光の水族館に親子の歓声が響いていた(その168)
9月2日、その日総武線市川駅から、9時19分発の快速線に乗って、品川駅まで行った。...
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9月2日、その日総武線市川駅から、9時19分発の快速線に乗って、品川駅まで行った。
品川駅の高輪口からプリンスホテルに入り、10時開園の「アクアパーク品川」の入り口に並んだ。
小雨がぱらつく中にもかかわらず、子供連れの客が大勢列をなして並んでいた。
中に入ると早速、海賊船のアトラクションに、子供たちが歓声を上げて楽しんでいる様子が、眼に入ってきた。
光と水族館、それに遊園地を掛け合わせたようなこの施設では、いたるところで新しい趣向を用意していた。
水槽の中で、本物の魚を泳がせ、そこにコンピューターグラフィックを被せて新たな見せ方にもチャレンジしていた。
ミラーと沢山の球体型電飾の光を様々に変えて、幻想的世界の演出にも挑戦していた。
天井まで覆う巨大な水槽の中で、サメが悠々と泳ぎ、大型のエイやマンタが行きかう様相を見ていると、海の中にいるような幻惑に陥った。
赤や青い魚が水の中を気持ちよさそうに遊泳している世界は、一時、現実世界が遠く感じるほどであった。
また、実際の海の中よりも色彩豊かな世界が広がっているように感じた。
広い「イルカショー」の会場では、まだ1時間も先の催しを見るために、沢山の親子連れが席を埋めていた。
どこでも、子供と親が一体となり、感動を共有しているようで、ほほえましい光景であった。
時計を見ると、入ってからものの1時間ほどの時間ではあったが、今まで経験をしなかった新鮮な空間にいたような気分になった。
その日は、そのまま総武快速線で、市川まで帰った。空はどんよりして、小雨がまばらに降っていた。
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浜離宮から浅草までの船旅(まとめ)
「江戸川シーズンズ」の番外編を、「浜離宮から浅草までの船旅」として動画集にしました。...
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「江戸川シーズンズ」の番外編を、「浜離宮から浅草までの船旅」として動画集にしました。
浜離宮
築地大橋
勝鬨橋
佃大橋→中央大橋
永代橋→隅田川大橋
清洲橋
両国橋
蔵前橋
厩橋
駒形橋
吾妻橋
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浜離宮で秋桜を鑑賞し、隅田川を浅草まで船旅(その167)
8月26日、その日の朝、9時19分発JR市川発の総武快速に乗り、新橋駅で降りた。...
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8月26日、その日の朝、9時19分発JR市川発の総武快速に乗り、新橋駅で降りた。
「24時間テレビ」真最中の日本テレビの前を通って、電通本社の脇に出て、堀割に囲まれた「浜離宮」に入った。
まだ10時だというのに、じりじりする暑さが戻っていた。
入り口はこんもりとした木々が覆い、その背後には近代的なビルが顔を出していた。加えてその日は、ふんわりと真っ白な雲が青い空に浮かんでいた。
木の橋を渡ると、先ず「キバナコスモス」のオレンジ色の畑が、目の前に現れた。中には薄紫や白色、赤のコスモスの花も交じって咲いていた。
浜離宮で、花を撮ると、どうしても後ろに巨大なビル群が写ってしまう。
そのコントラストが鮮やかなことが、ここの特徴でもある。
その秋桜畑に、アゲハチョウや黄色、白色の蝶々が華麗に舞っていた。
大勢の人々が、その光景にカメラを向けていた。
その畑からちょっと離れたところに、藤棚があり、その日はエンドウの大きな形をしたものや鮮やかなオレンジ色の花が咲いていた。
カラスなどの鳥たちの鳴き声や蝉しぐれが、ひっきりなしに耳に入ってきた。
アゲハチョウが、コスモスに舞い降り、蜜を吸っているのであろうか、羽を煽って戯れていた。
その様子を連続シャッターで、撮りまくり、連れと盛んに会話をしている声が耳に入ってきた。
船着場に向かって梅林を歩いてゆくと、雀たちが一斉に木々の中に隠れた。
その船着き場に、遊覧船がゆっくりと入ってきた。
船は竹芝桟橋を経由して、レインボーブリッジから隅田川に架かる、いくつもの橋の下をくぐり、その川をさかのぼり始めた。
それぞれ個性豊かな橋の下を通り過ぎながら、終点の浅草に着いた。
じりじりとした熱暑のその浅草では、人力車のオンパレードであった。
浅草を後にし、その日は帰路に就いた。体は汗に包まれ、顔は黒く焼けていた。残暑の厳しい半日であった。
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