※2022年2月、更新を終了しています
温室効果ガス削減目標“サミットまでに”(4月17日)
菅総理大臣は同行の記者団に対し2030年に向けた温室効果ガスの削減目標について、来週22日から米国が主催して開かれる気候変動問題サミットまでに明確にしたいという考えを示した。
そのうえで「私自身、2050年のカーボンニュートラルを宣言している責任があるのでそういう方向でしっかり対応したい」と述べた。
また衆議院の解散総選挙については「まずは新型コロナウイルス対策をしっかりやり遂げたいという思いで取り組んでいる。...
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菅総理大臣は同行の記者団に対し2030年に向けた温室効果ガスの削減目標について、来週22日から米国が主催して開かれる気候変動問題サミットまでに明確にしたいという考えを示した。
そのうえで「私自身、2050年のカーボンニュートラルを宣言している責任があるのでそういう方向でしっかり対応したい」と述べた。
また衆議院の解散総選挙については「まずは新型コロナウイルス対策をしっかりやり遂げたいという思いで取り組んでいる。同時に10月に衆議院議員の任期が来るので秋までの間で時間の制約はあるがよく考えていきたい」と述べた。
一方、別の場で新型コロナ対策を巡り、記者団が大阪への緊急事態宣言について週明けにも何らかの対応や判断を行う可能性はあるのかと質問したのに対し「状況を見て判断になるんだろうと思う」と述べた。
そのうえで、「病床がひっ迫しているので政府を挙げて大阪市と連携を取りながら国の関係の病床をさらに新型コロナウイルス用に出すよう指示をしており、今そうしたことをやっている」と述べた。
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ルネサス向け半導体・台湾TSMCが増産(4月16日)
大手半導体メーカー、ルネサスエレクトロニクスの工場火災の影響で、自動車用の半導体不足が懸念される中、受託生産で世界最大手の台湾のTSMCが、ルネサス向けの増産に応じることが分かった。
先月19日に、ルネサスエレクトロニクスの主力工場で起きた火災では、製造装置などが被害を受けて一部の生産が停止し、特に自動車用の半導体の供給不足が懸念されている。
こうした中、関係者によると、半導体の受託生産で世界最大手の台湾メーカー、TSMCが、ルネサス向けの増産に応じることが分かった。...
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大手半導体メーカー、ルネサスエレクトロニクスの工場火災の影響で、自動車用の半導体不足が懸念される中、受託生産で世界最大手の台湾のTSMCが、ルネサス向けの増産に応じることが分かった。
先月19日に、ルネサスエレクトロニクスの主力工場で起きた火災では、製造装置などが被害を受けて一部の生産が停止し、特に自動車用の半導体の供給不足が懸念されている。
こうした中、関係者によると、半導体の受託生産で世界最大手の台湾メーカー、TSMCが、ルネサス向けの増産に応じることが分かった。
日本政府やルネサスからの要請に応えたもので、納期を前倒しして早めに出荷することも検討している。
一方、ルネサスは来週19日までに生産を再開させることを目指しているが、出荷量が元の水準に戻るには数か月かかる見通しで、今後、自動車メーカーでは、減産などの影響が出始めると見られている。
TSMCが増産に応じることで、影響をどこまで抑えられるかが焦点となる。
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処理水海洋放出決定・IAEA事務局長・国際的な調査団派遣検討(4月15日)
福島第一原子力発電所で増え続ける処理水を国の基準を下回る濃度に薄めて海に放出する日本政府の決定に対しIAEA・グロッシ事務局長は国際的な調査団の日本への派遣を検討していることを明らかにした。
梶山経済産業大臣とテレビ会議で会談し、処理水の海への放出を巡り、日本政府から正式に協力の要請を受けたことを明らかにした。
韓国など周辺国の専門家が調査団に参加するかについてはIAEAの権限のもとで検討していくとしている。
イラン“ウラン濃縮度・60%に引き上げ”(4月14日)
イランのアラグチ外務次官は、訪問先のオーストリアのウィーンでイラン中部・ナタンズにある核施設で14日から濃縮度60%に引き上げてウランの製造を始めることを明らかにした。
IAEA(国際原子力機関)もイラン側から濃縮度を60%に引き上げる作業を行うという連絡を受けたとしている。
イランは今年1月、核合意を大幅に逸脱する濃縮度20%のウランの製造を始めた他、中部・ナタンズの核施設で、合意で禁止されている高性能の遠心分離機によるウラン濃縮活動も始めている。...
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イランのアラグチ外務次官は、訪問先のオーストリアのウィーンでイラン中部・ナタンズにある核施設で14日から濃縮度60%に引き上げてウランの製造を始めることを明らかにした。
IAEA(国際原子力機関)もイラン側から濃縮度を60%に引き上げる作業を行うという連絡を受けたとしている。
イランは今年1月、核合意を大幅に逸脱する濃縮度20%のウランの製造を始めた他、中部・ナタンズの核施設で、合意で禁止されている高性能の遠心分離機によるウラン濃縮活動も始めている。
この核施設では11日、爆発を伴う電気系統のトラブルが起き、イラン政府は対立するイスラエルによるテロ行為だと主張している。
濃縮度60%は核合意を大幅に逸脱した、これまでで最も高い濃縮度で、核兵器に転用可能な90%以上の値に近づくことになる。
濃縮度の引き上げについてアラグチ次官は「テロ行為への対抗措置だ」としている。
イランとしては、強硬な姿勢を示すことで米国に対しイランへの制裁の解除を迫る思惑もあるものとみられる。
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米国ケリー特使・中国訪問へ・気候変動対策で協力模索(4月13日)
米国・バイデン政権で、気候変動問題を担当するケリー特使が、今週半ばに中国・上海を訪れ、中国・解振華と会談する見通しとなった。
バイデン政権の高官が中国を訪れるのは初めてで、人権や安全保障問題などを巡り両国の対立が深まるなか、気候変動対策では協力を模索していく姿勢が鮮明になった。
サキ報道官は「ケリー特使は気候変動問題について、地域の指導者たちとの協力の在り方を話し合う」と述べた。
バイデン政権は、今月22日と23日に主要な温室効果ガスの排出国が参加して気候変動問題を話し合うサミットを開催する予定である。...
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米国・バイデン政権で、気候変動問題を担当するケリー特使が、今週半ばに中国・上海を訪れ、中国・解振華と会談する見通しとなった。
バイデン政権の高官が中国を訪れるのは初めてで、人権や安全保障問題などを巡り両国の対立が深まるなか、気候変動対策では協力を模索していく姿勢が鮮明になった。
サキ報道官は「ケリー特使は気候変動問題について、地域の指導者たちとの協力の在り方を話し合う」と述べた。
バイデン政権は、今月22日と23日に主要な温室効果ガスの排出国が参加して気候変動問題を話し合うサミットを開催する予定である。
バイデン政権は16日に菅首相と首脳会談し幅広い分野での連携を確認する方針である。
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