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特集 隅田川シーズンズ
2024年03月29日(金)
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【隅田川シーズンズ】
小石川後楽園から北の丸公園、そして皇居東御苑、去り行く秋の美しさを吟賞した(その128)

12月3日その日、朝8時40分ころ、JR市川駅から緩行線に乗って、飯田橋まで行った。30分程でその駅に着いた。
空は晴れ、比較的穏やかな冬の朝であった。

駅前の大掛かりな歩道橋を渡り、外堀通りから「小石川後楽園」へのアプローチに入ると、急に人の波が大きくなった。
入り口に入ると、赤い綺麗な紅葉の木々が、私たちを迎えてくれた。

園内に入ると、瀟洒な池が眼前に現れた。
水戸徳川家、二代藩主の光圀の代に 完成した庭園で、光圀は作庭に際し、明の儒学者である朱舜水の意見をとり入れ、中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から「後楽園」と名づけられたとパンフレットにあった。


庭園は池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」になっており、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものになっているという。
また、特徴として各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されているという。



庭内をゆっくり鑑賞すると、中国趣味というよりも、江戸時代を感じさせる日本独特の「秋の紅葉」を感じさせるものだった。



しかも隣に位置する「東京ドーム」の特徴的な大きな屋根もその景観にすっかり馴染み、その融合が日本の秋の情景を麗しく感じさせた。


江戸情緒を楽しんだ後、後楽園を後にし、水道橋駅で手に入れた地図を頼りに、北の丸公園へと歩を進めた。
武道館から現代工芸館に向かって歩いてみると、ここでも紅葉が進み、大都会ど真ん中の喧騒は聞こえてこず、しっとりとした秋の森にいるような情景であった。


北の丸公園を出て、目の前の皇居の中に入った。
紅葉の規模はさほどでもなかったが、広々とした大スケールの公園に、大勢の人々が伸び伸びと、秋の日を楽しんでいる様子が窺えた。


その日は、大手門から東京駅に向かい、JRの快速線で市川へと帰路に就いた。








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