【米国バイデン政権】
“米国第一主義”転換・国際協調を重視(11月25日)
米国大統領選挙で勝利を宣言した民主党・バイデン前副大統領は政権発足に向けてトランプ大統領が掲げた米国第一主義の外交姿勢を転換し、国際協調を重視していく姿勢を鮮明にした。
来年1月の政権発足に向け、外交安全保障を担う閣僚や高官に起用する6人のメンバーと24日、記者会見した。
国務長官に指名するブリンケンについてはオバマ政権での実績を強調。ケリー元国務長官を気候変動問題を担当する大統領特使に起用することについては「気候変動と闘う決意を軽く見ないで欲しい」とコメントした。...
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米国大統領選挙で勝利を宣言した民主党・バイデン前副大統領は政権発足に向けてトランプ大統領が掲げた米国第一主義の外交姿勢を転換し、国際協調を重視していく姿勢を鮮明にした。
来年1月の政権発足に向け、外交安全保障を担う閣僚や高官に起用する6人のメンバーと24日、記者会見した。
国務長官に指名するブリンケンについてはオバマ政権での実績を強調。ケリー元国務長官を気候変動問題を担当する大統領特使に起用することについては「気候変動と闘う決意を軽く見ないで欲しい」とコメントした。
トランプ政権が離脱した温暖化対策の国際的な枠組みパリ協定に復帰し、この問題に全力で取り組む考えを示した。
トランプ大統領は感謝祭の祝日を前にホワイトハウスで行われた恒例行事に出席し、自国の利益を最優先する米国第一主義を続けるべきだという考えを改めて示した。
記者からは政権移行に向けてバイデンを招く考えがあるかどうかの質問が出たが、答えずに立ち去った。
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バイデン前副大統領・閣僚人事で会見(11月25日)
米国大統領選挙で勝利を宣言したバイデン元副大統領は、来年1月の政権発足に向け、外交・安全保障を担う閣僚・高官にオバマ政権で要職に就いていた6人を機用することを発表した。
国家情報長官に女性として初めてヘインズが起用された。
国土安全保障長官にマヨルカスを起用することなどを挙げ、多様性重視の人選だとアピールした。
国務長官に指名されるブリンケンは国際協調を強調した。
バイデンは経済、財政を担う閣僚の候補などを近く発表する見通しである。...
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米国大統領選挙で勝利を宣言したバイデン元副大統領は、来年1月の政権発足に向け、外交・安全保障を担う閣僚・高官にオバマ政権で要職に就いていた6人を機用することを発表した。
国家情報長官に女性として初めてヘインズが起用された。
国土安全保障長官にマヨルカスを起用することなどを挙げ、多様性重視の人選だとアピールした。
国務長官に指名されるブリンケンは国際協調を強調した。
バイデンは経済、財政を担う閣僚の候補などを近く発表する見通しである。
トランプ大統領はこれまでのところ選挙の敗北を認めていないが、バイデンの政権移行チームに資金の提供、業務の引き継ぎなどを認めたことを受け、バイデンは来年1月の政権発足に向けた準備を着実に進める姿勢を示しているとみられる。
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米国政府機関・バイデン前副大統領に「政権移行業務認める」通知(11月24日)
米国大統領選挙についてトランプ大統領が不正があったとして敗北を認めないなか、政権移行の手続きを担当する政府の一般調達局は民主党のバイデン前副大統領に対して政権移行に必要な資金の提供や引き継ぎ業務の実施を認めると通知した。
今回の大統領選挙では一般調達局が引き継ぎ業務の実施を認めていなかったため、バイデン前副大統領が安全保障に関わる機密情報の報告を受けられないなど、円滑な政権移行ができないと懸念する声があがっていた。
米国トランプ政権「領空開放条約」正式離脱(11月23日)
米国のトランプ政権は軍事活動の透明性を確保するためにロシアなどと結んでいた領空での偵察飛行を認める領空開放条約について、ロシアが取り決めを守っていないとして条約から正式に離脱した。
この条約は軍縮の検証などのため他国の偵察機が領空を飛行して監視することを認めるもので、米国とロシア、それにヨーロッパの主要国が冷戦終結後の1992年に署名し2002年に発効した。
しかし、米国はロシアが国境の上空などで偵察飛行を制限しているとして、ことし5月条約からの離脱を表明し22日、正式に離脱したと発表した。...
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米国のトランプ政権は軍事活動の透明性を確保するためにロシアなどと結んでいた領空での偵察飛行を認める領空開放条約について、ロシアが取り決めを守っていないとして条約から正式に離脱した。
この条約は軍縮の検証などのため他国の偵察機が領空を飛行して監視することを認めるもので、米国とロシア、それにヨーロッパの主要国が冷戦終結後の1992年に署名し2002年に発効した。
しかし、米国はロシアが国境の上空などで偵察飛行を制限しているとして、ことし5月条約からの離脱を表明し22日、正式に離脱したと発表した。
これについてロシア外務省は声明で「米国は条約を抜ける口実としてロシアを利用した」と非難したうえで条約に残る各国に対して今後、ロシア上空の偵察飛行で得た情報を米国に渡さないよう求めた。
上空からの監視を巡っては、偵察衛星の能力向上によって航空機での偵察の重要性は減っているとも指摘されているが、米国が条約から正式に離脱したことで新たな軍拡競争につながることを懸念する声も上がっている。
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米国ジョージア州・トランプ支持者・大統領選結果に抗議(11月22日)
米国大統領選挙で激戦州となったジョージア州が再集計の結果、民主党のバイデンの勝利を公式に認定したことに対し、トランプ大統領を支持する多くの人が州政府の庁舎前に集まり抗議した。
ジョージア州の庁舎の前。トランプ大統領の支持者らが「選挙を盗むな」と訴えている。今回の大統領選挙でジョージア州は両候補の得票率の差が僅かだったため票の再集計が行われ、州政府は20日、民主党のバイデンが勝利したことを公式な結果として認定した。...
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米国大統領選挙で激戦州となったジョージア州が再集計の結果、民主党のバイデンの勝利を公式に認定したことに対し、トランプ大統領を支持する多くの人が州政府の庁舎前に集まり抗議した。
ジョージア州の庁舎の前。トランプ大統領の支持者らが「選挙を盗むな」と訴えている。今回の大統領選挙でジョージア州は両候補の得票率の差が僅かだったため票の再集計が行われ、州政府は20日、民主党のバイデンが勝利したことを公式な結果として認定した。
これに対してトランプ大統領を支持する多くの人が州政府に抗議した。
一方、トランプ大統領に反対する人たちも盾を持って隊列を組み「大統領は結果を受け入れるべきだ」と主張していた。
また支持者と反対派の双方に自動小銃で武装した人の姿もあり、警察は2つのグループの間に入る形で衝突を防いでいた。
ジョージア州では大統領選挙と同時に行われた連邦議会上院の選挙で当選者が決まらず、来年1月に決選投票が行われることになった。
上院で多数派となる党を決めることにもなるため全米の注目を集めている。
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