世界陸上2019閉幕・メダリストたちが凱旋帰国(10月9日)
大会史上初めて中東で行われた世界陸上競技選手権「世界陸上2019ドーハ大会」が10日間の熱戦を終えた。日本選手団が帰国し8日、メダリストたちが記者会見を行った。
今大会で日本は金2つ、銅1つの3つのメダルを獲得。競歩では50キロの鈴木雄介と20キロの山西利和がダブル優勝を果たし、日本選手としてオリンピック・世界選手権を通じて初となる金メダルを獲得。両選手は東京五輪の代表に内定した。鈴木は20キロの世界記録保持者だが、今回は急きょ50キロに参戦。...
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大会史上初めて中東で行われた世界陸上競技選手権「世界陸上2019ドーハ大会」が10日間の熱戦を終えた。日本選手団が帰国し8日、メダリストたちが記者会見を行った。
今大会で日本は金2つ、銅1つの3つのメダルを獲得。競歩では50キロの鈴木雄介と20キロの山西利和がダブル優勝を果たし、日本選手としてオリンピック・世界選手権を通じて初となる金メダルを獲得。両選手は東京五輪の代表に内定した。鈴木は20キロの世界記録保持者だが、今回は急きょ50キロに参戦。最高の結果を出した。「もっと強い鈴木雄介を東京五輪のスタートラインに立たせたい」と抱負を語る。
一方の山西は「東京五輪ではただ勝つだけでなく圧倒的に他を圧倒して勝利したい」と力強く宣言。高温多湿の中東での経験からは「暑熱対策はかなりの効果が得られていると感じた」という京都大学出身のインテリランナーの東京での走りに注目したい。今大会では女子20km競歩の岡田久美子と藤井菜々子も史上初W入賞となり、競歩陣の活躍が目立った。
一方、2大会連続の銅メダルを獲得の快挙を達成したのは男子4×100mのメンバー。アンカーのサニブラウンは帰国せずそのままフロリダ大学でのトレーニング生活に戻った。決勝でアジア新記録樹立を果たした多田修平は「嬉しい気持ちと悔しい気持ちが半々」と心境を吐露。白石黄良々も東京へ向けレベルアップを誓う。桐生祥秀は「今回の銅で逆に金メダルへの道が現実味を帯びてきた」と抱負を述べた。
一方で、メダルが期待された走り高跳びの戸邉直人は予選敗退。今季世界ランク1位の実力を発揮することはできなかった。男子マラソンも3名とも25位以下と厳しい結果に終わった。今回の屈辱をバネにして雪辱を期待したい。
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プロ野球CS1stステージは最終第3戦で決着(10月8日)
セ・パともに第3戦までもつれたクライマックスシリーズ1stステージ。1勝1敗で迎えた最終決戦は各チーム1点を争う白熱した攻防を展開。奇しくも両リーグ同じスコアでの決着となった。
第2戦を劇的な代打サヨナラホームランで勝利したベイスターズは先発マウンドに今季5勝の平良を送る。平良は起用に応えて好投。代わった石田も満塁のピンチを切り抜けた。ところが5回、3番手の国吉が高山に2塁打を許すと、犠打で3塁に進められた後に痛恨のワイルドピッチによりタイガースが先制点をあげる。...
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セ・パともに第3戦までもつれたクライマックスシリーズ1stステージ。1勝1敗で迎えた最終決戦は各チーム1点を争う白熱した攻防を展開。奇しくも両リーグ同じスコアでの決着となった。
第2戦を劇的な代打サヨナラホームランで勝利したベイスターズは先発マウンドに今季5勝の平良を送る。平良は起用に応えて好投。代わった石田も満塁のピンチを切り抜けた。ところが5回、3番手の国吉が高山に2塁打を許すと、犠打で3塁に進められた後に痛恨のワイルドピッチによりタイガースが先制点をあげる。ベイスターズは、7回に1死満塁でエラーの間にランナーが生還し1-1の同点としたが、ここで追加点が奪えなかったのが痛かった。逆に8回に犠飛で勝ち越され敗戦。下剋上を決めたタイガースはジャイアンツとのファイナルへと駒を進めた。ベイスターズはチーム勝ち頭の今永と7勝を挙げている2番手の上茶谷を先発に使うことなく1stステージ敗退となってしまった。
一方のパリーグもイーグルスが浅村栄斗のCS1stステージ史上初となる3試合連続のホームランで先制すると、すかさずホークスも内川のタイムリーで同点に追いつくシーソーゲーム。その後も高橋礼・岸孝之の両先発が最少失点で抑えるが、イーグルスは7回に岸から今季24ホールドの宋家豪にスイッチ。しかし、この継投が裏目となり、先頭の内川に勝ち越しのソロアーチを浴びてしまう。逆にホークスは高橋の後を5人の投手による小刻みな継投で鷲打線を零封。2-1で勝利し1stステージを突破した。この結果、パのファイナルは昨年と同じ、ライオンズとホークスとの顔合わせとなった。
中一日おいた9日からのファイナルステージでいよいよ日本シリーズ進出チームが決定する。
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400勝投手国民的ヒーロー“カネやん”逝く(10月7日)
6日、突然の訃報が飛び込んできた。通算勝利数400勝をはじめ、プロ野球史に燦然と輝く数々の大記録を打ち建てた金田正一氏が亡くなった。享年86歳。もうあの屈託のない笑顔と快活な話しぶりは見ることは出来ない。
1950年、17歳で新設球団・国鉄スワローズに入団。新人ながら1年目から20試合に先発。8勝をあげている。その後36歳まで20年間現役生活を続けたが、この生まれたばかりの新球団でのルーキーイヤーの8勝があったからこそ、前人未到の400勝に到達したとみることもできるだろう。...
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6日、突然の訃報が飛び込んできた。通算勝利数400勝をはじめ、プロ野球史に燦然と輝く数々の大記録を打ち建てた金田正一氏が亡くなった。享年86歳。もうあの屈託のない笑顔と快活な話しぶりは見ることは出来ない。
1950年、17歳で新設球団・国鉄スワローズに入団。新人ながら1年目から20試合に先発。8勝をあげている。その後36歳まで20年間現役生活を続けたが、この生まれたばかりの新球団でのルーキーイヤーの8勝があったからこそ、前人未到の400勝に到達したとみることもできるだろう。何しろ単純計算でシーズン20勝を20年続けないと達し得ない途轍もない数字である。ほかにも通算奪三振数4490、通算イニング5526回2/3という不滅の日本記録を誇るが、生前によく本人が語っていたのは298敗の最多敗戦数の記録についてである。これこそ万年Bクラスの最弱球団と言われた国鉄で15年エースを務め、打線の援護もない中で投げ続けてきた証だと言えよう。後にジャイアンツに移籍するが、歴代最多の対巨人戦通算65勝という勝利記録も保持している。
引退後はロッテオリオンズの監督に就任。ジャイアンツの連覇がV9で途切れた1974年に就任2年目で日本一に輝いている。ファンサービスでコーチスボックスに立ち行う準備体操は「カネやんダンス」として球場のファンを喜ばせた。当時まだ閑古鳥の鳴いていたパ・リーグを大いに盛り上げた最大の功労者であった。野球選手は足が基本というのが持論で「走れ走れ」指導が有名だったが、実はコンディション管理法は先進的で、いち早く食事の重要性にも気付き古くから実践していた。なればこそ故障もなく長きにわたり現役生活を続けられたのであろう。球界を離れて以降はテレビの人気者としてバラエティ番組でも活躍。代表を務めた名球会の新年ゴルフ大会は正月の定番番組だった。その後、メディアの一線からは遠ざかっていたが、名球会入りのブレザー贈呈セレモニーでは毎回元気な姿を見せていたのは記憶に新しい。偉大なる大投手、国民から愛されたカネやんの姿は私たちの脳裏から消えることはないだろう。
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【速報】リレー侍がアジア新!二大会連続の銅(10月6日)
日本時間6日の4時57分に行われた世界陸上の4×100mリレー決勝で、日本が2大会連続となる銅メダルを獲得した。タイムはリオ五輪決勝の日本新記録を0・07秒更新する37秒43。アジア新記録での快挙達成である。
予選で全体の3位通過(37秒78)だった日本は、決勝の舞台で思い切った決断を下す。第一走者を9秒台スプリンター小池祐貴から多田修平へ変更。多田、白石黄良々、桐生祥秀、サニブラウン・ハキームというメンバーに変更する勝負に出た。...
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日本時間6日の4時57分に行われた世界陸上の4×100mリレー決勝で、日本が2大会連続となる銅メダルを獲得した。タイムはリオ五輪決勝の日本新記録を0・07秒更新する37秒43。アジア新記録での快挙達成である。
予選で全体の3位通過(37秒78)だった日本は、決勝の舞台で思い切った決断を下す。第一走者を9秒台スプリンター小池祐貴から多田修平へ変更。多田、白石黄良々、桐生祥秀、サニブラウン・ハキームというメンバーに変更する勝負に出た。これが日本リレー史上最速のタイムを生むこととなった。「小池さん、ケンブリッジさんが走れなかったので、その代わりとしてこのメダルを獲れたのは本当に良かった(多田)」多田と第2走者の白石は同じ大東文化大学出身。白石は高校までは無名の存在だったが、多田との出会いで刺激を受け、今年に入り一気にトップランナーの仲間入りを果たした。多田との関係について「普段から一緒に練習しているので、心と心がつながって良いバトンパスが出来たと思います」と胸を張る。共に研鑽を積んできた二人のバトンパスは今回のレースで大きなキーポイントだったと言えるだろう。
今回金メダルのアメリカは37秒10の世界新。銀のイギリスも欧州記録を更新するという極めてハイレベルの争いに。3位までが37秒50以内なのは史上初のことだ。「東京に向けて勝ちたい意欲が増したかなと思います(桐生)」、「色は違えど銅メダルでアジア記録なので。来年もっと日本の舞台で良い走りをお見せ出来るかなと(サニブラウン)」技術も戦略も急激に進化し続ける400mの戦い。東京五輪ではさらに高次元の戦いが繰り広げられそうだ。
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サッカー日本代表・W杯二次予選メンバー発表(10月4日)
3日、日本サッカー協会は来週に迫ったワールドカップ・アジア二次予選のモンゴル戦とタジキスタン戦の代表メンバーを発表した。先月トレーニング中に太ももを負傷して離脱中の大迫勇也(ブレーメン)は招集見送り。SAMURAI BLUEの攻撃の核としてチームを率いてきたFWの欠場は大きいが、森保監督は「今選んだメンバーがベスト」「チーム一丸となって戦って参りたいと思います」と決意を語った。
エース大迫の代役として、今回FWにはフランクフルトの鎌田大地、パルチザンの浅野拓磨が代表復帰を果たした。...
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3日、日本サッカー協会は来週に迫ったワールドカップ・アジア二次予選のモンゴル戦とタジキスタン戦の代表メンバーを発表した。先月トレーニング中に太ももを負傷して離脱中の大迫勇也(ブレーメン)は招集見送り。SAMURAI BLUEの攻撃の核としてチームを率いてきたFWの欠場は大きいが、森保監督は「今選んだメンバーがベスト」「チーム一丸となって戦って参りたいと思います」と決意を語った。
エース大迫の代役として、今回FWにはフランクフルトの鎌田大地、パルチザンの浅野拓磨が代表復帰を果たした。MFにはマジョルカの久保建英が引き続き選出。最年少ゴール記録更新への期待がかかる。注目が集まるのは森保監督就任後、3試合連続ゴールを決めている南野拓実だろう。所属しているザルツブルクでは2日、UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節のリヴァプール戦に先発出場。2点ビハインドの後半11分、1点差に詰め寄る豪快なダイレクトボレーを決めた。さらに4分後に敵陣内でDFの脇をすり抜ける絶妙のクロスを放ち同点ゴールを演出。試合は4-3で敗れはしたものの昨シーズン王者を相手に1ゴール1アシストの鮮烈な活躍を見せた。中島翔哉、堂安律とのコンビで森保ジャパンを牽引することとなるだろう。
今回の代表23人中、国内からの選出はFC東京の橋本拳人と永井謙佑、そして横浜FMの畠中槙之輔のみ。海外組は過去最多の20人を数えた。前回に引き続き招集となった永井はFWではJリーグ唯一の代表入りだ。「しっかりとコンディションを維持して日本の勝利に貢献できるように頑張ります」と語る永井に注目したい。
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