イラン、革命防衛隊トップに対外強硬派を任命
『ル フィガロ』によると、革命防衛隊は、イラン革命直後の1979年に創設され、最高指導者の直接の権限の下で活動している。国際戦略研究所(IISS)によれば、隊員は約12万5千人おり、主な役割は、正規軍とは異なる「革命とその成果の保護」であるという。具体的には、警備や反体制派の取り締まり、弾道ミサイル開発、海外工作活動などを行っている。
新司令官として任命されたサラミ氏は、革命防衛隊に1981年に入隊し、副司令官を9年間担った。...
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『ル フィガロ』によると、革命防衛隊は、イラン革命直後の1979年に創設され、最高指導者の直接の権限の下で活動している。国際戦略研究所(IISS)によれば、隊員は約12万5千人おり、主な役割は、正規軍とは異なる「革命とその成果の保護」であるという。具体的には、警備や反体制派の取り締まり、弾道ミサイル開発、海外工作活動などを行っている。
新司令官として任命されたサラミ氏は、革命防衛隊に1981年に入隊し、副司令官を9年間担った。同氏はイラン‐イラク戦争のベテランであり、対外強硬派として知られている。
米国防総省の元アナリスト、マイケル・マルーフ氏は、『ロシアトゥデイ』で、次のようにコメントしている。今回強硬な新司令官が任命されたことは、「イランが米国との対立に備えていることを示唆している。」また、イランが「米国との対立に本腰を入れることを示唆している。私たちは対立の全く新しい段階に入る準備ができていると思う」。
今年2月、サラミ氏はイラン国営テレビIRINNの放送演説で、
「我々は我々の敵を破る。我々はそうすると決断した。我々には計画がある。我々は組織だっており、やる気に満ちている。我々は信仰を持っている。我々は殉教者である。我々はジハードを持っている。我々の国の刀はその鞘から引き抜かれている。 我々が彼らに決してやられないことを知るべきだ」と話している。
また、イランが「一箇所だけではなく、世界規模で敵と戦う準備をしている。我々の戦争はローカルな(一地域に限定された)戦争ではない。世界の大国を打ち負かす計画がある」とも語っていた。
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パリ、ノートルダム大聖堂炎上
フランス・パリ中心部にあるノートルダム大聖堂で15日午後7時前、大規模な火災が発生。
大聖堂周辺の通りには大勢の人が集まり、フランスの誇る歴史的建造物が炎に包まれる様子を見守った。涙を流す人、讃美歌を歌う人、祈ったりする人もいた。
『ル モンド』によると、大聖堂は15日夕方に燃え始め、約8時間後に消火が完了した。火災は、改装工事中の建物上部の足場から発生したという。消火作業には数百人の消防士が動員された。パリ消防当局の関係者によると、尖塔と屋根が崩落したものの、建物全体の構造は無事だという。
フランスの国民的文学作品、ヴィクトル・ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ」で有名なノートルダム大聖堂は、12世紀半ばから14世紀にかけて建立され、フランスのキリスト教会の中心的な地位にあり、現在は年間1300万人近くが訪れる世界的な観光名所でもある。...
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『ル モンド』によると、大聖堂は15日夕方に燃え始め、約8時間後に消火が完了した。火災は、改装工事中の建物上部の足場から発生したという。消火作業には数百人の消防士が動員された。パリ消防当局の関係者によると、尖塔と屋根が崩落したものの、建物全体の構造は無事だという。
フランスの国民的文学作品、ヴィクトル・ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ」で有名なノートルダム大聖堂は、12世紀半ばから14世紀にかけて建立され、フランスのキリスト教会の中心的な地位にあり、現在は年間1300万人近くが訪れる世界的な観光名所でもある。
『ル フィガロ』によると、マクロン大統領は国民へ向けた重要なテレビ演説を予定していたが、大聖堂火災のために急遽キャンセルした。そして、「すべてのカトリック教徒とすべてのフランス国民を思う。 フランスの全国民と同じように、自分たちの一部が燃えているこの光景を悲しく思う。」とツイッターで述べた。
現場を視察した同大統領はその後、「ノートルダム寺院は再建する」と発表。「最高の才能の持ち主たちを招いて再建する。それがフランス国民の望みだからだ」と述べた。
『ウエスト フランス』によると、フランス司教会議(CEF)のエリック・ド・ムーランボフォール(Eric de Moulins-Beaufort)新会長は、建物の修復には「何年もの作業が必要」になるだろうとコメントした。
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