8/8 TBS「マツコの知らない世界」(第310回)
われわれが普段なにげなく見ている富士山だが、案外登るのは難しいらしい。今回は1日2往復!1928回、富士山に登った驚異の74歳、實川欣伸をゲストに迎え富士山登山のノウハウを聞いていく。
1日に2回も、富士山に登る實川は邪道だと批判されているのだという。
富士宮ルートで五合目から頂上までの平均は5~7時間だが、實川はなんと4時間で登ってしまう。
實川の記録を紹介しよう。66歳の時に55時間不眠不休で富士山を8往復。67歳の時に43時間かけ不眠不休で東京駅から徒歩で富士山登頂に成功。これは距離にして約130キロ。
あまりの辛さに幽体離脱したこともあったという實川。
「え、歩きながら幽体離脱したんですか?自分が歩いているのが見えるの?」とマツコ。
「そうです。幻覚みたいのがいっぱい見えますよ」と實川。
「ほかにどんなのがありますか?」とマツコ。
「富士山にオンタテっていう高山植物が生えているんですが、その花が菊の花に見えてきて咲き乱れているところにドラキュラがいるような洋館が見えてきたりしますね」と實川。
「もう設定が無茶苦茶ですね」とマツコ。...
全部読む
われわれが普段なにげなく見ている富士山だが、案外登るのは難しいらしい。今回は1日2往復!1928回、富士山に登った驚異の74歳、實川欣伸をゲストに迎え富士山登山のノウハウを聞いていく。
1日に2回も、富士山に登る實川は邪道だと批判されているのだという。
富士宮ルートで五合目から頂上までの平均は5~7時間だが、實川はなんと4時間で登ってしまう。
實川の記録を紹介しよう。66歳の時に55時間不眠不休で富士山を8往復。67歳の時に43時間かけ不眠不休で東京駅から徒歩で富士山登頂に成功。これは距離にして約130キロ。
あまりの辛さに幽体離脱したこともあったという實川。
「え、歩きながら幽体離脱したんですか?自分が歩いているのが見えるの?」とマツコ。
「そうです。幻覚みたいのがいっぱい見えますよ」と實川。
「ほかにどんなのがありますか?」とマツコ。
「富士山にオンタテっていう高山植物が生えているんですが、その花が菊の花に見えてきて咲き乱れているところにドラキュラがいるような洋館が見えてきたりしますね」と實川。
「もう設定が無茶苦茶ですね」とマツコ。スタジオ爆笑。
「あと、岩がカニの怪獣のようになって動き出すこともあります」と實川。
「そこらじゅうがカニだらけなんですね?ヤバイッスねー、それは」とマツコ。スタジオ爆笑。
實川に富士山登山のコツを聞いてみた。
抜かれても気にせず、よほどのことがない限り休憩はしないで息が切れないように超スローに登ることが基本的なコツなのだという。
息を吐きながらリズムを作り、吸うよりも吐くことを意識する。さらに前日に2リットルの水を飲むと高山病になりにくいという。
富士山登山のルートも聞いてみた。
實川によると11キロで他の登山口より長い御殿場口ルートは一番大変で経験者向き。須走口は植物を楽しみながら登りたい女性にお勧めのルート。一番大衆的なのは吉田口ルート。山小屋が約20軒あり、初心者にはお勧め。富士宮口ルートは一番短いが、急な岩場が多く上級者向きのルート。
實川によると富士山の山頂には環境省のきれいな公衆トイレがあるのだという(使用料300円)。そこにはやさしいオジサンがいて、もてなしてくれるらしい。
實川によると富士山はちょっと体力がある人だとみんな登れると勘違いしてしまうが、甘く見てはいけないという。
「うちのマネージャーも言ってるんですが、遠くから見てると富士山ってきれいな線なんで、なんかつるつるの山で登りやすいと思ってたらしいんだけど、まさかあんなに岩だらけで、ごつごつしてるなんて思ってもみなかったって言うのよ。“お前ら、富士山をなめんなよ!”って言っておきたい」と最後はややブチ切れながらまとめたマツコだった。
閉じる
8/7 MX「5時に夢中!」(第309回)
今回はテレビで街頭インタビューを受ける方法を調査した。まずは、どこへ行けば街頭インタビューを受けられるのか。テレビ関係者にインタビューでよく行く街トップ5を聞いてみた。
オタク系若者狙いで秋葉原が第5位に入った。第4位は高齢者の含蓄あるコメント狙いで取材が殺到している巣鴨。第3位はサラリーマンの街・新橋。第2位は週末の歩行者天国が狙い目の銀座。第1位は街頭インタビューのメッカである渋谷となった。
渋谷で取材が1番集まるのは駅前のハチ公付近だが、歩道が広い西武横の井の頭通り付近もお勧めだ。インタビューされたい人はこれらの街に行くべきである。
続いてインタビューを受ける方法だが、新橋のSL広場前で酔っ払っているとすぐに番組の取材がくるようだ。...
全部読む
今回はテレビで街頭インタビューを受ける方法を調査した。まずは、どこへ行けば街頭インタビューを受けられるのか。テレビ関係者にインタビューでよく行く街トップ5を聞いてみた。
オタク系若者狙いで秋葉原が第5位に入った。第4位は高齢者の含蓄あるコメント狙いで取材が殺到している巣鴨。第3位はサラリーマンの街・新橋。第2位は週末の歩行者天国が狙い目の銀座。第1位は街頭インタビューのメッカである渋谷となった。
渋谷で取材が1番集まるのは駅前のハチ公付近だが、歩道が広い西武横の井の頭通り付近もお勧めだ。インタビューされたい人はこれらの街に行くべきである。
続いてインタビューを受ける方法だが、新橋のSL広場前で酔っ払っているとすぐに番組の取材がくるようだ。
さらに渋谷のスクランブル交差点で突拍子もない恰好をしているとすぐに番組の取材がくるようだ。
「街頭インタビューでは結構決まった人が答えてるのかもしれないわね。よくいるじゃん、名物の人が。逆にそろそろああいうわかりやすい人を避けないといけない時がきたのかなとも思うのよ。今は本当にテレビってちょろいわよ」とマツコ。スタジオ爆笑。
街頭インタビューで発掘した素人をいじることで成り立っている番組が多いが、どの番組も同じような人をターゲットにしているため、似たり寄ったりの番組になってしまっている。違った切り口による全く新しい素人スターの誕生が待たれる。
閉じる
独自「マツコの分析」(第308回)(8月7日)
本連載も今回で308回を迎えた。今回はこれまでマツコを追ってきた目で
マツコ現象の奥にある現代人の趣向について考えてみたい。
マツコの特長を規定する要素は大まかに「ゲイ」、「トーク」、「キャラクター」の3つに分けることができる。
1番目の
「ゲイ」について見ていこう。マツコ自身は自身を「おかま」と呼んでいるが、マツコは女装した男好き、つまり「ゲイ」の人であり、そうした趣向を活用した芸人(エンターティナー)でもある。また現代が求めるLGBTなどの
多様性を認める象徴的存在でもある。このため男女を超えた目線で物事をとらえることができ、広く共感を得ることができる存在でもある。
2番目の
「トーク」の根底にあるのは、その口からバシバシ発せられる
切れ味鋭い毒舌であり、素人や芸人に対する絶妙なタイミングで行われる
天才的な表現である。...
全部読む
本連載も今回で308回を迎えた。今回はこれまでマツコを追ってきた目で
マツコ現象の奥にある現代人の趣向について考えてみたい。
マツコの特長を規定する要素は大まかに「ゲイ」、「トーク」、「キャラクター」の3つに分けることができる。
1番目の
「ゲイ」について見ていこう。マツコ自身は自身を「おかま」と呼んでいるが、マツコは女装した男好き、つまり「ゲイ」の人であり、そうした趣向を活用した芸人(エンターティナー)でもある。また現代が求めるLGBTなどの
多様性を認める象徴的存在でもある。このため男女を超えた目線で物事をとらえることができ、広く共感を得ることができる存在でもある。
2番目の
「トーク」の根底にあるのは、その口からバシバシ発せられる
切れ味鋭い毒舌であり、素人や芸人に対する絶妙なタイミングで行われる
天才的な表現である。言いたいことを的確に言えない他の人になり代わり、
マツコが代弁してくれているといったところだ。そうは言ってもマツコは放送局のコンプライアンスは必ず守っており、一線を越えることはないし、素人に対するいじりでも、弱者に対するある種のいたわり、フォローがある。マツコは基本的には
反エリート、反エスタブリッシュメントであり、そうした立ち位置を「トーク」の中にちりばめている。また自身の弱みや悩みも「トーク」の中で器用にさらし、
嘘がないというイメージ構築にも成功している。
3番目の「キャラクター」についてだが、マツコをマツコたらしめているのはやはり、
関取のようなふっくらとした安定感のあるあの大きな体形と、ふくよかなで表情豊かな顔、ブッダのような髪形、どことなく
スピリチュアルの教祖のようなカラフルな服装であろう。毎回、服を変え、番組によってメイクも変えているようだ。同じマツコではあるが、番組によって少しづつキャラも変えている。そこにはマツコなりのこだわりがあるように見える。
上記、3つの構成要素がそれぞれ掛け合わされ、相乗効果を生んでいるのがマツコ・デラックスという特段に目立つキャラクターである。時間の流れに埋没しそうになったり、あきられないのも、日々新しいサムシングを探し求めて実行しているからではないのだろうか。マツコ人気はその勢いを遂にはNHKにまで波及させたが、これから数年がひとつのピークとなるのであろう。
閉じる
8/3 フジテレビ「アウト×デラックス」(307回)
西川きよしの息子である吉本新喜劇所属・西川忠志が登場し、真面目過ぎるがゆえに周りに迷惑をかけているというエピソードを紹介した。
吉本新喜劇所属の仲間に誘われ、西川は合コンの参加を妻に確認・承諾を得たのだという。この情報を得た父の西川きよしは「息子を合コンに誘ってくれてありがとう。いろんな経験を息子にさせることができる」と合コンに誘った息子の友人に感謝したらしい。
「今までは合コンって参加したことなかったですね」と西川。
「どうでした?参加した感想は?」と矢部。
「いや、結局その合コンは先方の都合で中止になりました。奥さんにも合コンなくなったみたいって報告しました。すいません、何ですかね、この話は」と西川。話がどんづまりになってしまった。...
全部読む
西川きよしの息子である吉本新喜劇所属・西川忠志が登場し、真面目過ぎるがゆえに周りに迷惑をかけているというエピソードを紹介した。
吉本新喜劇所属の仲間に誘われ、西川は合コンの参加を妻に確認・承諾を得たのだという。この情報を得た父の西川きよしは「息子を合コンに誘ってくれてありがとう。いろんな経験を息子にさせることができる」と合コンに誘った息子の友人に感謝したらしい。
「今までは合コンって参加したことなかったですね」と西川。
「どうでした?参加した感想は?」と矢部。
「いや、結局その合コンは先方の都合で中止になりました。奥さんにも合コンなくなったみたいって報告しました。すいません、何ですかね、この話は」と西川。話がどんづまりになってしまった。
「聞けば聞くほど、今、何の話をしていたのかがわからなくなってくるわ」とマツコ。
このようにまじめな西川だが、不思議な体験をしたことがあるのだという。高校生の時、5メートルぐらい体が浮き上がり下校時に学校から最寄り駅まで空を飛んで行ったことがあるというのだ。
「それは夢でもないし、嘘でもないのよね」とマツコ。
「はい。夢でもなくて何か、感覚的なものでものですね。自分でもよくわかりません」と西川。
その時点で矢部もマツコも外野席もどこに突っ込みを入れていいかわからなくなっていた。
最後は「素敵な方だと思います。それが本当だとかウソだとかもう関係ないです」と西川にマツコが助け船を出し、うまく?まとめた。
閉じる
7/31 日本テレビ「月曜から夜ふかし」(306回)
11年連続、全国で地価が最も高い東京・山野楽器銀座本店。毎年3月になるとこの話題になりニュースに登場するのは有名だ。しかしながらこれまで地価に関するバラエティ番組出演はすべて断ってきたのだという。
そんな山野楽器が今回、初めて取材に応じてくれた。なぜなのか。
スタッフが店の広報室室長・須永由美子氏に「なぜ、今回取材に応じていただけたのですか?」と問うてみた。
「山野楽器は特に地価が高いというよりも、楽器店自体が敷居が高いと思っている方が、結構いらっしゃるので、入店するのに二の足踏んでいる方がいたら、それは寂しいことです。こういう機会に御覧いただければ嬉しいです」と須永氏。
「あのぅ、土地を売る気はないのですか」とスタッフ。
「いや、それはないですね。銀座の地でずっと音楽普及を続けていくのが会社の企業理念なのです」と須永氏。
ちなみに売れば土地だけで約233億円にもなる。そんな日本一地価の高い山野楽器で行うのは、一番高価な楽器ジョバッタモラッシー(バイオリン)の演奏だった。お値段はなんと1600万円(本体1000万円、弓600万円)。
演奏してくれるのは全日本学生音楽コンクール出場経験のある銀座店のスタッフ・猪口さんだ。...
全部読む
11年連続、全国で地価が最も高い東京・山野楽器銀座本店。毎年3月になるとこの話題になりニュースに登場するのは有名だ。しかしながらこれまで地価に関するバラエティ番組出演はすべて断ってきたのだという。
そんな山野楽器が今回、初めて取材に応じてくれた。なぜなのか。
スタッフが店の広報室室長・須永由美子氏に「なぜ、今回取材に応じていただけたのですか?」と問うてみた。
「山野楽器は特に地価が高いというよりも、楽器店自体が敷居が高いと思っている方が、結構いらっしゃるので、入店するのに二の足踏んでいる方がいたら、それは寂しいことです。こういう機会に御覧いただければ嬉しいです」と須永氏。
「あのぅ、土地を売る気はないのですか」とスタッフ。
「いや、それはないですね。銀座の地でずっと音楽普及を続けていくのが会社の企業理念なのです」と須永氏。
ちなみに売れば土地だけで約233億円にもなる。そんな日本一地価の高い山野楽器で行うのは、一番高価な楽器ジョバッタモラッシー(バイオリン)の演奏だった。お値段はなんと1600万円(本体1000万円、弓600万円)。
演奏してくれるのは全日本学生音楽コンクール出場経験のある銀座店のスタッフ・猪口さんだ。曲はパガニーニ・カプリース第24番。なるほど素晴らしい演奏だ。耳コピで猪口さんはなんでも弾けるのだという。
そこでTAKATSU-KINGのOTTOTTOを弾いてもらうために曲を聞いてもらった。
「どうですか?」とスタッフ。
「ごめんなさい。弾けません」と猪口さん。スタジオ爆笑。
もしかしてこれをやりたいためにずっと引っ張ってきたのか…。なるほど、リズムとラップが主体の曲をバイオリンで再現するこいとは難しいということは今回の取材でよくわかった。それにしても、銀座の地でずっと音楽普及を続けていくのが会社の企業理念というのはさすがだと感じた。
閉じる
「マツコ人気を追う」内の検索