つゆ空の「ひまわり」畑・佐倉へ行く(その215)
7月21日、子供たちの夏休みも始まったというのに、今年はまだ梅雨空が続いている。...
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7月21日、子供たちの夏休みも始まったというのに、今年はまだ梅雨空が続いている。
その日の朝9時ごろ、JR市川駅から総武快速線で、船橋駅まで行き、そこから京成線に乗り換えて、「佐倉」駅まで行った。
空は、どんよりと曇っており、「日本の夏」の面影が無く、佐倉のふるさと村に行っても豪快な向日葵が見られるかどうか心もとなかった。
駅からバスに乗り、シンボルであるオランダ風の風車が見える辺りで降りた。
水車の眼下に、一面に真っ黄色の向日葵が咲き誇っている様子を見て、先ずはほっとした。
午前10時ごろの鑑賞客は、それほど混んではいなかった。
それぞれ、カメラやスマホで写真を撮り、歓声を上げていた。
大きな向日葵と自分の顔を対照にして、一枚の絵にしている人々も見受けられた。
かわいい愛犬をその中に入れている人々もいた。
梅雨空の中の向日葵は、なんとはなく不釣り合いのような気がした。
それでも、よく見るとその花弁には、ミツバチが飛び、しっかりと蜜を吸い上げていた。
向日葵が群生している畑の中に、分け入る人々も結構いた。
中には、ギターまで抱えて、向日葵とのツーショットを撮る人もいた。
東南アジアからのレポーターのような2人連れが、その畑の中に入り込み、盛んに解説をしている場面にも巡り合った。
ビデオカメラを回していると、周囲のいろんな声が、マイクに入ってきた。
向日葵畑の向こうには、時折風車の大きな羽が見えていた。
人々の歓声が聞こえてくる畑の中で、ひときわ楽しそうなのが女性の集団であった。
時折、大きな歓声が聞こえてきた。本当に楽しんでいる様子が窺えた。
梅雨空の中、黄色と緑の単調な色の世界が広がり、それが時折風に揺らぎ、首を振った。
そんな場所にどの位いただろうか、時計を見ると、11時半ごろになっていた。
2~3時間に1本のバスに運よく乗れそうだったので、バス乗り場に急ぎ、帰宅の途に就いた。
Tシャツにジーパン姿で、暑くもなく丁度良かった。曇天の中、時折霧雨が降りてきたが、直ぐに止んで、雨合羽を羽織るほどでもなかった。
こんな夏の日の「向日葵」鑑賞も思い出に残るなと思いながら、京成電鉄に乗った。
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東京スカイツリーにペンギンや金魚の鑑賞に行く(その214)
7月14日、その日9時頃、市川駅から総武快速線に乗って錦糸町まで行き、そこで半蔵門線に乗り換えて押上駅まで行った。...
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7月14日、その日9時頃、市川駅から総武快速線に乗って錦糸町まで行き、そこで半蔵門線に乗り換えて押上駅まで行った。
スカイツリー口に出て、まだ開場していないスカイツリータウンを歩いた。
その日も朝から雨が降っていて、うすら寒い日であった。
スカイツリーの展望階行きのエレベーター乗り場には、いつもとは違って従業員の他には誰もいなかった。
ただ団体客用のバスはひっきりなしに往来し、バスからは大勢の観光客が降りてきていた。
10時少し前に、すみだ水族館の入り口で、チケットを買おうとすると、もう既に列が出来ていた。
入り口からその館に入ると、直ぐに子供たちの歓声が聞こえてきた。
先ず、クラゲの入った水槽があり、見ると蛍光色のクラゲが泳いでいた。
暗い空間で、ビデオカメラを回すと、ファインダーに白い姿がふわふわと表れてきた。
熱帯魚などを鑑賞していると、ペンギンの島が見えてきた。
多少モノクロ調にはなるが、30頭位のペンギンが島に立っていたり、水の中で泳いでいたりした。
丁度、餌をやる時間なのか、女性の飼育員が数人出てきて、ペンギンと戯れながら、自分の手から小魚をペンギンにやっていた。
その時、ペンギンの名前を呼びながら、何やらペンギンと会話をしていた。
その声が、装着している収音マイクから聞こえてきた。
暫らく、その場で鑑賞してから、大きな水槽へと向かうと、そこには人面魚のような魚が泳いでいた。
急にその魚がこちらに向かってくると、なぜかギョッとした。
中には、綺麗な色と柄でボディラッピングされた熱帯魚も泳いでいた。
カメラで追いかけると、逃げ出してしまう者もいた。
金魚もランチョウや出目金など、あの特徴のある赤いべべ着た、伝統的なものもいた。
どの水槽の前も、小さな子供たちが歓声を上げて、楽しんでいた。
3連休の中、雨の日が続き、この水族館には、子供連れの家族が、集結してきているように感じた。
僅か1時間もしない内に館内は、相当な人で一杯になっていた。
時計を見ると、11時半を回っていたので、その日は、そろそろ引き上げることにした。
外に出ると、まだ雨は止まず、沢山の観光客が、続々と集まってきていた。
最早、東京スカイツリーは、展望台だけが売りではなくなってきたのかとふと思った。
その日は、来た道を、同じように辿り、帰宅への途に就いた。
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千葉公園・風に揺れ、雨に打たれる大賀蓮の群れ(その213)
7月7日、その日の朝、9時半頃JR総武快速線に乗り、千葉駅まで行った。...
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7月7日、その日の朝、9時半頃JR総武快速線に乗り、千葉駅まで行った。
そこからモノレールの架線に沿って10分ほど歩くと、「千葉公園」が見えてきた。
出発した市川周辺では、雨がやんでいたが、その辺りでは梅雨独特の細い雨が降っていた。
早速、既に羽織っていたビニールの雨合羽のフードを被り、小さい傘をさした。
公園入口から、大賀ハスが群生している湖畔の一角に辿り着くと、ピンク色した大きな額の蓮の花は、風に左右大きく揺れていた。
それにしても、見事なピンクの大きな花は、しとしとと降る雨の中で、一際精彩を放っていた。
風が強く、左右に揺れながら、滴る雨の粒を受けて、大輪の花は結構な数咲いていた。
しばらくすると、雨足が弱くなり、ビデオカメラのレンズに雨の粒が付くことも無くなっていた。
そぼ降る雨の中でも、豪快な蓮の花をレンズに収めようとする人々がかなりいた。
湖の対岸には、やや大き目な白い鳥が遠目に見えた。モノレールの車両が時折、空を走った。
雨が止むと、渡り板の上を歩き、蓮が群生している中を通ってみた。
それほどの数ではないが、ざっと数百の大きな花が、時折吹く風になびいていた。
蓮は、概して白い花であるが、ここの大賀蓮は、大胆なほど大きく、ピンクの花が特徴であった。
歩く人から、いろいろなこぼれ話が、耳に入ってきた。
「朝早くくると、蓮の花が咲く時にポーンと大きな音が聞こえる」とか「蓮の花の命は短く、数日で枯れてしまう」等、鑑賞する人々は良く「大賀蓮」のことをご存じであった。
そういう、豆知識を聞きながら、時折強く吹く風に揺れるピンクの大輪を愛でて、その魅力をカメラに収めようとしていた。
暫らく、撮影をしてから、その場を離れると、もう向日葵が咲いているのに気が付いた。
その周りには、夏の草花が、その出番を待っていた。
そろそろ、梅雨の季節も終わり、あの灼熱の暑い夏が、もうそこにやってきている気配を感じた。
その日は、その湖畔をぐるっと回り、帰途に就くことにした。
すっかり雨は上がっていたが、厚い雲の下、気温は低く、ビニールの合羽を着ていても暑さは全く感じなかった。
そのままJRの千葉駅まで歩き、快速線で市川まで帰った。
その日の夕方は小雨の中の「七夕」であった。
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