今回の衆院選を通じて(10月23日)
週末の衆院選最終盤の立会演説会を取材した。
10月19日の立憲民主党の枝野党首が秋葉原駅前で、立ち合い演説会を行った時の熱気はかなりのものだった。
選挙結果として、立憲民主党が野党第一党のポジションをとる可能性をその時肌に感じた。
20日には錦糸町の駅前で、民進党の前原代表と希望の党の小池党首が並んで演説会を行った時は、知事選や都議会選で感じた聴衆者の熱気は、最早感じられなかった。...
全部読む
週末の衆院選最終盤の立会演説会を取材した。
10月19日の立憲民主党の枝野党首が秋葉原駅前で、立ち合い演説会を行った時の熱気はかなりのものだった。
選挙結果として、立憲民主党が野党第一党のポジションをとる可能性をその時肌に感じた。
20日には錦糸町の駅前で、民進党の前原代表と希望の党の小池党首が並んで演説会を行った時は、知事選や都議会選で感じた聴衆者の熱気は、最早感じられなかった。
また最終日、秋葉原駅前での安倍首相の演説会では熱気と強い組織力を感じた。
結果として、衆院選は自公の圧倒的な勝利に終わり、立憲民主党が野党第一党としての立場を獲得した。
希望の党は、無残な敗北を喫した。
今回の選挙戦は、これからも日本人の記憶に印象的な選挙として残ることになるだろう。
希望の党の小池代表が読み間違えたのは、自身への期待の大きさではなかったのではないか。
7月2日の都議会選では、あれほどの期待を集め、「旋風」を起こすことに成功したのに、今回の衆院選では、その風を起こせなかった最大の原因は、国民の期待を裏切ってしまったことではないだろうか。
この選挙戦での国民の期待は、中道としての大筋の政策合意であり、安倍政権に対峙できる政治勢力の結集にあったのではないだろうか。
政治とは厳しい世界で、一度結果が出れば、それが現実となる。
人気を一身に集めた政治指導者も、その判断を間違えれば、今回のような結果を招いてしまうほど、微妙なものなのだという事を改めて感じさせた。
そして、その結果はこの国の将来に大きな影響を与えることになるという現実である。
閉じる
自民党・公明党・3分の2を上回る・立憲民主党・野党第1党確実(10月23日)
昨日投票が行われた第48回衆議院選挙だが、自民党は単独で選挙前議席に迫るとともに、公明党と合わせて憲法改正の発議に必要な全議席の3分の2を上回る312議席を獲得して圧勝した。
野党側は、立憲民主党が選挙前の3倍を超える議席を獲得して躍進し、野党第1党になることが確実になった。
自民党は283議席(選挙前284議席)を獲得。公明党29議席(選挙前34議席)、立憲民主党54議席(選挙前の3倍超)、希望の党49議席(選挙前57)、共産党12議席(比例代表議席を半数近く減らした)、日本維新の会10議席(選挙前14)、社民党1議席。...
全部読む
昨日投票が行われた第48回衆議院選挙だが、自民党は単独で選挙前議席に迫るとともに、公明党と合わせて憲法改正の発議に必要な全議席の3分の2を上回る312議席を獲得して圧勝した。
野党側は、立憲民主党が選挙前の3倍を超える議席を獲得して躍進し、野党第1党になることが確実になった。
自民党は283議席(選挙前284議席)を獲得。公明党29議席(選挙前34議席)、立憲民主党54議席(選挙前の3倍超)、希望の党49議席(選挙前57)、共産党12議席(比例代表議席を半数近く減らした)、日本維新の会10議席(選挙前14)、社民党1議席。日本のこころと新党大地は議席を確保できなかった。
無所属は23人が当選した。政府与党は来月1日に特別国会を召集、第4次安倍内閣を発足させる方針である。
安倍総理が「期待に応え結果を出すことに全力を尽くしていきたい」、山口代表は「ゆるみや驕りが出るのはまずい」、立憲民主党・枝野代表は「国民の声をいかにしっかり受け止められるか」、小池代表は「完敗と申し上げる」、共産党・志位委員長が「合意を守って総選挙を戦えば自公の多数を許す結果にならなかった」、日本維新の会・松井代表は「力不足」、社民党・吉田党首は「かなり影響を受けた」と述べた。
閉じる
安倍首相・最後の演説を秋葉原で行う
10月21日午後7時半頃、
秋葉原駅前広場で安倍首相が、今回の衆院選最後の立ち合い演説会を行った。
想定だが4千人ほどの聴衆者が集まったとみられる。
多くの聴衆者の反応は元気良く、何本も日の丸の国旗が振られていたのが印象的だった。
安倍首相も遊説の疲れを見せず、声を張り上げて政策を語っていた。
特に感心したのは、警備であった。...
全部読む
10月21日午後7時半頃、
秋葉原駅前広場で安倍首相が、今回の衆院選最後の立ち合い演説会を行った。
想定だが4千人ほどの聴衆者が集まったとみられる。
多くの聴衆者の反応は元気良く、何本も日の丸の国旗が振られていたのが印象的だった。
安倍首相も遊説の疲れを見せず、声を張り上げて政策を語っていた。
特に感心したのは、警備であった。
良く整理し、相当数の聴衆と駅前の通行人を区分けし、熱っぽい立ち合い演説会を整然とマネージした。
今回の衆院選はこれで、後は投開票を待つだけとなった。
閉じる
秋雨の錦糸町駅前に前原民進党代表と小池希望の党代表現れる(10月20日)
残り2日となった衆院選。
最後のお願いに前原民進党代表と小池希望の党代表が、
錦糸町駅前で立ち合い演説会を行った。
秋雨が降る肌寒いその場所で、両人は関係者と共に精一杯の演説を行った。
見るに、小池代表に寄せられていた、都知事選、都議会選の頃の熱い支持者の反応は消えていたように思える。
大荒れの衆院選・最後は投票日の繰り上げも(10月20日)
衆院選挙も後2日を残すだけとなった。
今回の選挙は、全てが大荒れであった。
解散も突然であったし、新党である「希望の党」を巡る動きも常軌を超える騒動となってしまった。
驚いたのは、野党第一党の民進党が事実上解党的な状態になってしまったことである。
更に、「立憲民主党」と呼ばれる新たな政党も産声を上げた。
その党首である枝野幸男氏が、降り注ぐ雨の中、19日19時頃JR秋葉原駅前で、演説を行った。...
全部読む
衆院選挙も後2日を残すだけとなった。
今回の選挙は、全てが大荒れであった。
解散も突然であったし、新党である「希望の党」を巡る動きも常軌を超える騒動となってしまった。
驚いたのは、野党第一党の民進党が事実上解党的な状態になってしまったことである。
更に、「立憲民主党」と呼ばれる新たな政党も産声を上げた。
その党首である枝野幸男氏が、降り注ぐ雨の中、19日19時頃JR秋葉原駅前で、演説を行った。
主催者発表3千人の聴衆が集まり、会場は異様な高まりを見せていた。
テレビ放送では、味わえない興奮がその現場にはあった。
だが、もう一つ大きな嵐がやってくる。
それは、大型台風21号である。
開票日の22日には、九州の南に達する見込みという。
その為、離島では、投票日を繰り上げるなど、異例の対応になる投票場所も出てくるという。
何事もなく今回の選挙が、無事終了することを祈らずにはいられない。
閉じる
「衆院選後の動き」内の検索