元世界最大・電波望遠鏡倒壊・アレシボ天文台(12月3日)
2016年まで世界最大の電波望遠鏡だった米国の自治領・プエルトリコにあるアレシボ天文台が倒壊。米国科学財団によると、設備が落下し反射面が壊れた。
天文台では地球外生命体を探す研究が多く行われ、遠く離れた星団に電波メッセージを送信したこともある。さまざまな映画の撮影舞台になったこともある。
英首相”史上最大の接種計画”(12月3日)
米国の製薬大手ファイザーとドイツの企業ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、英国政府は承認されたと発表した。
日本が供給を受ける予定のワクチンが承認されたのは初めてである。
英国・ハンコック保健相は、来週前半に接種を開始する見通しを明らかにした。大規模な接種は来年になってからで、高齢者施設入所者や介護職員、80歳以上などが優先されるという。
英国の規制当局などは安全性や有効性を継続的に調べることにしている。...
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米国の製薬大手ファイザーとドイツの企業ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、英国政府は承認されたと発表した。
日本が供給を受ける予定のワクチンが承認されたのは初めてである。
英国・ハンコック保健相は、来週前半に接種を開始する見通しを明らかにした。大規模な接種は来年になってからで、高齢者施設入所者や介護職員、80歳以上などが優先されるという。
英国の規制当局などは安全性や有効性を継続的に調べることにしている。
英国・ジョンソン首相は輸送体制などを万全に整えていくことを強調したうえで、リスクの高い人たちの接種を終えるまでには数か月かかるとして感染対策を徹底するようあらためて求めている。
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国連人権委員会・日本の司法を問題視(12月2日)
国連人権理事会は、日産・元会長カルロスゴーン氏に対し、日本の検察が4カ月余りにわたって勾留し、弁護士との接触を制限したことについて、「根本的に不当だった」と、検察当局を非難し、ゴーン氏への賠償金支払いを日本政府に求めた。 これに対し日本政府は真っ向から異議を唱えている。
ゴーン氏を勾留中に日本から脱出されてからかなりの時間が経っているため、今回の国連人権理事会の動きに違和感を覚える日本人も多いとみられる。...
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国連人権理事会は、日産・元会長カルロスゴーン氏に対し、日本の検察が4カ月余りにわたって勾留し、弁護士との接触を制限したことについて、「根本的に不当だった」と、検察当局を非難し、ゴーン氏への賠償金支払いを日本政府に求めた。 これに対し日本政府は真っ向から異議を唱えている。
ゴーン氏を勾留中に日本から脱出されてからかなりの時間が経っているため、今回の国連人権理事会の動きに違和感を覚える日本人も多いとみられる。
ただ、日本の司法制度が「身柄を拘束する勾留が長期間に及ぶ」傾向があることや、家族との面会が認められていないこと、取り調べの際に弁護士などの立ち合いができないことなどがかなり以前から「人質司法」と呼ばれ海外から強い批判にさらされていたことも事実である。
日本がこうした世界からの批判に対しもっと自覚的になり、改めるべきところは改める必要があることは明らかである。
一方で、気になるのは国連人権理事会に中国が影響力を発揮するようになってきている事実である。例えば第44回国連人権理事会で「香港国家安全維持法」が審議された時、これを支持する国が53か国、支持しない国が27か国であったことからもそのことが窺える。
この背景には中国からの経済支援を受けている参加国が、中国が関わる人権問題で声を上げにくくなっているという実態がある。
裏を返せば人権を最も蔑ろにしている中国が影響力を行使し、日本の人権問題を突き上げ、中国に対する人権問題で声を上げにくい仕組みを作っているようにも見える。
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ミャンマー総選挙・スーチーの与党・前回上回る圧勝(11月15日)
ミャンマーで今月8日に行われた総選挙の最終的な開票結果が発表され、アウンサンスーチー国家顧問が率いる与党NLD(国民民主連盟)が政権交代を果たした前回5年前の選挙を上回る議席を獲得して圧勝した。
ミャンマーの選挙管理委員会が昨夜発表した開票結果によると選挙で争われた議会の上院と下院の合わせて476議席のうちNLDが獲得したのは396議席、旧軍事政権の流れをくむ最大野党のUSDP(連邦団結発展党)は33議席、さまざまな少数民族の政党は、合わせて47議席となった。...
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ミャンマーで今月8日に行われた総選挙の最終的な開票結果が発表され、アウンサンスーチー国家顧問が率いる与党NLD(国民民主連盟)が政権交代を果たした前回5年前の選挙を上回る議席を獲得して圧勝した。
ミャンマーの選挙管理委員会が昨夜発表した開票結果によると選挙で争われた議会の上院と下院の合わせて476議席のうちNLDが獲得したのは396議席、旧軍事政権の流れをくむ最大野党のUSDP(連邦団結発展党)は33議席、さまざまな少数民族の政党は、合わせて47議席となった。
NLDが獲得した割合は全体の83%を占め半世紀以上に及んだ軍主導の政治を終わらせ歴史的な政権交代を果たした前回5年前の選挙をさらに上回る圧勝となり、強固な政権基盤を築きた。
スーチーは支持者に感謝を伝えるメッセージを出しているが、これまでのところ明確な勝利宣言はしていない。
一方でNLDは、さまざまな少数民族政党に協力を呼びかける声明を発し政権2期目に向けた足場固めを早くも始めている。
ミャンマーの新政権は来年3月に発足する見通しである。
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映像分析・福島第一原発3号機・“爆発は複数回”(11月13日)
福島第一原子力発電所の事故原因の調査を行っている原子力規制委員会は、水素爆発を起こした3号機について、爆発の瞬間の映像を詳しく分析した結果、爆発が複数回起きていたとする見方を改めて示した。
3階の天井のはりの曲がり具合などからはりには瞬間的に最大およそ5気圧の風圧がかかったと見られこの風圧はコンクリートを損傷させ、木造の建物なら倒壊する威力があるという。
原子力規制委員会は来月にも報告書案をまとめる予定である。
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