【あの一言】
菅新政権の対中姿勢は?「留任」二階と「退任」今井
反町キャスター 二階さんの考えは中国が嫌だと言っても、隣の国なんだから仲良くしないといけないという考え。これが二階流。安倍さんはどちらかというと中国よりも台湾に近く、中国との関係は政治的には相いれないものがあっても、経済的には中国との関係を完全に遮断することが日本の国益にかなうのかということを、常に安倍さんに問いかけ続けた人は私が聞く限り、今井さんだった。結果的にそれで一帯一路の姿勢であるとか、ほとんど不可能に近い条件をつけながらもNOとは言わない方向性をまとめたり、日米関係を基軸とし、米国が嫌がることをやらないことを基本的なスタンスとする外務省に対して中国も大切なんだということを安倍総理に対して言い続けたのも今井さんだった。
2020/09/18 BSフジ[プライムニュース]
神田外語大学教授・興梠一郎 米国は同盟国・日本における中国の影響、つまり世論を変えたり、政界や財界とかに食い込んでいくという統一戦線工作を系統的に研究している。スタンフォード大学も分厚いレポートを出すほどの研究をしており、かなりの研究数。議会もやっている。その中のひとつが国務省のグローバル関与センターというところがスポンサーになって作っているレポート。オーストラリアに関しても出ている。ロシアと中国の影響工作というのもある。相次いでこういうレポートが出ているということは、日本に中国がどういう世論工作を仕掛けてきているか。中国が北海道の土地を買っているとか、沖縄に入り込んでいるという話もいっぱい出てくる。IRの話も出てくる。その流れの中でこれから政界への(中国の)働きかけが増えるだろうと書いてある。
2020/09/18 BSフジ[プライムニュース]
神田外語大学教授・興梠一郎 IRがらみでいえば背景にある中国の企業、習近平国家主席と胡錦濤さんが卒業した清華大学、そういった細かい話から、沖縄でシンポジウムを開いた時の話とか、安全保障における日本の立ち位置というのが中国にどれだけ浸透されるか、それによって米国の情報もそれによって影響を受けるかとかが書かれている。それで5Gとかの話になってくる。こうした研究が米国でかなり広範に始まっているということは日本として知っておくべき。
2020/09/18 BSフジ[プライムニュース]
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