【隅田川シーズンズ】
秋の気配漂う「成田山」(その231) 11月10日、その日の朝、JR市川駅から8時29分発の成田行き快速電車に飛び乗った。
まだ紅葉の季節が始まったばかりで、赤くなった紅葉や楓の木を発見するのが難しかった。 それでも、そこここに、色づいた紅葉なども目に入ってきた。 山道を下り、大きな池に辿り着くと、沢山の大きな錦鯉が目に入ってきた。 その池には、カルガモも泳いでいた。 自然の雰囲気に、秋の気配が忍び寄っていた。 木々も色づき、水面のさざ波も、その気配を感じさせていた。 成田山には、ここ3年毎年この季節に訪問しているが、今年は例年よりも紅葉が遅い感じがした。 ふと見ると、大木が倒れかかっていた。この秋の台風の猛威が感じられた。 池を過ぎて、再び山を登ると、小さな滝があった。 更に上ると、奥の院に通じる場所に到達した。 そこには、立派な菊が展示されており、その見事さに感心した。 例年は、そこから引き返すのだが、エレベーターが目につき、それに乗り下へ降りた。 降りると、案内板に従い駐車場方向に向かい、大きなトンネルを通り、表の道路へと出た。 暫らく、登り道を歩くと参道に合流した。 「なるほど、こんなルートもあるのか」と心の中で呟き、JR成田発11時14分発の快速「逗子」行きに間に合わせるように急いで歩いた。 何とか、その電車に間に合い、帰途に就いた。 電車の中で、「今年の紅葉のタイミングは難しいな」という思いがした。 長袖のTシャツの上にジャンパーを羽織ったスタイルで、さして寒さも感じなかった。 戻る |