【あの一言】
小泉悠の発言まとめ
爆弾に翼が生えてくるキットと、翼を衛星信号で制御する誘導装置キットをつけたのがUMPK。普通の爆弾を滑空誘導爆弾に変えるキット。米国軍は以前から持っていたがロシア軍は整備してこなかった。昨年から急速にUMPKの生産を増やしてきて、戦場で物凄く確認されるようになってきている。
2024/03/12 BS日テレ[深層NEWS]
ロシア軍・新戦術・改良型「滑空誘導爆弾」とは?ウクライナ東部の完全制圧狙う 最近、気になるのはロシアが囚人による部隊方式をやめたのではないかということ。従来、ストームZという枠組みで、囚人を部隊にしていたが、最近ストームVという方式に変えた。これは軍が刑務所からに人間を集めてくる点は同じだが、囚人を通常の軍に配分するところが異なる。バフムト、アウディーイウカで1日に500人とか1000人兵隊を死なせ続けることはそう長くは続けられないという認識をロシア軍が持ったように見える。今後は普通の部隊を増強し、損害を補てんするという、ある意味まっとうな方式に切り替えてくるので、無茶をやっているロシア軍は長くは続かないという期待が持てなくなってくる。
2024/03/12 BS日テレ[深層NEWS]
「スターリンク」なぜロシア軍が戦場で使えるのか マスクCEOの態度を見ていると、そもそもスペースX社がスターリンクの使用制限を本当にかけているのかどうかは疑わしい。
2024/02/29 BS-TBS[報道1930]
ウクライナ侵攻2年・揺らぐ世界・戦争終結は 一定の領土と引き換えに停戦するというのはいつかどこかで決断しなくてはいけないことだが、ウクライナ人はここで変な停戦をしてしまうと主権を失うから、戦闘を止められないし、なかなか停戦という話には応じられない。
2024/02/25 NHK総合・東京[日曜討論]
侵攻後初…西側メディアインタビューに応じる 18%の領土(獲得)でプーチンが停戦に応じるように読めなくもないが、今回のインタビューでプーチンが言ったことや、戦争を始める前に言ったこと、プーチンの背後にいる民族主義者が言っていること等を勘案するとそれで満足するわけがないことがわかる。ウクライナという国の主権に相当制限を加え、政権を転覆させ軍隊を持たせない。ここまでやってプーチンの戦略目標達成になる。今この状況で停戦の話をするということは事実上主権国家としてのウクライナが相当程度毀損されるということを意味するものであり、プーチンの言う停戦という言葉は相当慎重にその中身を吟味しないと軽々に乗れるものではない。
2024/02/09 BS日テレ[深層NEWS]
「OSINT」と“ニセ情報” オープンソースインフォメーションでなく、なぜオープンソースインテリジェンスなのか。インテリジェンスというのは、日本語で言うと情報資料のことで、誰かの意思決定で役に立つように情報を組み立てて分析するという意味がある。この部分がおかしいと単なるインフォメーションの組み合わせとなり、いく通りにでもつなぎ合わせができることになる。一方、インテリジェンスはある程度の知的誠実さをもって臨み、こういう情報もあってこういう情報もあるので、客観的にみればこういうことになるというつなぎ合わせ方が出来上がる。もちろんそこに邪な意図が介在する邪道なインテリジェンスというのも存在するが、本来の意味でインテリジェンスをやろうとすればどちらにでもとれるという方向にはならない。
2024/02/02 BSフジ[プライムニュース]
公開情報分析「OSINT」とは? 公開情報の収集ではロシアの軍事を(専門に)やっている。知りたいことが全部どこかに体系的にまとまっていることはまずないので、断片的にいろいろな情報を集めてきて、こんなことじゃないかということをどこの国の軍事研究者でも皆やっている。オシントに特別な手法という意識はないが、オシント的なことをやっている人は多い。新聞の切り抜きはいまだに基本であり、情報の有無や情報量から読み取れるものがある。
2024/02/02 BSフジ[プライムニュース]
これまで30年間、基本的に大規模戦争は起こらないという前提でやっていたヨーロッパの国々の軍需産業の多くが国営ではなくなっている。儲からないものに対して無理やり作れと国は言いにくくなっている。増産に転じさせるのさえ難しいヨーロッパに対しロシアはプーチンの命令一下で増産できる。ロシアは法律を改正し軍事的な需要に応じて国営企業に命令して作らせることができるようにしてある。多くの国営軍事産業はプーチンの東ドイツ時代からの盟友がホールディング形式で所有しており、やれと言えばすぐにできる。この差が歴然としてある。
2024/01/30 BSフジ[プライムニュース]
<徹底解説・ニュース最前線>輸送機墜落・ロシアが“情報戦”で揺さぶり 仮にプーチン大統領が言うように、捕虜が乗っていると知りながら撃ち落としたとなると、ウクライナ側にとってのメリットは何もない。本当にウクライナがやったとしたら誤射の可能性が高い。遺体がほとんど見つかっていないということからそもそも捕虜が乗っていたかという前提が疑われる。
2024/01/28 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
ロシアは再びキーウを狙う? 気になるのは昨年、ベラルーシに戦術核兵器を搬入していて、実際に置いている可能性が高い。戦術核の脅しをバックにして改めてキーウを狙う最悪の可能性も考えられなくもない。1国が侵略に屈して消滅するという場面を我々は見るかもしれず、それは防がないといけない未来。
2024/01/22 BS-TBS[報道1930]
|