12月2日、その日18時ごろ、国道246号線から神宮外苑絵画館に向けて銀杏並木を歩いた。 車道は、歩く人のために止められて、背が高く大きな銀杏が続く、並木道の木々はライトアップの光に照らされていた。 その銀杏の木々の間には、丸い月がほっかりと浮かんでいた。 入り口辺りのカフェでは、大音響でテンポの速い曲が流され、沢山の警備要員が必死になって交通を制御していた。 ライトアップの光は、巨大な銀杏並木全てには届かず、その輪郭はぼやっとしていた。 並木を効果的に照らすのは、なかなか難しそうで、スマホで撮ると、直接光が入ってしまい、最初はハレーションを起こしてしまった。 それでも、光を避けながらなんとか、撮り続けた。 この銀杏並木のライトアップという野心的な試みは、まだ完成していない、壮大な試みのような気がした。 絵画館近くまで往復し、国道246号線を表参道へと歩を向けた。 土曜の午後6時半頃というのに、その道路の両側とも、いつもの賑わいがなかった。 それでも、表参道の交差点に差し掛かると、大勢の人の波があった。 スマホでその賑わいを撮ってみたが、なかなか表現ができないような気がした。 明治神宮の方に歩いて行き、しばらく大規模なイルミネーションの演出を楽しんでみた。 多くの人が、何とかその華やかさをスマホに落としたいとチャレンジしていた。 車道に少しはみ出て、撮っている人も少なくなかった。信号で車が止まると、横断中の歩道の真ん中に止まって、撮っている人もかなりいた。 原宿から、代々木公園に向かって、更に歩いた。 代々木公園のNHK放送センター辺りから、渋谷に向かって、『青の洞窟』が続いていた。