【あの一言】
なぜ・コロナ禍で早期解散説・あす自民党新総裁選出
ジャーナリスト・後藤謙次 解散は今、自民党内でも、菅さんの側近の見方も2つに分かれている。2008年の状況と今は非常によく似ているが、2008年は福田さんから麻生さんに代わった年で、この時はすぐに選挙をやると言っていたのにリーマンショックがあったので麻生さんに引き延ばした結果、翌年敗北し、自民党は野党に転落した。この時に解散反対論の急先鋒に立ったのが当時の選対副委員長だった菅さんだった。つまり自民党的な勝敗を重視した戦略から言えば、もう1回同じ轍を踏むのではなく、ここはすぐに勝負にいった方がいいということになる。今回の鍵を握るのはコロナウイルス。全てはこの状況次第。菅さん自身もそう言っている。選挙に反対する人はコロナウイルス禍で仮に選挙をやり、演説会場とか選挙会場で選挙クラスターといってもいいようなことが起きれば、それだけでも政権は瞬時に力を失うと考えている。
2020/09/13 テレビ朝日[サンデーステーション]
ジャーナリスト・後藤謙次 10月25日説は9月中あるいは10月冒頭ぐらいに解散をしないとなかなか苦しい。菅さんが新総理になった時だが、所信表明演説をやった上で信を問うことになる。10月2日に臨時国会の召集をし、6日に解散し、8日に公示で11月1日に総選挙というのが最速のシナリオ。これについては与党である公明党も大反対している。コロナの問題がどうしても抜けきれないことがある為で妥協的な案として1月の通常国会冒頭という案も出ている。
2020/09/13 テレビ朝日[サンデーステーション]
|