隅田川の両岸に咲く桜並木(その200)
4月7日、その日の朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、浅草橋駅まで行き、そこから都営浅草線に乗り換え、「浅草」駅まで行った。...
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4月7日、その日の朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、浅草橋駅まで行き、そこから都営浅草線に乗り換え、「浅草」駅まで行った。
朝から、春うららの陽気であった。
駅から人力車が往来する雑踏を抜けて、隅田川沿いの隅田公園入り口にやってくる頃には、やっと雲の向こうから日が差し始めていた。
9時半頃という、まだ早い時間のせいか、それほどの人込みではなかった。
とはいっても、人の流れは絶えず、賑やかさを感じさせた。
隅田川の台東区側の堤を歩くと、もう既にブルーシートに人が座って、宴会の準備をしている様が見て取れた。
スカイツリーなどの定番の景色に混ざり、桜が並木となり、美しく咲き誇っていた。
ピンク一色の中には、赤い花や黄色い花が時折、バリエーションを添えていた。
中には、和服を装った、一見東洋人と分かる女性の姿も、彩を添えていた。
並木を歩く人々は、みんなリラックスをし、「満開の桜」を楽しんでいる様だった。
話す言葉から東洋人に混じって、南欧からの観光客が多いような気がした。
川面には、大型の遊覧船が浮かび、「花遊び」を堪能する多くの観光客が楽しんでいる姿が見えた。
そうした船は、何隻も言問橋近くの、川幅使い、Uターンをして川下の方に下って行った。
言問橋を渡って、墨田区側に渡り、両国方向にしばらく歩くと、馴染みのない綺麗な公園が目の前に現れた。
まだ整備途中なのかも知れないが、なかなか瀟洒な桜をベースにした公園であった。スカイツリーが木々に隠れシュルエットとして背後に映り、趣を添えていた。
暫らく、その公園内を歩き、隅田川の川辺り戻ると、川との境の柵に止まった2羽のカモメが目についた。
盛んに、自分の頭辺りの掃除をしているような仕草を見せていた。白い体に黒い頭が愛らしさを感じさせた。
川面には、水上ジェットの集団が川上からやってきて、けたたましい轟音を残し、水上を去って行った。
その日は、もう一度言問橋に戻り、桜を見納め、浅草駅から、帰宅の途に就いた。
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千鳥ヶ淵に枝垂れる満開の桜(その199)
3月31日、その日の朝10時前に、JR市川駅から総武緩行線に乗って秋葉原駅まで行った。...
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3月31日、その日の朝10時前に、JR市川駅から総武緩行線に乗って秋葉原駅まで行った。
そこから都営新宿線に乗り換え「九段下」駅で降りた。
階段を上り、北の丸公園の入り口に着くと大勢の観光客に囲まれ桜に染まった皇居お堀端があった。
人々が、思い思いにスマホやカメラを向け、記念の写真を撮っている関係で、景色の良い場所は奪い合い状態であった。
堀に映る満開の桜は、艶やかで、ボートに乗って堀の中を散策する人々の様子も、春うららを感じさせた。
11時ごろになると、雲が覆っていた空に、太陽が顔をのぞかせた。
大勢の人の波に乗って、歩いてゆくと、いろいろな人の会話が耳に入ってきた。
地方からこのために上京してきた人々もいれば、様々な国の人の声も入ってきた。
その人たちの会話を聞いていると、この千鳥ヶ淵の桜は、もう世界的に有名な名所となっているのだろうと感じた。
勿論、外国人が何をしゃべっているのかは、全ては分からないが、発する言葉の大きさや抑揚などやしぐさなどで、その満足度が伝わってきた。
満開のこのタイミングを狙ってやってくる観光客は、本当に幸せな人々であると思った。
これだけの景色は、そうざらにはないと感じた。
そして、明日からは、目の前の桜の花びらが、ひらひらと落ちてゆくことになる。
毎年、この時期のほぼ1週間ほどが、見ごろであって、それを逃すと少し残念な気分を感じさせる。「桜満開のタイミング」は、なんとも貴重な瞬間である。
赤っぽいピンクの桜も良いが、白に薄くピンクが混じり、全体的にみると白っぽい、少しピンクが混ざるその風情は、なんとも心地が良いものである。
この時ばかりは、こうした景色を、身近に見ることができる幸運に思わず感謝をしてしまう。
その日は、千鳥ヶ淵の中頃で、折っ返して帰路に就いた。
九段下駅に戻ると、階段一杯に人の集団が溢れ、大混雑となっていた。
半蔵門線に乗り、錦糸町でJRに乗り換えて、市川駅に戻った。12時頃であった。
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上野公園と不忍池の桜模様(その198)
3月24日、その日の朝、10時少し前にJR市川駅から秋葉原経由で、上野駅まで行った。...
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3月24日、その日の朝、10時少し前にJR市川駅から秋葉原経由で、上野駅まで行った。
日曜日のその時間にしては、電車の中は満員で息苦しい程であった。
公園口から歩くと、桜並木まで数分であったが、時計塔を見ると10時10分頃であった。
桜はまだ3分咲き程で、それでも既に艶やかに咲き誇っているものもあった。
ダウンジャケットを羽織っていると、それほど寒さも感じずに、歩く流れの中に身を置いて、片手でビデオカメラを支え撮影を続けた。
耳目には、外国人の多さが感じられたが、道路の脇では、もう宴会の準備をしているグループが目に入ってきた。
桜を肴に宴会を催す人々向けに、道路の端は綺麗に整理されていた。
中国人のグループで、数人の女性が派手な服装に着飾って、周りにはビデオカメラを回している集団が目に入ってきたが、ひょっとしたら中国系の報道陣かも知れないと思った。
不忍の池に至る階段を下りて行くと、祭りの出店風の店が連なっていた。
弁天堂を抜けると、貸しボート場があり、まだ借り手の無いボートが沢山浮かんでいた。
不忍の池の中道を歩いてゆくと、時折桜がピンク色に咲き誇っていた。
いろいろな種類の桜が咲いていて、7分咲きだったり、ちらほらであったり、様々であった。
空は快晴で、青く、白い雲が印象的に遥か向こうの空に浮いていた。
すれ違う人たちは、皆楽し気に、草木を愛で、綺麗な色の桜の木の周りでは、人々がスマホをかざして、ざわついていた。
池の中では、カモメが戯れ、時折羽を広げて水面を散歩していた。
春うららの気候の中、ジョギングをする人や、散歩をする人、自転車に乗っている人々などに、浮き浮きした様子を感じた。
その池を半周すると、道路を渡って本郷地区の方へ歩き、その日も家族の見舞いへと病院に向かい、そのまま市川へと帰宅した。
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