【中国情勢】
ホンジュラス大統領“中国と国交交渉を”(3月15日)
台湾と外交関係がある中米ホンジュラスのカストロ大統領は、SNSで「外相に対し中国と正式な関係を持つための交渉を指示した。これは世界各国との国境を広げるための私の決断だ」と投稿し、中国との国交の樹立に向けた交渉を開始するよう指示したことを明らかにした。
去年1月に就任したカストロ大統領は選挙期間中は中国と国交を結ぶと主張していたが、一転して就任式に合わせて台湾の副総統と面会し台湾との関係維持を望むという考えも示していた。
中国・全人代・新副首相など選出(3月12日)
中国の全人代・全国人民代表大会で、きょう、新しい副首相や閣僚などが選出された。
このうち筆頭副首相には、共産党の序列6位の丁薛祥政治局常務委員が、副首相の1人に国家発展改革委員会トップの何立峰主任が、いずれも賛成多数で選ばれた。 2人は、習近平国家主席が地方で勤務していたときの部下で、習主席の国内視察や外国訪問のほぼすべてに同行するなど、側近とされている。 習主席は党や軍に続き、政府の要職も関係の近い人物で固め、異例の3期目を本格的に始動させることになった。 中国・全人代・“習首席に近い”李強・新首相に (3月12日)
中国の全人代(全国人民代表大会)は2期10年務めた李克強首相の後任に、共産党序列2位の李強を賛成多数で選出した。
李強は江蘇省や上海市のトップなどを歴任したあと、去年10月の共産党大会を経て最高指導部の政治局常務委員に抜てきされた。 習近平国家主席が浙江省のトップを務めていた当時、省の幹部らの取りまとめを行う秘書長を務めるなど、習主席に近いとされている。 中国の首相は副首相を経験してから選出されるのが慣例だったが、李強は副首相を務めておらず、ゼロコロナ政策の影響などで停滞した経済をどう立て直すのか手腕が問われることになる。...
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イラン・サウジアラビア・外交関係正常化で合意・中国が仲介(3月11日)
イランとサウジアラビアの両政府は10日、中国を加えた3か国の共同声明を発表し、外交関係を正常化させ、互いの大使館を2か月以内に再開することで合意したと明らかにした。
両国は2016年に、サウジアラビアでイスラム教シーア派の指導者が処刑されたことをきっかけに、イランにあるサウジアラビア大使館が襲撃され、外交関係を断絶していた。 合意を仲介したのは中国で、両国の代表団は、今月6日から北京で協議を行っていたという。...
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中国・全人代・習首席・再選の見通し3期目へ(3月10日)
中国の北京で開かれている全人代はきょう全体会議を開き、共産党であらかじめ決められた人事案に沿って、習近平国家主席を再選する見通し。
5年前に憲法が改正され、2期10年と定めていた任期が撤廃されたことから、3期目入ることが可能になった。共産党トップ総書記として異例の3期目入りし中央軍事委員会の主席にも就任している。 習主席が国家主席に選出されれば、党、国家、軍の3つのトップの座を引き続き占めることになり、さらに、政府の要職に関係の近い人物を据えることで、権力の掌握を一層強める形になる。...
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