平成最後の皇居周辺(その211)
4月30日、平成最後の日になる、その日の午後2時半頃、私は東京駅丸の内中央口を出て、行幸通りを皇居に向かってビデオカメラを回して歩いていた。
降ったり止んだりの雨が運良く上がり、傘もささずにその通りを真っ直ぐに歩いてゆくと、薄緑色の宮内庁が見えてきた。
周りには、日本人に混じって外国人も大勢いた。
和田倉門から桜田門を横手に見て、坂下門がすぐ前に見える辺りで三脚を立て、平成最後の「皇居」周辺の様子をしっかりとビデオカメラに収めた。
しばらくして、二重橋の方に踵を返して、歩いてゆくと、大勢の報道陣が「天皇退位」の取材の為に準備をしていた。
いよいよ「平成最後」の時を迎えることになるその瞬間が近づいていた。
亀戸天神・夜の藤棚(その210)
4月27日、その日の夕方私は、都心でのパーティに出席し、帰宅途中にJR「亀戸」駅で下車した。...
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4月27日、その日の夕方私は、都心でのパーティに出席し、帰宅途中にJR「亀戸」駅で下車した。
時計は20時を回っていた。途中の電車の中で、スマホを使って「亀戸天神・ライトアップ」を検索すると、22時まで行っているとの情報を得て、早速行ってみることにした。
駅からの道すがらは、季節外れの冷たい木枯らしが吹いていた。
亀戸天神に着くと、赤い太鼓橋には、10人ほどの人々がいた。
ライトアップは、それほど明るくなかったが、それでも藤棚が綺麗に浮かび上がっているところもあった。
東京スカイツリーの紫のライトアップが、夜空に屹立し、藤棚との不思議なコラボレーションが、絶妙な効果を醸し出していた。
光の中に浮かび上がった藤の滴れは、ゆっくりと風に揺られて、舞っていた。
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春爛漫の隅田川を柳橋辺りから(その209)
4月20日、その日私は午後3時頃、神田川から隅田川に合流する地点の「柳橋」にいた。
ここの景色は、緑の鉄橋と相まって、なんとも言えない風情を感じさせる。
柳橋からテラスに沿って、隅田川に降りると、大きな銀色をした遊覧船が走っていた。...
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4月20日、その日私は午後3時頃、神田川から隅田川に合流する地点の「柳橋」にいた。
ここの景色は、緑の鉄橋と相まって、なんとも言えない風情を感じさせる。
柳橋からテラスに沿って、隅田川に降りると、大きな銀色をした遊覧船が走っていた。
スカイツリーが屹立し、JR総武線の黄色い車体が時折鉄橋を渡っていた。
その日も隅田川は春爛漫を感じさせてくれた。
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千鳥ヶ淵夜桜(その208)
4月6日、その日午後7時ごろ、私は半蔵門線の九段下の駅から、北の丸出口へと階段を上っていた。...
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4月6日、その日午後7時ごろ、私は半蔵門線の九段下の駅から、北の丸出口へと階段を上っていた。
既に辺りは暗闇に包まれていたが、小春日和の過ごし易い陽気であった。
田安門辺りから「千鳥ヶ淵緑道」を望むと、照明が当たった桜並木が光に浮かび、綺麗な夜桜景色となっていた。
お堀の中には、闇の中にボートが浮かび幻想的な雰囲気であった。
緑道の方に足を運び、大勢の人の波に混ざり、
ビデオカメラを向けると、どうしても人の頭が入ってしまうことになる。
少しカメラアングルの工夫をし、桜を狙うと、漆黒の中に白い花びらが浮かんできた。
皇居に立つ桜の色が、なぜか緑がかって、手前の桜の色と異なって見えた。
おびただしい人の群れの中から、時折お堀に浮かぶボートをズームインしたり、ひらひらと舞う白い花びらを追いかけると、この日が桜の盛りであることに気が付かされ、寂寥の気分にも襲われた。
それにしても、「素晴らしい、美しい」という一語に尽きた。
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世界的人気の「上野の桜」を楽しむ(その207)
3月30日、その日私はJR上野駅の公園口を出て、上野公園に入った。...
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3月30日、その日私はJR上野駅の公園口を出て、上野公園に入った。
空はどんよりと曇ってはいたが、大勢の花見客がぞろぞろと歩いていた。
博物館通りというか、メインの通りを動画カメラを右手に抱え、人の波の中を歩いて行った。
すれ違う人々は、ここ数年外国人が多くなってきた。
しかも、アジア人もいれば、西欧人もいる。
話し言葉から判断すれば、世界各地からいろんな人々がやってきていることがわかる。
皮膚の色も様々だ。
しかも、どの顔もみんな楽し気だ。
思い思いに、連れと話をし、咲き誇る「桜の美しさ」を感嘆し、歩きながら、その風景を楽しんでいた。
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