中間選挙後のウクライナ支援の行方(11月15日)
世論調査などをもとにした共和党が大勝ちし、赤い大波が起きるとのシナリオは民主党の踏ん張りによって、どうやらさざ波程度に収まりつつあるが、それでも議会下院では野党共和党が多数派を奪還する可能性がある。15日にもトランプ大統領が2024年の大統領選挙に向けて共和党から出馬表明すると見られている。
仮に下院で共和党が過半数を取った場合、ねじれ議会となり、バイデン政権にとっては、政権運営がこれまで以上に、やりづらくなることだけは間違いない。...
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世論調査などをもとにした共和党が大勝ちし、赤い大波が起きるとのシナリオは民主党の踏ん張りによって、どうやらさざ波程度に収まりつつあるが、それでも議会下院では野党共和党が多数派を奪還する可能性がある。15日にもトランプ大統領が2024年の大統領選挙に向けて共和党から出馬表明すると見られている。
仮に下院で共和党が過半数を取った場合、ねじれ議会となり、バイデン政権にとっては、政権運営がこれまで以上に、やりづらくなることだけは間違いない。バイデン政権にとってはバイデン大統領の息子・ハンターバイデンのウクライナ疑惑が再び俎上に乗る可能性が高く、下院民主党が主導して扱ってきた議会襲撃事件の幕引きが図られる公算が強い。この中でも特に世界的に影響が大きく、国際社会が注目している問題は米国のウクライナ支援の行方である。
米国のウクライナ支援は軍事援助と経済支援、財政支援などの非軍事的援助に分けられるが、これまで米国は189億ドルの軍事援助を行ってきた。さらに非軍事援助まで含めると米国は520億ドルもの援助を行ってきた。
共和党が下院で過半数を取った場合、民主主義国家のリーダーとして軍事援助についてはこれまで通り継続するものの、非軍事的援助については減らされる可能性が出ている。
その理由は、下院議長の候補として有力視されているケビンマッカーシー議員が、景気後退の最中にある米国は、国内をまず第一優先に考えるべきであり、ウクライナ支援については見直すべきであるとの強い考えを示しているからである。
ウクライナ支援の不足分400億ドル相当はどこかの国が負担することになるが、例えば、日本も円安・物価高・エネルギー不足で決して楽な状態ではないが、減らされた分の援助を補う存在としてドイツなどと共に目をつけられる可能性は非常に高い。
ウクライナ戦争の終焉が見えない中で、起こり得るシナリオとして日本は十分想定しておく必要がある。
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米中首脳会談・対話継続で合意(11月15日)
米国のバイデン大統領と中国の習近平国家主席による初めての対面での首脳会談がきのうインドネシアで行われた。
バイデン大統領は「競争が対立に近づくことを防ぐ責任を私たちは共有している」、習主席は「両国関係を健全で安定した発展の軌道に戻すことを期待している」と述べた。
米国側によると、今後ブリンケン国務長官が中国を訪問することでも合意。台湾情勢については、バイデン大統領は「一方的な現状変更に反対すると伝えた」とのこと。...
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米国のバイデン大統領と中国の習近平国家主席による初めての対面での首脳会談がきのうインドネシアで行われた。
バイデン大統領は「競争が対立に近づくことを防ぐ責任を私たちは共有している」、習主席は「両国関係を健全で安定した発展の軌道に戻すことを期待している」と述べた。
米国側によると、今後ブリンケン国務長官が中国を訪問することでも合意。台湾情勢については、バイデン大統領は「一方的な現状変更に反対すると伝えた」とのこと。
中国外務省によると習主席は越えてはならない一線だと強くけん制し、両首脳の主張は平行線をたどったものとみられる。
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米中首脳会談・日本時間午後6時から・対面では初(11月14日)
G20主要20か国の首脳会議が開かれるインドネシアのバリ島。ここで米国のバイデン大統領と中国の習近平国家主席が日本時間のきょう午後6時半から首脳会談を行う。
会談の目的についてバイデン政権の高官はきょう記者団に「安全保障や経済などさまざまな分野で対立する両国の首脳が互いに何を重視しているのかを確認し合う場にしたい」としている。そのうえで「バイデン大統領は対話を維持するだけでなく両国の高官が問題に取り組めるよう後押しするべきだと伝える」と述べ、今回の首脳会談をさらなる対話につなげるきっかけにしたいとの考えを示した。...
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G20主要20か国の首脳会議が開かれるインドネシアのバリ島。ここで米国のバイデン大統領と中国の習近平国家主席が日本時間のきょう午後6時半から首脳会談を行う。
会談の目的についてバイデン政権の高官はきょう記者団に「安全保障や経済などさまざまな分野で対立する両国の首脳が互いに何を重視しているのかを確認し合う場にしたい」としている。そのうえで「バイデン大統領は対話を維持するだけでなく両国の高官が問題に取り組めるよう後押しするべきだと伝える」と述べ、今回の首脳会談をさらなる対話につなげるきっかけにしたいとの考えを示した。
これに対し習主席としては台湾への関与をやめるようバイデン大統領に直接伝える一方、ゼロコロナ政策の影響などで経済の回復が遅れる中、関係がこれ以上悪化しないよう改善に向けた糸口も探ると見られる。
今回の会談ではウクライナ情勢や北朝鮮問題などについても意見が交わされる見通し。両国の間ではことし8月に米国のペロシ下院議長が台湾を訪問したことを受けて対話が滞っていて、会談を通じて両首脳がこうした状況の打開につなげられるのかが焦点。
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米国中間選挙・上院は民主党が多数派維持へ(11月13日)
開票開始から4日。米国の中間選挙で、ようやく連邦議会上院の大勢が判明した。ABCテレビは、8日に行われた中間選挙のうち、連邦議会上院の選挙で激戦となっていた西部ネバダ州で与党民主党の現職の当選が確実になり、民主党が上院で主導権を維持する見通しになったと伝えた。ABCテレビによると、民主党は、定数100議席の半数の50議席を確保する見通し。上院では、ハリス副大統領が議長を兼務しているため、民主党が事実上の多数派になる。...
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開票開始から4日。米国の中間選挙で、ようやく連邦議会上院の大勢が判明した。ABCテレビは、8日に行われた中間選挙のうち、連邦議会上院の選挙で激戦となっていた西部ネバダ州で与党民主党の現職の当選が確実になり、民主党が上院で主導権を維持する見通しになったと伝えた。ABCテレビによると、民主党は、定数100議席の半数の50議席を確保する見通し。上院では、ハリス副大統領が議長を兼務しているため、民主党が事実上の多数派になる。
一方、AP通信によると、下院では民主党、共和党いずれも過半数の218議席には届いておらず、開票開始から4日がたっても大勢は判明していない。上院で主導権を維持する見通しになったことについて、カンボジアを訪問中のバイデン大統領は「非常に満足している」と述べた。支持率が低迷する中、上下両院ともに共和党に多数派を奪われる事態は免れた形。
共和党のトランプ前大統領。開票開始直後は、「すばらしい夜だ」と述べていたが、上院の大勢判明についての反応は、今のところない。一方、ソーシャルメディアには、2年前の大統領選挙のあとを思い起こさせるような投稿をしている。自らが推す共和党候補の落選が確実になったアリゾナ州などで、不正があったと主張している。アリゾナ州では12日、トランプ氏の支持者らがデモを行い、選挙に不正があったと訴える姿も。今後、新たな混乱が生じることを懸念する声も出ている。
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バイデン大統領・G20で中国・習主席と会談へ(11月11日)
バイデン大統領は就任以来初めて、中国・習近平国家主席と会談する。
バイデン大統領はエジプト・カンボジア・インドネシアを訪問する予定。バリ島で開催されるG20首脳会議に合わせて習主席と会談する。
ロシア・プーチン大統領は、G20首脳会議を欠席する。
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