東京では12月になると、あちらこちらでイルミネーションが点灯し始める。この時期いろいろな場所でイルミネーションイベントが行われているが、それぞれテーマがあり、LEDの色にも工夫をこらしていて、その違いを味わうのもまた面白いので、その中のいくつかを訪ねてみた。 最初に上野恩賜公園の冬桜イルミネーションを見に行ってきた。桜の木約100本に桜色のLEDが点灯し、冬なのに夜桜見物をしているかのような錯覚に陥った。なかなかの面白い風情だった。 次に、全国イルミネーション人気ランキング2016年度版で堂々4位につけた丸の内イルミネーション2016を挙げたい。シャンパンゴールド色に輝く街路樹は非常にエレガントで大人のイルミネーションといった表現がよく似合う。 東京ミッドタウンのイルミネーションがまた凄い。52万個の青いイルミネーションでまるで未知との遭遇のような幻想的な世界が目の前に出現する。スケールの大きさで言えば最大級である。とにかくバリエーションが豊かで、テーマが多い。 これもスケールの大きさでは、負けていない。代々木公園から公園通りまで、約250メートルのイルミネーション「青の洞窟」である。これは中目黒の伝説的なイルミネーション「青の洞窟」を再現したもので、青のLEDと独特な仕掛けによって幻想的な世界を演出している。