姿勢。
2020/09/05 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
宮本アジア研究所代表・宮本雄二 中国に逆風が吹いている。米国は方向転換し、ものすごい勢いで情報発信している。宣伝戦と言われる発信の戦争では中国は負け戦になっている。米国の宣伝がヨーロッパに浸透し始め、ヨーロッパ全体の中国を見る目は厳しくなっている。
2020/09/05 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
神田外語大学教授・興梠一郎 EUは中国に対する見方を変えている。昨年3月に発表された欧州委員会のレポートでは中国を制度的なライバルというふうにはっきりと書いている。その中に書かれているのはウイグルとか香港とかの人権問題。具体的に中国とは相容れないと書かれている。経済に関しても閉鎖的だと。去年から、中国に対する見方が変わっていた。今年3月にはコロナに関しての中国の対応が非常に気に入らないとしている。中国は「自分の国はうまくやり、欧州はコロナにうまく対応していない」という情報を流しまくったようで、EUは中国の出すディスインフォメーションに対応しないといけないというレポートまで出している。そうした状況を知ってか知らずか、わからないが、王毅外相が入っていった。欧州の中国に対する雰囲気が全然変わってしまっている。
2020/09/05 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
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