【隅田川シーズンズ】
お台場に「チームラボボーダレス」を見に行った(その185)
階段を上り、階上からメインステージを見降ろすと、光の滝に多くの人々が佇んでいるのが、暗がりの中の光で、良く見えた。 浮かんでは消える空間に別れを告げ、階段を下ると、先ほどのステージに辿り着き、万華鏡で覗いたような光の交差状況が目の前に展開された。 床にもマッピングの光があたり、立体的な光の世界が目の前に展開した。 目的もなく、暗がりを歩いていると、LEDの森に入ったり、細い光線で作られた空間に入ったりと、なかなかのバリアーションが用意されていた。 暗がりの中で、派手な光と音の世界は、人を興奮の世界に導くのか、多くの人の歓声を途絶えさせることが無かった。 ところどころに、美術品を飾るような窓があり、アクセントを付けていた。 暗がりの中、歩いているので、ふと気が付くと2度目の場所であることも度々あった。 巨大な暗がりの中、表現したいことをプロジェクトマッピングと光線やLEDで創作し、花や魚、自然の姿を具現化した興味深い試みであると感じた。 子供たちが喜ぶ広場も用意され、色風船の森もあり、光を使った新たな芸術空間の出現を感じた。 その中にいる人々も、既に参加する人となり、参加型の光芸術とでも定義できるのではないかと思った。その証拠に人物に色のついた光があたり、その対象が動くことも計算されている景色のようだった。 2時間ぐらいその空間にいたのであろうか、そろそろ疲れも感じてきたので、「EXIT」を探し、その施設の外へと出た。 青海駅の向こうには、海の上に汽船が見えて、晴れた空気の中に綺麗に感じた。 その日は、それから新橋に出て、JR総武快速線で市川駅まで帰った。 厚着をしていたので、少し汗ばんでいた。 戻る |