【あの一言】
省庁縦割り打破へ・菅政権は今後どう動く?
ジャーナリスト・後藤謙次 菅総理自身は第一次安倍内閣の時に総務大臣として、ふるさと納税を導入した。これは国民生活として定着している。ご自身が官房長官になった後もインバウンド、外国人観光客をどんどん日本に入れた。これも規制緩和で、できあがっている。最近では災害時のダムの事前放流。治水をやっているダムとか、利水ダム、発電用ダムとかあり、それぞれ管轄が違うが、一本化することで事前に災害を大きくしないように防ごうというものだった。こういう成功体験に基づいて、まず大臣ごとにきちっとそれをやっていこうという問題意識がある。広い意味ではアベノミクスを継承するとしているが、アベノミクスの大胆な金融緩和、財政出動はいいが、3本目の成長戦略がほとんどうまくいっていないという問題意識があり、そこを回転させるには規制緩和に基づいて、民間にとって邪魔なものを排除していくという考え。これを、かなりの説得力を持ってまずは省庁にやれと、それでもだめなら自分が出て行くということ。そのためには縦割り110番で掘り起こしという行政手続きを取っていくのではないか。
2020/09/20 テレビ朝日[サンデーステーション]
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