【あの一言】
塚本壮一の発言まとめ
米朝の隔たりと・日韓の対立 今回明らかになったのは、核問題解決に向けた道のりの厳しさだけでなく、トランプ大統領と北朝鮮・金正恩委員長というトップ同士の取り引きによる交渉の危うさ。慶応義塾大学・渡辺靖教授は、「本来、実務家レベルできちんと地ならしをしてトップ会談に挑むというのが通常の外交交渉の在り方だが、トップ同士の会談を実現しようと細部を詰めずに本番に臨んだことが今回の結果につながった」と指摘している。交渉をどう立て直すのか米朝両国は真剣に考え直すべき。
2019/03/01 NHK総合[時論公論]
2019年ことしの朝鮮半島は 徴用を巡る韓国の対応を国際司法裁判所に提訴する考えもあるが、韓国から慰安婦問題や原爆被害者、サハリン残留韓国人などを持ち出される恐れがある。日本国内では韓国への反感と猜疑心を露骨に表す風潮がみられるが、根拠のない憶測や評価は、相手の出方を客観的に分析し適切に対応していく機会を失いかねない。最善の利益を冷静に見極める姿勢が求められている。
2019/01/10 NHK総合[時論公論]
2019年ことしの朝鮮半島は 中国が貿易問題で対立する米国のために仲立ちをするには限界がある。シンガポールでの米朝首脳会談は、朝鮮半島の非核化で合意したものの、具体的手立ての交渉は先送りされたが、会談の開催自体が目的になってしまうことが懸念される。
2019/01/10 NHK総合[時論公論]
米朝・本格交渉への正念場 北朝鮮は制裁解除を巡る米国の出方と国内の経済状況を見比べながら合意可能か見極めようとするとみられる。トランプは金正恩委員長との会談に意欲的だが、解決を急がず核放棄を確実にしたいと考えている。両国は非核化に向けた具体的な工程表と経済制裁解除という北朝鮮の核問題進展に向けた本格的な話し合いに入る可能性がある一方で、北朝鮮が演出するゲームに米国が乗ってしまう危うさもある。日本にとっては年明けにかけ重要な時期を迎えつつある。
2018/12/05 NHK総合[時論公論]
東京都・舛添知事・韓国・朴大統領会談・日韓関係改善は… 朴大統領が舛添知事と会談に応じたことに韓国では驚きをもって受け止められている。日本に融和的なメッセージを送る狙いと書いた新聞もあった。ただ朴大統領は歴史認識の問題をゆるがせにするわけにはいかないという従来どおりの姿勢も強調、従軍慰安婦などの問題で譲ることなく日韓関係を安定させたいのが本音。
2014/07/25 NHK総合[ニュースウォッチ9]
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