出雲駅伝で大逆転劇!國學院大が三大駅伝制覇(10月15日)
令和初の駅伝レースで新たな王者が誕生だ。大学三大駅伝の開幕戦、第31回出雲全日本大学選抜駅伝が14日行われ、優勝候補の駒澤大、今年の箱根駅伝を制した東海大、昨年覇者・青山学院らを破り、國學院大学が初優勝を決めた。
レースは序盤に北海道選抜の第1走者ローレンス・グレ(ケニア出身)が独走状態となる予想外の展開。エースがそろう3区で國學院・浦野雄平、青山学院・吉田圭太、駒澤・田澤廉、東洋・相沢晃がトップに躍り出る。...
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令和初の駅伝レースで新たな王者が誕生だ。大学三大駅伝の開幕戦、第31回出雲全日本大学選抜駅伝が14日行われ、優勝候補の駒澤大、今年の箱根駅伝を制した東海大、昨年覇者・青山学院らを破り、國學院大学が初優勝を決めた。
レースは序盤に北海道選抜の第1走者ローレンス・グレ(ケニア出身)が独走状態となる予想外の展開。エースがそろう3区で國學院・浦野雄平、青山学院・吉田圭太、駒澤・田澤廉、東洋・相沢晃がトップに躍り出る。この先頭集団から田澤が飛び出し、駒澤が首位に立った。このまま5区までリードを保ち、2位と37秒差で最終6区にたすきをつないだ。ところが、最後の残り10.2キロで大きなドラマが待っていた。駒澤を追っていた2位の東洋が遅れ、3位集団だった2校に飲み込まれると、ここから國學院の土方英和が一気に前に出て行く。一方、先頭の駒澤・中村大聖は5キロ過ぎからペースダウン。駒澤・大八木弘明監督によると中村は「腰に痛みが出ていた」という。中村と土方は埼玉栄高校で同学年。猛烈な勢いで土方がライバルを追い上げ、残り1キロ地点を超えたところでついに逆転。そのままスパートをかけると、2時間9分58秒でゴールテープを切った。最終区間・37秒差からの逆転劇。インカレ10000mの日本人最高タイムを記録している土方がその実力を示した。
今年の國學院のスローガンは「歴史を変える挑戦」その言葉通り、三大駅伝での初制覇を成し遂げた。大会前から青学・原監督も「今年の國學院は強い」と警戒していた古豪校の躍進。11月の全日本大学駅伝、そして年明けの箱根駅伝に向け、國學院が一気に本命へと浮上した。
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列島に勇気を!!ラグビー&バレー2つのW杯(10月14日)
各地を襲った台風19号により甚大な被害が生じた日本列島。かつてない大水害を目の当たりにし打ちひしがれる国民に、14日行われた日本代表の試合が大きな感動と力を与えてくれた。
横浜国際総合競技場では台風の影響で開催が危ぶまれたラグビーワールドカップ1次リーグの日本vsスコットランド戦が19時45分にキックオフ。ベスト8進出をかけた運命の試合はスコットランドが先制。いきなり7点のリードを奪う。日本は前半17分に反撃開始。...
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各地を襲った台風19号により甚大な被害が生じた日本列島。かつてない大水害を目の当たりにし打ちひしがれる国民に、14日行われた日本代表の試合が大きな感動と力を与えてくれた。
横浜国際総合競技場では台風の影響で開催が危ぶまれたラグビーワールドカップ1次リーグの日本vsスコットランド戦が19時45分にキックオフ。ベスト8進出をかけた運命の試合はスコットランドが先制。いきなり7点のリードを奪う。日本は前半17分に反撃開始。松島幸太郎がトライを奪い、同点に追いついた。更に25分には稲垣啓太の代表初トライで勝ち越しに成功。前半終了間際にも福岡堅樹がトライを奪い、21-7の大量リードで試合を折り返す。後半からはスコットランドの怒涛の攻撃を受け、1トライ差に詰め寄られるが、堅実な守りでしのいでいく。そしてついにノーサイドのホイッスル。28-21で日本の史上初の決勝トーナメント進出の瞬間が訪れた。この日2トライの福岡は「本当に最高の瞬間です」と試合後のインタビューで喜びを爆発させた。4戦全勝でグループ首位通過を決めた日本は、20日、決勝トーナメントで南アフリカと対戦する。
一方、もう一つのW杯でも日本代表が快挙を達成。バレーボール男子代表が広島ラウンドでイランと対戦。ここまで快進撃を支えてきた石川祐希と西田有志がこの日も両チーム最多の23得点を叩き出し、アジア最強のライバルを3-1で撃破。W杯史上初の5連勝で4位以内を確定させた。「目標に向かって突き進むだけなので、持っているものを全てぶつけたい(石川)」42年ぶりのメダル獲得に向けて残り2試合。14日、いよいよ世界ランク1位のブラジルと戦う。
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セ・パCS決着!巨人とソフトバンクの対決へ(10月14日)
台風19号の直撃で一日順延となったプロ野球CSのファイナルステージ第4戦が行われ、セ・パ共に日本シリーズ進出チームが決定した。
まずパ・リーグは3連勝で王手をかけたソフトバンクホークスが、3回に今宮のソロホームランで先制。続く4回にも先頭のグラシアルに一発が出て、L先発の本田を攻略する。辻監督は早くも2番手・平良にスイッチするが、甲斐にタイムリー2ベースを浴び、リードを広げられてしまう。一方、ここまで好機をつぶしてきたライオンズは、ようやく山川のタイムリーで反撃を開始。...
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台風19号の直撃で一日順延となったプロ野球CSのファイナルステージ第4戦が行われ、セ・パ共に日本シリーズ進出チームが決定した。
まずパ・リーグは3連勝で王手をかけたソフトバンクホークスが、3回に今宮のソロホームランで先制。続く4回にも先頭のグラシアルに一発が出て、L先発の本田を攻略する。辻監督は早くも2番手・平良にスイッチするが、甲斐にタイムリー2ベースを浴び、リードを広げられてしまう。一方、ここまで好機をつぶしてきたライオンズは、ようやく山川のタイムリーで反撃を開始。5回にはメヒアの一発が出て1点差に迫る。しかし、このCSのライオンズはどうにも中継ぎ陣が締まらない。今宮にこの日2本目の2ランで再び突き放されると、7回にもエラーから2点を失ってしまう。最終回には今宮にCS最多記録となるこの試合3本目のホームランを打たれ万事休す。ライオンズは山川に一発が出たものの最後までゲームの主導権を握ることは出来なかった。リーグ連覇を果たしながらこれで2年連続のCS敗退。この日、辻監督の続投も発表されたが、まずは来季に向け投手陣の再建が急務となるだろう。
セリーグはジャイアンツが4番の仕事を果たした。5回にここまで無失点に抑えてきたタイガース先発・西から値千金の同点弾。さらに続く5回に2死3塁で、丸が意表を突くまさかのセーフティースクイズで逆転を決める。7回にはゲレーロの2ランが飛び出すと、あとは先発・高橋から大竹、田口、中川が完璧につなぎ、最終回はデラロサがきっちり3人で絞めてゲームセット。リーグ王者らしい貫録の試合運びで6年ぶり35回目の日本シリーズ進出を果たした。ホークスとジャイアンツの頂上決戦はON対決の00年以来19年ぶり。名勝負が期待されそうだ。
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バレーボールW杯・日本、ロシアに歴史的勝利(10月11日)
10日はプロ野球のCSにサッカーW杯のアジア予選と全国各地でビッグマッチが大きな盛り上がりを見せた。W杯開催中のバレーボール男子では日本が世界ランク5位のロシアを撃破する金星をあげ、満員の広島グリーンアリーナは熱狂に包まれた。日本がロシアに勝ったのは09年以来10年ぶりのこと。それどころかW杯では史上初めての対ロシア戦勝利である。
開幕戦でリオ五輪銀メダルのイタリアからストレート勝利をおさめた日本代表・龍神NIPPON。...
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10日はプロ野球のCSにサッカーW杯のアジア予選と全国各地でビッグマッチが大きな盛り上がりを見せた。W杯開催中のバレーボール男子では日本が世界ランク5位のロシアを撃破する金星をあげ、満員の広島グリーンアリーナは熱狂に包まれた。日本がロシアに勝ったのは09年以来10年ぶりのこと。それどころかW杯では史上初めての対ロシア戦勝利である。
開幕戦でリオ五輪銀メダルのイタリアからストレート勝利をおさめた日本代表・龍神NIPPON。ここまで日本よりランキング上位の強豪国と対戦しながら、4勝2敗の4位につけてきた。好調を支えているのは攻撃陣の両翼を務めるエース石川祐希と西田有志だろう。特に初選出の19歳・西田はベストアタッカー部門5位につける活躍を見せている。ロシア戦でも両チーム最多22得点をあげ、チームを歴史的勝利へと導いた。また、今大会から使用されている公式球(V200W)は汗で滑らず変化が少ないと言われている。それを活かし効果的に決めているジャンピングサーブがこの試合でも生かされていた。石川は強烈なサーブを連続で打ち込み、試合の主導権を握った。最後もサービスエースで締め、過去何度も苦渋を舐めた相手に完勝だ。
司令塔の関田誠大がミドルを効果的に使っている点も見逃せない。怪我から復帰したMB・高橋健太郎のクイックが要所で決まっているため、相手ブロックが分散され、石川&西田への負担が軽減されているのは大きい。5勝2敗で残り4試合。ここまで無敗で圧倒的な強さを誇る王者ブラジルとの対戦も控えているが勝機はある。「一つ一つ目先のものを勝っていきたい」(中垣内監督)42年ぶりのメダルまであと一息だ。
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世界体操団体・日本が2大会連続の銅メダル獲得(10月10日)
ドイツ・シュツットガルトで行われている世界体操選手権。今大会の男子日本代表は5人のうち3人が初代表というフレッシュなメンバーとなった。チーム最年長は25歳の神本雄也。選考会で史上初の兄弟ワンツーフィニッシュを決めた谷川兄弟は、兄の航(わたる)が23歳、弟の翔(かける)はまだ若干二十歳だ。今年のユニバーシアード・ナポリ大会の個人総合を制した萱和磨は22歳。そして最年少メンバー、18歳の高校生・橋本大輝(市立船橋)という布陣である。...
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ドイツ・シュツットガルトで行われている世界体操選手権。今大会の男子日本代表は5人のうち3人が初代表というフレッシュなメンバーとなった。チーム最年長は25歳の神本雄也。選考会で史上初の兄弟ワンツーフィニッシュを決めた谷川兄弟は、兄の航(わたる)が23歳、弟の翔(かける)はまだ若干二十歳だ。今年のユニバーシアード・ナポリ大会の個人総合を制した萱和磨は22歳。そして最年少メンバー、18歳の高校生・橋本大輝(市立船橋)という布陣である。このなかに2016年リオ五輪金メダルのメンバーは残っていない。平均年齢21.6歳という若さで大舞台に挑んでいる。
9日の団体総合決勝。1種目目のあん馬、2種目目の吊り輪は萱が安定した演技でチームを牽引する。続く跳馬では橋本が大技ロペスを成功させて、チームの最高点を叩き出した。ともに足を痛めている谷川兄弟も気迫の演技を見せ、日本は3種目を終えて中国、ロシアを抑えてトップに立った。だが、後半に入り平行棒で神本が着地の際に平行棒と体が接触するミスが出てしまった。ほかの選手も得点を伸ばせず、日本は徐々に順位を落としていく。一方、橋本は鉄棒でもG難度のカッシーナを決めるなど絶好調。逆転優勝の望みをかけ最終種目の床の演技に臨んだ。前半は順調にまとめたが、やはり重いプレッシャーがかかったのか、着地で尻もちをついてしまう痛恨のミスを犯してしまう。日本は2大会連続の銅メダルとなった。演技を終えた18歳の目には悔し涙がこぼれた。「悔しさを来年(東京五輪)に生かせる。ロシア、中国に大差をつけて勝ちたい」と雪辱を誓った。今回の大舞台での経験は彼の競技人生において掛け替えのない貴重な糧。涙の分だけ強くなれる筈だ。
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