【あの一言】
梅澤高明の発言まとめ
EU・新データ規則・あなたの会社は大丈夫? 域外から輸出している企業も対象になる。実は相当数の日本企業が対象になり、ちゃんと対応しなければならない。対応のポイントは大きく3つあり、1つ目は個人データの処理に関して適切な安全管理措置をとること。2つ目が域外へのデータ移転が原則禁止されること。3つ目は個人の情報に関しての基本的権利を明示すること。これらが満たされないと罰則として最大2000万ユーロ、約25億円ということが決まっている。ただ事ではない。
2018/05/25 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]
解説・教授?投資家?DJ?伊藤穰一とは何者か 経済学者・シュンペーターがイノベーションのことを新結合と呼んでいたが、一見、関連のなさそうな複数の事象を重ね合わせていくのが反専門学主義。一方、科学はどんどん専門分化が進んでいて、深くはなるが狭くなっている。狭いサイロの中で新結合の余地はどんどん小さくなっている。だからこそ、反専門分野主義が大きな威力を発揮する。イノベーションを誘発する環境作りではいろいろな方がいろいろなところでトライをしているが、共通して言われているのは研究者に高い自由度を与えると同時に共同作業を促すような環境を作るとか、そこにいる人達の多様性を高めていくとか、ラボの中で足りないノウハウはどんどん外のネットワークとつながり、外から引っ張ってくることなどを自由自在にできることがイノベーションのパワーを大きくする秘訣。
2017/08/11 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]
「イスラム国」が犯行声明・パリ同時テロの惨劇 EUの不安定化を心配している。こういう形で事件が起こると難民に対する姿勢は各国とも硬化し、それが移民排斥につながりかねない。移民排斥の流れとつながっているのがいわゆるポピュリスト政党。フランスとかスペインでもすでにかなり人気が高くなってきている。もしポピュリスト政党が政権をとる国がギリシャに次いで増えてくるとEU全体が意思決定できないということにもなりかねない。
2015/11/15 フジテレビ[新報道2001]
日本の将来性のある研究を実用化するために何が必要か 研究の実用化という質問だが、実は1番の問題は実用化の先にある。研究開発と実用化に関しては、日本は世界のリーダー。世界で初めて実用化した商品もたくさん作ってきている。しかしその先が問題で、技術に勝って事業に負けるというキーワードが数年前の政府の審議会等でも出ていた。これは大きくは改善しておらず日本企業、あるいは日本の産業の最大の弱点。(事業化するために必要なものは)1つは世界の市場で大きく勝つぞ、という意思と大きな投資。2つ目は三菱のケースでもあったが、世界で通用するブランドを育成する力。3つ目は優れた技術を顧客にとっての価値に転換するデザインのスキル。例えばiPhone、iTunes、App Store。これが全部繋がって、iPhoneの端末がかっこいい、あるいはサクサク使えるだけでなくて、全体としての使い勝手がとてもいいということになるのはデザインのなせる業。
2015/06/19 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]
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