【あの一言】
エズラボーゲルの発言まとめ
新たな火種か「台湾リスク」 米中は1970年代に台湾に武器を売却しないことや、会談などのハイレベルの公式の接触を行わない、台湾を独立国として扱わないことに同意したが、現在米国はこの同意を守っていない。これが非常に緊張した状況を生み出している。中国は今、軍事力で米国と肩を並べることができるかもしれないと感じている。さらに中国は米国よりも台湾を注視している。台湾をめぐる軍事紛争の可能性があり、非常に深刻だ。
2019/09/16 NHK総合・東京[解説スタジアム]
対立の根底は 米国を超える国の登場は米国の歴史上で初めてで、米国人にとっては初めての経験。第二次大戦後の数十年、米国は圧倒的な力を持ち続けてきた。今、その地位を失いつつあり危機感を感じている。中国との対立は激化しており中国は自信を持ち始めると同時に米国は多くの圧力を中国にかけ、中国の成長を阻害しているとも感じている。国内に非常に強い反米ムードがある。中国国内の強力な反米勢力と米国国内の強力な反中勢力が共鳴しあい互いに極端なことを主張し相手を刺激しあっている。
2019/09/16 NHK総合・東京[解説スタジアム]
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